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異世界転生〜神の能力少しだけ使えます〜  作者: ★わくわく★
第3章 テオドール学園編①
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第64話 試験


 試験当日。

 初日は筆記試験。


 歴史•国語•算数•魔法•戦術

 どれもドライカの街の図書館で勉強したものばかり。

 8歳にしては難しい問題だけど、国中から集まってくるんだ。明確に順位をつけるのなら難しくても当たり前か。


 ちなみに受験人数1000人を超えていた。

 この中で合格者は100人か。


 早く問題を解き終えたルーベンは鑑定を使い。

 気になる子を探す。

 宝探しみたいで面白い。


 王都まで来るだけあって普段見ている子よりも適正値が高いな…当たり前か。中には低い子もいるが…それも少数だ。

 

 適正値はCが多い。Bがちらほら。Aは確認出来る範囲にはいない…か。

 他の場所でも筆記試験はあるならな。

 あの子は光属性持ちか。あの子もだ。

 こう見ると結構いるな。適正値は高くないけど。


 闇属性は……いないか。

 アナ様が言ってたしな…確かフロムの世界に闇属性の適正持ちは100人程しかいないって言ってたしな。

 先輩の中にいないかなぁ闇属性持ち。

 いままで闇属性持ちには会ったことがない。  


 そうしているうちに筆記試験は終わった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「ルーベンどうだった?ちなみに私は余裕だったわ。」

 なんか懐かしな。テストが終わったら聞いてくるこの感じ。


 「凄い自信だね。僕も大丈夫かな。ナタリーはどうだった?」


 「ありがとう。ルーベンのおかげで教えてもらった所がいっぱい出てきたよ。」


 良かった。ナタリーには苦労したからな。

 これで筆記は皆大丈夫そうだな。


 「よーし。明日は実技だし。ここ最近、勉強三昧だったからな。散歩がてら、美味しいお菓子屋さんにでも行こうか。どうせフラン姉さんから教えてもらってるんでしょ?」


 喜ぶ2人。

 「やったぁー。やっと行ける。お菓子!お菓子!」

 甘い物は疲れに効くし、僕も食べてみたいからね。

 あとは明日の実技だけだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


 2日目


 実技試験会場。

 午前中は適正事に分かれて同じ適正の試験官と戦う。

 それを見て採点し成績を決めるそうだ。


 ルーベンは剣術、アモは弓術、ナタリーは拳術で、それぞれ試験を受ける。


 剣術の適正持ちが1番多い為、ルーベンの順番はまだ先。

 2人の試験を観ることにした。


 まずはナタリーの番。

 学園が用意したメリケンサックのような物を拳に装着している。確かに武器でも優劣が出るから、同じ武器を使って試験するのは公平でいいと思う。


 対する相手は、身なりからして冒険者の人だろう。

 この時期は試験官として雇うと言っていたし。

 鑑定した所、冒険者の拳術もC。ナタリーと同じだ。

 結果がどうなるのか楽しみだな。

 

 まず動くのはナタリー。

 さっそく歯車ギアナックルを使っている。

 前もって試合で使うスキルを説明すれば使えるらしい。

 魔法は禁止だけど。


 冒険者の人もナタリーの早くて力強い動きに慌てているな。

 それに逆に型にとらわれていない、時折見せる独特の動きも悩ませているようだ。

 僕も何回か組手をしたけど、やっかいだったからな。

 まぁ1人では限界がありレベルも伸びにくいだろうし。今後、師匠は必要になるけれど。

 

 そんな事を考えていると、ナタリーがギアを1段上げた。

 

 「セカンドギア!!」

 

 勝負はついたな。

 ファーストで互角だったのだから。


 「勝負あり。」


 審判が止めに入る。

 どうやら拳の寸止めで、終わったようだ。

 セカンドに上げて一瞬だったな。

 


 心配はしていなかったけれど。改めてナタリーの規格外の強さと才能に驚くルーベンだった。


 周りの人達も驚いているな。

 次はアモの番か。


 ヤドリギの弓は使えないぞ。

 





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