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⑺『俺の小説は、破綻小説』

⑺『俺の小説は、破綻小説』



破綻小説としての、カテゴライズをしようとしても、何分、俺が一種の先駆者的なものだったら、破綻小説は破綻派、と呼ぶしかないだろう。無論、それで良い、ただ、俺はどうだろう、破綻小説に意味を見出せないで居る。



破綻小説よ、俺はお前をどう扱えば良い。俺の小説は、これまで順調だったじゃないか、と思うのだが、いやしかし、どこかで既に破綻していたんだろうと思い返す。そうなんだ、そして、この小説から、この後、破綻後の再生が行われる。



難しいことじゃないんだ、闇から闇へと移動する中で、その最中、光を保持して、闇を照らしてやれば良いのだ。そうすれば、俺は救抜されるだろう。破綻小説だったからこそ、その先を見ようとするのは、極、当たり前のことなのである。

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