第一章 11
先生に歴史をもっと勉強したいと話すと、ラミルが勉強する気になったと思って嬉しそうに数冊の本を見せてくれた、しかしどれも教科書として使っている本に書かれている内容と変わらず、これと言ってあまり役に立ちそうなものは無かった。
(あの本の方が聖戦士については詳しく書かれているし、内容もだいぶ違うね)
(健人、もしかしたら村の長老に聞けば、何かわかるかもしれないよ)
(村の長老?それじゃあ学校が終わったら、長老のところに行ってみよう)
授業が終わると急いでレイラを連れてサントへ戻り、村の長老を訪ねた。
「長老様、こんにちは」
「おお、ラミルか、儂の所へ来るとは珍しいな、どうかしたのか?」
「長老様、聖戦士様のことを教えてほしいのですが」
長老はわかりやすい言葉で話してくれたが学校で見た本に書かれていることとあまり変わらなかったし、4人を神の化身と言うなど作り話のように感じる箇所も多く、昔からの言い伝えを話しているのかもしれないと思った。
「儂の話しよりも詳しいことを知りたいなら、王宮の書庫に書かれた本があるはずじゃ」
「王宮ですか?」
「王宮にはたくさんの書物が保管されておる、儂も昔王宮に仕えていたときに、多くの書物を見て学んだものじゃ」
「そうですか、わかりました、ありがとうございました」




