第3話 呪いの沼とカエルの合唱団 後編
4回目の投稿です
遅くなりましたが投稿します
活動報告で日曜日の予告をしていましたが間に合いませんでした
本当にすいません
拙い文章ですがよろしくお願いします
いつの間にか眠りこけていたようだが、ユキに起こされた。
あー、痛いから角で起こすの止めようね。あともう少し加減してね。また向こうに戻っちゃうからね。
欠伸をひとつ、かみころしながら周りを見渡すと
「ギョヘー何これ!?」
そこには俺とユキを中心にして、大小様々な大きさのグロガエルの集団が、2階の大広間に溢れるように俺とユキを囲んでいる。
そして俺の声に反応するように一斉に鳴き始めた。
「ケロッ ケロ ケロ ゲロゲーロ ケロ ケロ ゲロ ケロ ケロ」
うおっ、何これ広間に反響して大合唱に成ってるよ。かなり煩いです。
しかもあのゲロがイラッとするし、これは何かの音波攻撃ですか?
もう勘弁してください。
「バウ、バウ」
ユキが鳴き声をあげると、グロガエルたちが一斉に鳴きやみ頭をさげる。
それらをユキは胸を反らし、睥睨するかのように眺めまわして俺を見てきた。
なに、そのドヤ顔またですか。ウザイから止めて下さい。それにユキさんはモンスターをティムできるんですか。魔物使いの魔犬てのはどうなんですか。
ユキは俺の方に近づき角を合わせてイメージを送ってくる。
そのイメージは光輝く巨人な俺の前でひれ伏すカエルたち、場面が変わりお花畑でウッフキャキャする俺たち、また変わってワニもどきに食べらてるカエルたち、そして沼の周りでデッドコースターしてる俺達、そして光輝く塔を見上げるカエルたち、そしてお花畑で………………。
あのさあ。
真面目にやろうよユキさん、それじゃあ全然分かんないよ。それに変なのまじってるし。
その後、半日かけて途中にユキの集中力が無くなり、甘えてじゃれついてきたりしたけれど、大体はわかった。
カエルたちは、あのウォーターリザーに食べられ続けて個体数を減らし、種族が滅亡しそうになって、存亡をかけ決戦を挑もうとした時に、塔に俺達が現れた。
そして俺達も敵対してるようだし、強そうだし、一緒にやっつけませんかとお誘いにきたわけですか。
それでユキさんは、俺の前にカエル達を連れてきたり積極的なんですね。
何となく、こんな感じかなと、ふとユキを見るとカエルたちを前にして演説ぽい事してます。
それは何ですか。洗脳してるのですか。ユキさんが何か怖いから止めて下さい。
因みに、後でわかった事ですがユキさんは、クラスチェンジした時に、知性のあるモンスターと意思の疎通が、できるようになったみたいです。
お互いの言ってる事が何となくわかるそうです。俺は封印の関連でできないみたい。
レクターが言ってました。
カエルたちは、俺達がやりとりしてる間も、ユキが演説してる間も、ずっと身動きせず物音ひとつ立てず、俺達を見つめ続けている。
俺が右に動けば視線だけが、ついてくる。
なにこれ、怖いよ。どんなホラーだよ。
カエル達も必死なのわかるけど、怖いから止めてください。
俺は神オーラを纏い、徐に立ち上がり右手をあげ周りを見渡すと、ユキもカエル達も全ての者が俺に注目する。
ゴクリと喉を鳴らし皆に語りかける。
「我は、異界の魔神也。
汝らの願い聞き届けて、我等は汝らに力を貸すとする。我等が力を貸すからには、既に勝利は確実と知れ。決戦は2日後、心して懸かれ」
言葉はわからないと思うけど、一応神様だからカッコつけて言ってみました。
一瞬の間の後、広間は大歓声に、いや違った大合唱に包まれた。
後で知った話だがこの時、俺が神オーラを纏った事で初めて神の1柱だとわかったみたいで、あの大合唱になったようだ。
いや、だから煩いって勘弁して下さい。それにまたあの一匹が混じってるし。
ユキに言って、代表のカエルだけ残ってもらって、他のカエル達には帰ってもらう事にした。
「ガウ」
ユキが一声鳴くと、沼に向かって1列になり、きびきびと帰って行く。
どこの軍隊ですか。ユキさんは軍でも組織するつもりですか。貴女のめざすのは魔王ですか。怖いから止めて下さい。
で、何故かこいつがいる。
「ゲロゲーロ」
「お前かよ代表は!」
あっ、チェンジでお願いします。
わかってたけどね。最初にきたのがこいつだし、ユキも偉いさん連れてくるでしょう。
それで俺達は作戦について相談することにしたが、まず細かい打ち合わせができないので簡単な作戦しかできない。
まずはウォーターリザーの住処と日常の行動だな。それらを聞き出すのがまた大変だった。
だってこいつゲロゲロしか言わないから、もうグロガエル改めゲロガエルだな。
わかった事はウォーターリザーは、いつも沼の底に籠っていて、住処ははっきりとは、わからないらしい。
ただ何時も、朝と夕方には、食事の為沼の表面に上がって来るらしい。
いきなり俺達に連係して協同した作戦は、無理なので、その事も考えて作戦を詰めていき、作戦を決定した。
それは、彼らカエルたちの半数が追いたてるなり、囮になるなどして廃村に誘い込み、残り半数はウォーターリザーが、沼に戻ろうとするのを牽制してもらう。
そして俺達は廃村で待ち構える。
前もってユキに地形操作で、廃村の真ん中辺りに平地を造ってもらい、そこに落とし穴も造ってもらう。
奴の体長は5メートル程なので縦、横10メートル深さ20メートル程でいいだろう。
後は、俺達が奴を穴に追い込み落として、上からユキの火炎と俺の神矢で止めをさす。
う〜ん、完璧だ。俺って天才か、さすがだぜ。
しかし、これ説明するのに1日かかりました。言葉って大事だよね。最初に言葉を考えた人は、本当に凄いと思うよ。
後、囮とか言い出したのはゲロゲーロ氏からでした。奴を陸上に上げる方法はないか尋ねると、彼から言いだしました。精鋭を集め彼が先頭に立つそうです。
う〜ん、カエルたちの中ではイケメン系なのか。
でも途中、何度もイラついたけどな。因みに彼は族長だそうです。
まあ、こんなものだろう。
俺とユキは今から廃村に行って準備をする。
そして、そのまま待機して、カエルたちは明日の朝に作戦を決行してもらう。
彼らは水の玉を飛ばす魔法をつかえるらしいので、水の玉を上空に打ち出してもらい、それを合図とする。
あれだよね。いくらウォーターリザーが、チート臭くても陸上に上がってしまえば俺達の敵じゃないよね。
主にユキがって、俺は情けないよ……頑張ろう。
ユキの地形操作は、規模が大きくなるにしたがって時間がかかる。だから俺達は、先に廃村に向かう事にする。
俺とユキが廃村に向かって歩いていると、道の両側でカエル達がケロケロと合唱している。
俺達を激励してるのかね。
頼むぞとか、頑張れとか言ってるのかな。
ユキもバウバウ言って喜んでる。
本当に頑張るのはカエルたちだけど、命がけで誘き寄せないといけないからな。
意外といいやつらだな。
気持ちを高揚させ廃村に向かう。
廃村に着いて、まずまだ比較的に森の侵食が進んでない、沼に近い辺りに平地を造ってもらう。
「ユキ、まずはこの辺りを平地にしてもらうかな 。あっちの木からこっちの木まで平地にしてくれ」
そう言って沼から10メートル程離れた所から、奥に向かって100メートルまでの平地を円形に造ってもらう。
「バウ、バウ」
ユキが鳴き声をあげ前足を地面に叩きつけると、指示をしていた範囲が輝き振動して30分程たつと平地になった。
やはり戦闘中には使えないか。奴の真下に穴をあけすぐに埋めたらどうかと思ったが、時間がかかりすぎて駄目だな。やはり落とし穴作戦だな。
「う〜ん、地面は平地になったけどこれどうするよ」
そこには、大量の倒木と廃屋の廃材が転がっている。ユキが操作できるのは土属性だけで、木属性は駄目なんですね。
うっかりしてました。
今からこれ、かたずけるのかよ…………。
この後かたずけました。主にユキが…… 俺って本当に情けないわ…………トホホ。
「よし、後は落とし穴だな、底にもなにか仕掛けが必要だな」
ユキに指示をして、落とし穴の底に先を尖らした杭を、逆向きに土を固めて造ってもらい、穴の表面に薄い土でふたをする。
作業が全て終わった時は、既に夜半に差し掛かっていた。
「かなり時間がかかったが、なんとか終わったな。しかし良かったよユキは夜目がきくし、俺も神眼で暗くても見えて、戦いの事を考えると神オーラでポイントを使いたくないからな」
ふう、ひとつ息をはきユキを見ると何か不機嫌そうだ。
「ガウ、ガウ」
あーわかりました。
褒めてもらいたかったのね。
「ごめん、ごめん今回はユキちゃんが沢山、働いたからね、えらいよ。ユキちゃんはいつも可愛いね。そうだ、一緒にスイカでもどうですか?」
頭を撫でながらナンパするかのように誘ってみる。
「バウ、バウ」
おっ、機嫌がなおったみたいだな。
単純で良かったよ。ユキは少し脳筋娘なのかね。
少し失礼な事を考えながら果樹園に向かう。
果樹園で、寝ころぶユキに持たれながら一緒にスイカを食べる。
あっ、ユキさんさっきから尻尾が邪魔なんですけど、ユキが尻尾をふりふりぶつけてくる。
俺が一口食べようとすると、尻尾で邪魔をしてくる。
その度にバウ、バウ喜んでる。
本当に何が楽しいのかね。
ふとスイカの木を見ると、枝の上からジジジとカブトがこちらをうかがっている。
「キング、お前もこっちで一緒に食べるか?」
キングは俺がかってに名付けた。
だってカブトだよ昆虫の王様だよ。カッケーよ、男の子の憧れだよ。クワガタがいいって言う奴もいるが、断然俺はカブトだよ。小学生の頃よく山にとりにいったなあ。
俺はスイカを半分に割り少し離れたとこに置いておく。
するとカブトはこっちに飛んできてスイカを食べ始めた。
近くで見るとやはりカッケーな、あれに乗って空とか飛べたら楽しいだろうな。
「あーそれと、朝になったら沼の方で派手な戦闘があるから、どっか他所に避難をした方がいいぞ」
わからないだろうけど一応、言っとかないとね迷惑をかけると思うからね。
さすがにユキも昆虫とは会話できないみたい。
そして朝も近くなってきたので、決戦の場に向かう事にした。
キングはあの後、どこかに飛んで行った。他所に避難でもしにいったのかね。
俺達はユキが造った広場の、塔とは反対側にある廃屋の陰に隠れて、沼の方をうかがっていると
「おっ、あれか!」
こちらから見て、塔を挟んで向こう側に水の玉が 上空に打ち上げられ弾けるのが見えた。
あれは俗に言うウォーターボールだな。
だいぶ離れてるが大丈夫なのか。
合図の後、たまにどこかで水飛沫があがるだけであまり変化がない。カエル達は水中で戦っているのか姿が見えない。
何がおきてるのかさっぱりわからん。
ジリジリと焦る気持ちをおさえ、ユキの首筋に腕をのばす。
ユキも緊張してるのか何度も体を震わせる。
そうしていると、塔から伸びる道のかなりこちらよりの場所に数匹のカエルが這い上がり、沼に向かってウォーターボールを打ち出だしている。
すると水飛沫を上げて沼からウォーターリザーが現れた。
慌ててカエル達は反対側の沼に飛び込むと、今度は岸辺に数匹のカエルが現れウォーターボールを放つ。
ウォーターリザーに当たってはいるが、首を振るだけで今度は岸辺のカエル向かって行く。
おーなかなかやるじゃないか。
数匹のグループを作って交互に攻撃して、此方に引っ張って来てるようだ。
しかし、殆どダメージはないようだな。
カエルたちは、ウォーターボールを放ちながら此方にやって来る。
ウォーターリザーもそれにつられたように向かって来る。
おっゲロゲーロもいるぞ。
カエル達が落とし穴の上を通りすぎたあたりで俺達も出る事にする。
「ユキ、行くぞ」
「バウ」
俺はユキの背中に跨がり陰から飛び出した。
カエル達は俺とユキを見つけると、ほっとしたように此方に飛び跳ねて来た。
「あとは任せてゆっくり休んで良いぞ」
とりあえず神矢100を撃ち込み様子を見る。
あれっ、はじかれたよ。
ウォーターリザーは背中で神矢を弾き此方に視線を向け
「キシャァァー」
威嚇してきた。
「ガウガア、グルゥー」
それに反応してユキが吠えながら飛び出そうとするのを宥める。
「ユキ、まだだ奴が穴に落ちるまで待て」
だがウォーターリザーは何かに気付いたかのように沼の方に戻ろうとする。
「ちっ、まずいあと数メートルで穴に落ちるのに」
俺が叫ぶと、同時に沼から100匹以上のカエルたちが現れ、ウォーターボールを続けざまに放つ。
「おっ、スゲエなあれならいけるか」
だが同じ水属性のせいかダメージもなく、弾幕の中押されながらもジリジリと沼の方に近ずいて行く。
これはまずいな。仕方ないな、俺はユキから降りてユキに指示をする。
「ユキ、できれば穴の方に押し込み落としてしまえ。俺は後方から支援する」
「ガウウ」
一声吠えると怒り狂ったように駆け出す。
まあユキの仇だからわかるけど少し不安だな。
ユキがウォーターリザーに近ずくと、カエル達もウォーターボールを止めて見守る体勢にはいった。
ユキは一気に近ずき背後からウォーターリザーの首に一撃をいれようとするが、ウォーターリザーは尻尾で迎撃してくる。
浅くユキの爪がはいるが、尻尾ではじき飛ばされ転がされる。
そこに背中の棘を飛ばしてくるが、ユキは転がりながらかわし立ち上がると火炎を吐くと、ウォーターリザーは水のブレスを吐いてこれを相殺する。
そしてお互いをにらみ合う。
やはり手強いな。こいつはもしかしてユキと五分五分じゃないのか。
「ユキ、腹だ、奴の腹をねらってみろ」
「ガウ」
一声鳴き、前足を地面に叩きつける。
するとウォーターリザーの腹の下の地面が、輝き土の槍がとびだすが、数瞬の時間差のため横に転がりかわす。
「今だ 神矢1000」
ウォーターリザーが横に転がり見せた腹に向かって神矢1000を撃ち込む。
「どうだ、これはきいただろ」
ウォーターリザーの腹に直撃し辺りに血を撒き散らすが、傷口から黒い霧のようなものが漂いゆっくりと回復していく。
「うそだろ、なんてチートな野郎だ。ユキ、今のうちに落とし穴に押しこんじまえ」
「ガウ」
一声吠えると、ウォーターリザーに突進して穴の方に押し込んで行く。
あと3メートル、あと2メートル、あと1メートル、あと少し…………。
「あともう少しだったのに踏みとどまりやがった」
ウォーターリザーは全身から黒い霧をだし、まるでパワーアップしたかのように力を増し、逆に押し返しはじめた。
「おいおい、まじかよどこまでチートなんだよ」
仕方ない最後の止めようにとってたポイントを使うしかないか。
そう考えてた時に、ジジジと鳴きながら空から援軍がやってきた。何故か、キングが10匹程の仲間を連れてやって来たのだ。
キング達は口から酸のような液体を、ウォーターリザーの目に吐き出し、角を先にして突撃した。
ウォーターリザーは目を潰され傷みに怯んだ所を、ユキとキング達に穴の上に押し込まれた。
ちっ、今度は落とし穴のふたが厚すぎたのか落ちない。
「ユキ!」
俺が叫ぶと、ユキが前足を地面に叩きつける。
すると痛みで暴れるウォーターリザーの足元の地面が輝き、キング達が、しばらく空中でウォーターリザーが移動しないように牽制すると、突然足元の地面が崩落し、ウォーターリザーもろとも落ちた。
偶然にも連携ができたようで助かったよ。
急いで穴の側に寄って穴の底を見ると、土槍が何本かは折れたようだが3本はしっかりと突き刺さっていて、特に1本は首を貫通している。
さすがに、これは致命傷だな。
ウォーターリザーは最早虫の息のようだ。
「早く楽にしてやろう」
ユキにそう言うと、俺とユキは止めをいれる。
俺はウォーターリザーに右手を向け
「神矢2000」
そう言って首に向けて光の矢を放つと、ウォーターリザーの首を断ち切った。
そしてユキは炭になるまで火炎を吐き続けた。
「ふう、終ったな」
そして右手の拳を天に向かって差し上げて
「俺たちの勝利だ!」
勝利宣言を叫んだ。
「ケロケロケロゲロケロケロケロ」
カエルたちの大合唱が鳴り響く。
「ふう、こいつはかなりチートだったな。普通に戦っていたら俺達の方がやばかった」
そう言いながらウォーターリザーを見ると、ウォーターリザーの全身から漂いでていた黒い霧が上空に昇って行き集まり、丸いグネグネ動く塊になり上空を1周すると何処かに飛んで行った。
「なんだ、今のは」
今のは何処かで見たような気がするが。
ふと周りを見渡すと皆が集まって来ていた。
カエル達には怪我をしている者が沢山いるが、ケロケロ嬉しそうだ。
キング達もなぜ来たのかわからないが、少し怪我をしているようだ。
皆を俺の周りに集め神オーラを使う。
たしか癒しのオーラだったよな。
すると皆の怪我を光が優しく包み回復させていく。
後はユキに穴を埋めてもらい、敵だったが冥福を祈り目を閉じ手を合わせる。
そして目をあけると、何故か皆が目をキラキラさせている。何かを期待するように。
これはあれですか。
ユキが皆に変な事言ったのではないですか。
そう思いステータスを見るとスキルの祝福が点滅している。
ユキさん貴女が皆を洗脳したでしょう。
「えー皆さん本当に祝福を受けたいのですか? 俺の眷属になりたいですか?」
「ケロ、ゲロ、ケロ、ジジジ」
あれ、いつの間にかキング達も混じってるぞ。
いいのかな、大丈夫ですかね。
もういいや、まとめて祝福しちゃえ。ポイントたりるかな。
「我が魔神への忠誠に報いるため、汝らに魔神の祝福を与えん」
辺り一面が光輝き光の粒子となり皆を包んで行く。
「バウ、バウ」
「あーユキちゃんは前に祝福をしたからね今回はなしです」
「ガウ、ガウ」
「怒ったの、でも無理だから仕方ないよ。ほらユキちゃんはいまのままで可愛いからね。後でまたスイカでも一緒に食べる」
「バウ、バウ」
ユキを撫でながらそんな事を言ってると、皆の粒子が弾けて姿を現すようだ。
おや、ユキは寝てたのに皆は起きてるようですね。
そして姿を現した皆を見ると
なっ、カッパ?河童が現れた。
なぜ?
カエルが河童になってるよ。
それにカブトは特撮ヒーローもどきになってるよ。
なんじゃこりゃ!
あと河童達の後ろに1匹変なの混じってるよ。何か魚みたいのがいるよ。
俺が驚き固まっていると、先頭にいた太っちょの河童が一歩前に進み出て
「ゲロゲーロ、神王陛下に我々は絶対の忠誠をゲロ誓う事をここに約しますゲロ」
「ケロケロケロジジジケロジジジケロ」
皆の大合唱がおきた。
うっ、まだゲロゲロ言ってるよ。河童になってもまだゲロゲロなんだ。
それに言葉の混じってるゲロはパワーアップしてイライラさせるんですけど、何とかしてください。
ってあれ今、日本語を喋ってなかったか?
「もしもし、今何か喋ってましたか?」
「ゲロゲーロ、神王陛下のゲロおかげをもちましてゲロ神言語をゲロ習得いたしましたゲーロ」
あー鬱陶しいわ、パワーアップしてるわ。
チェンジでお願いします。
神言語って日本語の事か、まあたしかに俺の喋ってる言葉は日本語だけどさ、あれまてよ転生してから会話したのは初めてだよ。
うわー、初めて会話したのがゲロゲーロさんですか。
ちょっ、勘弁して下さいよもう。
「初めての会話がゲロゲーロとかありえないよ。やっぱり初めては美人の女神様とかさ、可愛いヒロインが登場したりとかしないの!」
思わず心の中が声にでて叫んでいました。
はっ、後ろから何かツンツンしてくる。
振り返るとユキが角でツンツンしてくる。
痛いからそれ本当に痛いからそれ以上やると戻っちゃうから痛いって。
何故かユキちゃんが怒ってますよ。
そしてユキが俺を背中に投げあげて突然走り出す。
これはまさかの
「ギャー危ないってうー気持ちわるくなってきた」
ユキは無限コースターに突入した。
次回
カエル男とナマズ男
ゲロゲーロ
次回はゲロ私が異世界のゲロ説明をするでゲロ
次回もお楽しみに