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不明の新星

ある日突然、異世界へ通じるゲートが開き、触れると特殊能力が得られる結晶が見つかる。

冴えない主人公がゲート内で迷ってしまう。

ひょんなことから最強能力を手に入れ、

主人公は世界征服を目論む!?

四条ギルドマスター。ファイヤーギルドの証言に矛盾はありません。

おそらく、本当に炎の結晶だけでギルドマスターの腹に穴を作り、それを修復したというのは本当だと思います。」

渦雷ギルドは不可解な事件が起きたため結晶機関から依頼を受け、捜査しに来た。


四条よじょう宗一郎そういちろう

渦雷ギルドのギルドマスターで数少ない渦雷の結晶の持ち主である。

炎の結晶と渦雷の結晶の2つの能力を持ったダブルクリスタラーと言われている。

普通はギルドマスターは出向かないが結晶機関からの依頼という異例の事態に四条も駆けつけた。



「こんにちは。ギルドマスター。

その時の状況を詳しく聞かせてもらえませんか?」

四条がファイヤーギルドのギルドマスターに聞く。


「あぁ、いきなりファイヤーギルドの事務所に来て、騒いでいたんだ。

だから俺が相手してやると言った。

そしたらこのザマだ。」

ファイヤーギルドのギルドマスターが言う。


「なるほど。

しかし、炎の結晶は体に穴が開くほどの威力を持っていない。

穴があく前に体が燃え尽きるだろう。

それに、傷を回復させる能力なんて聞いたことがない。」

四条が言う。


「で、でも、本当なんだ!!

急に来てどっか行っちまったんだ。」

ファイヤーギルドのギルドマスターは言う。


「分かりました。

その人物の特徴を教えてください。」

四条が言う。


ファイヤーギルドのギルドマスターは、今日喧嘩を売ってきた人物の特徴を教える。


「おい!

この特徴を結晶機関、各民間ギルドに連絡し、見つけ次第報告するように伝えろ!」

四条が部下に言う。










結晶機関に高ランクの民間ギルドのギルドマスターが収集された。

数十人の高ランクギルドのギルドマスターが集まるのは異例のことだった。



「ファイヤーギルドからの情報だ。

弱小ギルドが注目されたかっただけじゃあないか?」

派手な男がが言う。


「いや、それはないでしょう。

ファイヤーギルドは今までそんなことはしなかった。

それに私が調査した感じでは、嘘をついているようには見えなかった。」

四条が言う。


「まあ、ホントかウソかは置いといて、問題はそんな能力を持っているヤツが正体不明ってこと。

高火力の炎に、大怪我の完治。

明らかに異常よ。

是非私のギルドに欲しいわね。

これって最初に契約を取り付けたギルドが貰っていいのかしら?」

小綺麗な女が少し笑いながら言う。


「まあ、細かい点は皆さんに任せるそうです。

結晶機関はその男の正体を明らかにしたいだけでしょう。」

四条が言う。


そこで集会は解散となった。

高ランクギルドは即戦力となる正体不明の男を求めて動き出した。

あの大男は、ファイヤーギルドのギルドマスターでした。

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