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気ままに生きる

ある日突然、異世界へ通じるゲートが開き、触れると特殊能力が得られる結晶が見つかる。

冴えない主人公がゲート内で迷ってしまう。

ひょんなことから最強能力を手に入れ、

主人公は世界征服を目論む!?

京平と朱音は、高級レストランの個室にいた。

京平が可憐ギルドから抜けるのが不安なのだ。


「京平、今回の件でより一層有名になっちゃったね」

朱音は、ワインを軽く揺らしながら言った。


「まぁ、そりゃ1000匹一瞬で片付けりゃな」

京平は気にした様子もなく料理を口に運んだ。


「結晶機関からの命令、無視して大丈夫?」


「別に。俺の力は俺のもんだしな。

教える義務ないでしょ?」


朱音は少し考え込むようにグラスを置くと、京平をじっと見つめた。


「ねぇ、京平。今後も可憐ギルドにいてくれるよね?」


「ん? まさか天下ギルドに行くとか思ってんのか?」


「それはないでしょ! でも……他のギルドが黙ってるとは思えないし、結晶機関も動き出してる。京平ほどの力があれば、どこからも引き抜きの話が来るのは当然だよ」


朱音の表情は、普段の余裕のあるリーダーのものではなく、どこか不安げだった。


「ま、俺がどこに行こうと自由だろ」


「そ、そうだけど……!」


朱音は身を乗り出し、京平の目をしっかりと見た。


「お願い、京平。そ、そうだ、可憐ギルドの指導係をやってくれない? 不定期でもいいから」

朱音は前から頼もうとしていたことを思い出し言う。


「指導係?」


「そう。京平が教えてくれたら、ギルド全体のレベルも上がるし、可憐ギルドにとっても大きな戦力の維持になるから。」


「つまり、俺を繋ぎ止めたいってことか」


朱音はバツが悪そうに目を逸らした。


「……うん」


京平は少し考えた後、ため息をついて肩をすくめた。


「まぁ、たまに顔出すくらいならいいか」


「本当!? やった!」


朱音は嬉しそうに笑い、勢いよくワインを飲んだ。


「でも、そんなに俺に残ってほしいなら、もっと良い条件提示してもいいんじゃないか?」


「えっ?」


「例えば、今日の飯、奢りとか?」


朱音は一瞬驚いたあと、クスッと笑った。


「……いいよ。今日は私の奢り!」


「よし、それなら高いの頼もうかな」


「ちょっと!? ほどほどにしてよね!」


こうして、京平は可憐ギルドの指導係を引き受けることになった。






1週間後、京平は可憐ギルドの指導に赴いた。

指導員がいるから細かいことを教えてもらってと朱音に言われていた。


「こんちゃー」

京平が言うと目の前にあの時の女がいた。

数秒かかってからなんとか名前を思い出した。


「守谷真奈美だっけ?

研修のとき一緒だった。」

京平が聞く。


「あ、あの時のってあんただったの?…ですか?」

守谷は狼狽して言う。


「別にあの時の態度なんて気にしてないから。

心配しないで。」

京平が言う。


「いや、”あの時”って言ってる時点で気にしてると思うんですが…」

守谷が言う。


「俺も指導員だから俺の分の雑用してくれたら許してあげる。」

京平がウインクしながら言う。


「わかった、、、わかりました。」

守谷が言う。


「タメ口でいいよ。」

京平が言う。


その後、京平守谷と協力して指導員として活動した。

守谷は最初こそ希望に満ちていたがいつまでたっても初級ランクから昇格できず、自分の才能のなさにうんざりした。そのため、可憐ギルドの指導員に落ち着いた。


京平が他のギルドに行く気なんか全くありません。

他のギルドに行くのなんて面倒だと思っているので。

面白がって朱音をからかってるだけです。

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