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勉強会1

「アイリ姉さん、わからないところがあって…」


最近よくテオくんが質問をしに部屋を訪ねてくる。

テオくんは呑み込みが早く、応用も効くから私なんかに聞かなくてもいい気がするんだけど。


まあ、何しろテオくんに会えると言うだけで幸せな時間なのでアイリ的にはこの時間が楽しみなんだけど。


「え、えっと、あと、それから……ほかには、あ、これは?」

「あ、ここはね。」


答え終わると少し寂しそうな表情に見えた。

気のせいだろうか…?

私がテオくんと少しでも一緒に居たいから都合よく解釈しているのかもしれない。もっと一緒にいたいけど勉強を頑張っているから邪魔したくないし。


「…ありがとうございました。お忙しいのに邪魔しちゃってすみません。」

「ううん。テオくん、良かったら一緒に勉強しない?」


部屋を出ようとするテオくんに思わず声をかける。自分のことながら、名案だ。

すると、テオくんは瞳を輝かせて、元気よく返事をした。


「今、勉強する道具を持ってきます!!!」

廊下をパタパタと駆けていく。


ものすごく可愛いんですけど!?

ああ、今日も推しが尊いです。


本当に漫画のアイリは損してる。こんなに可愛らしい義弟ができたというのに。

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