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私の宝物を探して~返してよ?それは私のものだから!~  作者: 花月夜れん
後編

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おばけでた!?

 引っ越し蕎麦ならぬ、引っ越しパスタを食べたあとの昼下がり。

 至福の満腹タイムで眠気が――。


「さてと、昼食ったし、行くか? トレジャーハント」

「あ、えっとね……」


 実は昨日、考え事をしていたせいか、何度も目が覚めちゃって、その度にアルテの顔を見て、恥ずかしくて一人モジモジしていた。そこに、この満腹タイム。だから、とても、眠い。眠くなって、当然なのだけど……。


「今日はお休みにしない? 何だか眠たくて」


 私はあくびと目を擦る。


「そうか、ならたまには昼寝でもするか?」

「うん、お願いします」


 と、言ったのはいいのだけど、まさか、そんなことが待っていたなんて――――。


 今回は寝室があるらしくて、そこに移動した。


「アルテ?」

「何だ」

「これは……」


 目の前に大きなベッドがある。このサイズって二人で寝ることが出来ちゃうキングなサイズでは……。


「あの、――だな。さすがに俺も座りながらが辛くなってきて、……だな」


 う、そうだよね。ずっと、ベッドを占領してしまっていたし。


「その、無理にとは言わないが……俺もベッドに横になりたいんだ。何もしない。約束する」


 そういえば、アルテの目の下にほんのり熊さんがいらっしゃる気がする。

 無理させてたんだな。


「大丈夫。信じてる」


 私はこくりと頷いた。


「それじゃあ、もう、いいだろ」


 アルテの大きな体が目の前に近付いてくる。


「すまん、限界なんだ……」


 私達は新しい、大きなベッドに倒れこむ。


「いいよ、私も……限界」


 ぱたりと一緒に、お昼寝タイム。だいぶアルテも無理をしてたのかな。けっこうすぐに寝入ってしまった。

 私も目蓋が重いから、ゆっくりと目を閉じた。


 ◇


「あれ、新しい子だと思ったらなんだ、君かぁ」


 聞いたことがある声がして、私はパッと目を開けた。

 目の前に、真っ白い服を着た子どもが浮かんでいる。


 お、お、お、おばけ出たぁぁぁぁ!!


 私はこの日、驚きすぎると声が出なくなることを初めてしった。

 ん、でもまって? この人、よく見たら……。


「お久しぶり、元気だった? えりなちゃん」


 白い服の子どもが無邪気に笑う。

 聞いたことがあるわけだ。だって、ここに来ちゃった日、この腕輪をくれた神様(自称)だもの……。

 それじゃあ、アルテの言っていた、幽霊って、もしかしてこの神様だったの?!


「おーい、見えてるよね?」


 軽い感じに手を振ってくる。

 私はアルテを起こそうと横を見ると幸せそうな寝顔を見てしまった。これは、お、こ、せ、な、い!!


「見えてます。何でここにいるんですか? 神様」


 そっと上半身を起こし、私は小さな声で神様に聞いた。

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