第2話横浜基地
(タイトル変更しました)
横浜基地《神奈川》
(あれ!父さんだ!おーい!)
(久しぶりだな?ちゃんとお母さんのゆう事聞いてたか?)
あれは、演習から帰ってきたのか
(微笑ましいですな、悠希様)
(あぁこんな世の中だ、家族がいるのは良いことだ。芹沢さん今日は迎えいりませんので)
(はい。分かりました。)
横浜基地、確か前は横須賀基地と呼ばれていたかな?
元は米軍と自衛隊の共同基地だったが東京事変の際被害を被るのを避けたいアメリカ政府の意向で在日米軍はすべて装備すら残して日本から完全撤退したから
日本政府は再建した海軍の本部にするために改装したって話だけな?
(それは第3倉庫に持っていってくれ、そっちの小火器はトラックに積んでくれ頼んだ、、、一条殿!)
(やぁ久しぶりだな、最後に会ったのは半月前か?どうだ久しぶり地に足をついた感想は?)
(人間は地に足をつけないと生きていけないってことが身に沁みましたね、オホーツク海は波がひどいので。)
(そうかそう…か…あ…)
(ごきげんよう陸軍大臣殿そしてさよなら)シュン!
今自分の首元に軍刀を向けている白髪の軍服を着た華奢な女性は海軍大臣で日本の英雄九条水咲
そして今なぜ軍刀を向けられているのかとゆうと演習で海軍大臣が居ない間に旧式の駆逐艦3隻を無断に処分したからである…
(はぁ…水咲殿刀を下ろしてあげてください…お気持ちもわかりますけど。あの3隻はもう旧式で先月のマゼラン海峡沖海戦で中破しており今後3年以内に退役予定だったのですから、、、)
(.....ほらな?水咲、坂本中将のゆう通りあの3隻は3年以内に退役予定だったんだだから陸軍としてあの3隻を中小国に売って新型の戦車90両を導入し…た)ゲシッ
(はぁ…今日のところは坂本中将に免じてここまでにしますが、次やったら市ヶ谷が火の海になると思ってください)ニッコ
(大丈夫ですか?一条殿きれいな膝蹴りを食らってましたけど…)
(あぁ.....大丈夫です…これくらいでへこたれたら国家級になってませんよ。)
流石になんの連絡もなく無断に旧式とはいえ駆逐艦を3隻も売ったら軍刀を向けられて当然か…
(そういえば坂本中将、少しばかり時間はあるかな?少々打ち合わせをしたい事案があるんだが)
(分かりました。では私の執務室にいきましょう)
執務室《横浜基地》
(すみません散らかっていて、なにか飲み物はいりますか?確かコーヒーか紅茶があるはずですが)
(じゃ紅茶をもらおうかな?)
(はいじゃ作りますね、でどうしたんですか?私が演習に行っているうちにありましたか?)
(あぁ先日特務機関からの報告によるとフランスの亡命政府が設置されているフランス領ギアナで独立の機運が強まっているらしくてな、陸軍の強硬派は独立勢力を支援するそうだ。しかもこれは確定事項らしい)
(やはり強硬派は仕掛けてきましたか、さすがに予想はできましたが独立勢力の支援が一条殿の許可なく決定事項なるとは…)
(この国では陸軍大臣の許可がなくても上級将校が許可さえすれば軍事行動や軍事支援ができるらしい…今やこの国においては陸軍大臣の立場は上級将校よりも下らしい)
(…ですがなるほど。もしギアナで独立戦争が起き独立勢力が勝利すればフランスの亡命政府は崩壊するでしょね。前から亡命政府内での対立が特務機関から報告を受けていましたから。ですが、それは…)
(あぁもし独立勢力が勝利すれば、また由緒ある国家が消えるだろな…)
(…そう…ですか…)
しかたない…明日は我が身なんだ、今後100年日本を残すために我々は今はまだ陸軍内での対立を深めるような真似をしない、
それが由緒ある国家の消滅であってもだ
(…あと2つほど準備して欲しいことがあるんだが頼んでいいか?)
(?別に大丈夫ですよ。)
(まず関東方面軍を臨戦体制に移行して、戦車もヘリもすぐ動かせるように準備して欲しい。二つ目なんだが特務機関に「作戦S号を開始せよ」と要請してくれ)
(分かりました。そのくらいならお安い御用ですが、急に関東方面軍を臨戦体制に移行する必要がありましたけ?しかも作戦S号とは?)
(あぁそれは明後日説明する、では頼んだ、、あと紅茶旨かったよではまた)バタンッ
(…この国に未来はあるんだろうか…政治は腐敗していてなんとか現首相と各大臣が腐敗を正そうとしてはいるが力不足が否めない、軍は陸海で対立していて陸軍においては陸軍大臣派、強硬派、過激派と3派閥で内輪揉めしている…もしも今魔物が全面攻勢を開始してきたときこの国はいくら戦えるだろうか…?)
今回は自分的にうまく書けたかなって思ってます!