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 権力者の街に暮らすのが、心のあるロボット達だ。心があったとしても暖かいわけではない。男の話を聞いて僕は思ったよ。心のあるロボットには眠りの世界の政治家気質を強く感じられる。

 ロボット達はやがて戦争を始めた。理由はお金を生み出すためだ。それ以外の思想は持ち合わせていない。

 この世界はロボット達が支配する前から五つの国に分かれていたそうだ。それぞれの国が開発したロボットに、それぞれの国が乗っ取られてしまった。と言い伝えられている。

 戦争のために軍人を作り、軍人のために恋人を作った。この世界を動かすための労働者の街には、心が芽生えなかったロボットが多く暮らしている。その中には軍人や恋人になれなかったごく僅かな弾かれた人間も混じっている。

 人型ロボットの体内は、外見だけではなくその中にもよく似せている。一見すると分からないように作られている。

 今では人間とロボットの区別は殆どつかないという。IDはただの番号だ。それだけでは区別がつかないこともある。イレギュラーな存在も受け入れてしまうのがロボットが犯した唯一の過ちだと男はいう。

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