武器調達
超高位魔族の攻撃がないまま時間が過ぎ、政府の対策もあまり進んでいなかった。
いつかあの魔族が攻めてくるかもしれないという不安を感じつつ天空魔法学校の生徒は学校生活を過ごしていた。
そして、何事もないまま卒業の時が来た。
ミレアは学校を卒業したことで寮生活を終え、約4年ぶりに現実世界に帰ることにした。
あの時、京平にもらった地図を参考に洞窟を進み、スムーズに現実世界の入り口へと到着した。
「あぁ、なっつかしいッ。全然変わってないじゃん!」
ミレアはそう言いながら可憐ギルドに向かった。
久しぶりだったため、少し緊張していたが勇気を振り絞って可憐ギルドに入る。
そこにはタイミングが良かったのか京平がいた。
「お久しぶりです、京平さん。」
ミレアが微笑みながらそう言う。
「どのくらいぶりだっけ?」
京平は尋ねた。
「入学以来なので、もう4年ぶりですね。おかげさまで、無事に魔法学校を卒業できました。」
ミレアは穏やかに答える。
「全然変わってないですね。」
懐かしさを噛み締め、ミレアは微笑みながら言う。
「まあね。ゲート内とここでは時間がズレてるから、俺からしたらまだ数時間しか経ってないんだけどね。
だから、たぶん同い年だよ。」
京平が言う。
「えぇ!そうなんですか?ゲートって全部…?」
ミレアが聞く。
「うん、まあ程度は違うけど全部時間がズレてると思う。」
京平は言う。
その後、朱音にも会い、軽く話してから京平の家に行った。
「ミレアの家を決めなきゃなあ。」
京平がそう呟く。
「あの、その前に頼みがあるんだけど。」
ミレアが言う。
同い年になったからか京平には親近感が湧く。
「何?」
京平が聞く。
「超高位魔族がでたんだよ。あっちの世界に。
だから、ちょっと手伝ってほしくって。」
ミレアが言う。
「そっか。どのくらい強いの?」
京平が言う。
「この世のものとは思えないほど。」
ミレアが言う。
「そうか。じゃあ、完全武装でいくか。
よし!そうと決まれば310番ゲートに行ってくる。」
京平が言う。
「じゃあ、お前は先に1番ゲートに行ってくれる?」
京平が言う。
「わ、わかった。」
ミレアが答える。
京平は310番ゲートに向かった。
その後、軍事基地へと行き、新たなスリーテンを手に入れられないか模索した。
京平が過去の英雄であることと京平が大量の結晶を寄付したことで魔法結晶の研究が30年早まったと評価され、巨大人型兵器の供給を許可された。
魔法結晶の研究が進み、人工魔法結晶の製造が開始された。
魔法結晶は、通常の物質とは異なる粒子を基盤として構成されている。この粒子は、正四面体の頂点とその重心に配置され、特殊な結晶構造を形成する。
この配置が結晶の性質を決定する。
人工的な魔法結晶の製造
魔法結晶を構成する粒子を分離・抽出する。
既存の魔法結晶を分解し、粒子の特性を解析することで、適切な条件下での再構成を試みる。
抽出した粒子を、正四面体の頂点および内部の重心に配置する。
特定の魔力を持つ場を作り、正四面体構造が連続的に成長するよう誘導する。
成長速度や密度を調整することで、異なる特性の魔法結晶を製造可能。
京平は軍事基地の格納庫に足を踏み入れた。そこにはプロトタイプの新型スリーテンが鎮座していた。
この機体は従来型と同様に周囲のエネルギーを集める方式を採用している。
新たにオフライン自己進化型コンピューターが搭載されており、戦闘のたびに最適な戦術を学習・強化できる。これにより、京平の指示がなくとも、状況に応じた行動が可能になっていた。
京平はコックピットに乗り込み、機体を起動させる。
システム起動。魔法結晶、安定稼働中。エネルギー収束
機体内部のディスプレイには、魔力供給率や戦闘シミュレーション結果が次々と表示される。
京平はスリーテンを操り、軍事基地を離れ、現実世界へと向かった。




