表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
chocolate cosmos  作者: milk tea
3/3

Ⅰー3

そんなことを思いながらも、もうどうすることもできない僕は


いつもと同じように授業を受け、いつもと同じようにお昼ご飯を食べ


いつもと同じように家に帰る。


そう、きっと彼女たちからすると僕はただのクラスメイト。


よく漫画とかで言われる、モブ ってやつなんだろう。


悔しくないって言ったらうそになるけれど、この状況がうんと変わるような


ミラクルを起こすなんて僕には到底無理な話だ。


だからいいのだ。


僕は僕らしく。


日陰の人間は、おとなしく生活してればいいのだ。





―――――6月8日。


初夏と呼ばれるさわやかな季節。


なんてのも、主役たちが言えるセリフで


モブの僕にとっては、テニス部なんていう 外部 と呼ばれる


部活動に入ってしまったために、地獄を見ている。


暑い。爽やかだか何だか知らないけど


太陽が照りつける日差しの真下での部活動は地獄だ。


「はい、じゃあ15分間の休憩」


顧問の指示が聞こえた瞬間、僕は教室へと走っていった。


くっそー、日陰の人間は 外部なんて選ぶんじゃなかった


そう思いながら。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ