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テオくんの苦手なもの

一つ分かったことがある。

テオくんは雷が苦手らしい。


ある時、テオくんが一向に部屋を訪ねてこないので、たまにはと思ってテオくんの部屋に行くと布団を被って丸くなっていた。


「テオくん!!??」

「ア、アイリ姉さん………」


彼は涙でぐっしょり濡れた顔を上げる。


「何があったの?誰かに何かされた?」


すると、そこでピカッと光り雷が鳴る。


「ひゃぁあああ!!!」


テオくんはアイリにガッチリと抱きつく。


あれ?これってもしかして…。

雷が苦手なのでは?


「大丈夫だよ。部屋の中にいるから安全だよ。」

「で、でも……屋敷に落ちたら死んじゃうって…。ぼ、僕は、純血じゃないから、神様が守ってくれないってぇ……」


ん?

なんか変なこと吹き込まれてないか?


「大丈夫だよ。家には『避雷針』がついてるからね。」

「なんですか、それ。」

「避雷針?」


テオくんはこくんと頷く。


「避雷針は屋敷に雷が落ちても地面に電気を流してくれるの。だから屋敷に落ちても死なないよ。大丈夫。」

「ほんと?」

「うん。それと、テオくんは何があっても大丈夫。私が守ってあげるから。」


テオくんは、わあーっと泣き出す。

そして泣き疲れてそのまま眠ってしまった。


アイリはテオくんの涙をそっと拭いて、優しく頭をなでた。

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