待ち遠しい日
テオくんが屋敷に来て早くも4年が過ぎた。
テオくんは、というと。
「アイリ姉さん。雷がなっているよ!」
「ちょ、ちょっとテオくん!?もう14歳だよね!?」
するとテオくんはコクコク頷く。
テオくんは全く変わっていなかった。
テオくんは枕を隣に並べると、こちらへ向かってくる。そしてアイリをぎゅっと抱きしめた。
「結婚できるまであと少しだね。」
テオくんは耳元で囁く。
「あ、あのね、姉弟は結婚できないんじゃないかな?」
「何言ってるの、アイリ姉さん。僕はただの同居人だよ?」
「え…?」
「まだお義母様に認められてないからね。戸籍も別になってるの、知ってた?」
「そう…なの?」
知らなかった…。
そう言えば原作で出てきたテオドールは『ローゼン』ではなく、最初に預けられていた『リグルド』の性を名乗っていた。まあ、他の家を転々としていた設定だったからかもしれないけど。
と言うことは、結婚は本当に可能なのだ。
…………っ!!///
思わず顔が真っ赤になってしまう。
それを見たテオくんは「まあ、結婚したらテオドール・ローゼンになるけど」なんて言っている。
テオくんって、こういう恥ずかしいセリフをサラッと言うようなタイプじゃなかったと思うんだけど。
でも、こういうテオくんも好き。と思ってしまう私はかなり重症者だろう。




