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人生楽してたのしむ転生のススメ  作者: U
プロローグ
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はじまり






 

 ドン、と石槌を打ちつけたような音がした。

 

 はっとして顔を上げる。

 そこは、廊下だった。

 無機質な蛍光灯が並ぶ古ぼけたビルの一隅。灰色の壁際に沿って置かれた五脚のパイプ椅子、その一つに私は座っているのだった。

 

 「次の方、どうぞ」

 

 そこで私は初めて目の前の扉に気付き、立ち上がった。おかしなことだった。もう随分長い間、ここに座っていたような気がするのに、この扉を目にするのは初めてだと感じたのだから。

 けれど私は、それをおかしいと思うこともなく、ただ、握ったドアノブが「生ぬるいな」と考えていた。







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