第2話 初めての魔法
いきなりですが、どうも私は異世界に転生しました。
最初に見た光景は無事に産まれたことを喜ぶ父と思われる男性と母と思われる女性の顔。なんといっても2人ともかなりの美男美女。
顔立ちは、地球でいうとヨーロッパあたりか?
髪の色も金髪だし…父と母がこの顔なら自分も将来有望なのでは?早く自分の顔を見てみたいものだ。
そんなことを考えていると何やら父と母が喋りかけてくるのだが、やはり分からない!言葉がひとつも分からない。
あー。やめてくれ父よ。いくら美男でもキスは女性とがいいわ。しかし…そうか。言葉か…そうだよなぁ。
それから1週間が経った。
最初は恥ずかしさの連続でしたよ…なんといってもトイレね。これはいつになっても慣れない。早く自由に動けるようになりたいもんだ。
この1週間で分かったことと言えば家族の名前ぐらいだ。
父 ロキ•アートルド
母 アンネ•アートルド
長男 グルーガ•アートルド
長女 フラン•アートルド
次男 マルク•アートルド
そして私、三男のルーベン•アートルドだ。名前だけでも分かって良しとしよう。
本当赤ちゃんの体は不便で、することもないのでまずは神の目の能力を使ってみたよ。
これは確かに便利な能力だと思う。
知りたい物でも人でも神の目を使おうとすると、名前が横に浮かんで見えたのだから……でも文字が読めん。
アナ様が言っていた詳しい解析とかは文字数的に名前だけだと思うから、まだ出来ないみたいだけど。成長が楽しみだ。
やはりまずは言葉を覚えるのが先だろうと考え。喋りかけてくる単語を覚えている。少ししか理解出来ないが、言葉に関しては徐々になんとかなるだろう。
そして次はなんといっても魔法だ。
まずは魔力を感じられるようになるまで3日ほどかかった。そして魔力は自在に動かせることが分かってきた。
それから1人になった時に魔法を試してみた。
雷属性はなしにして、まずは分かりやすそうな土属性から試してみた。
魔力を体の外に放出しながら土をイメージしてみる。すると目の前に少量の土が出来上がる。
(やった!出来た!)
(でもこの土…どうしよ。)
カツ、カツ、カツ、足音が聞こえてきた。
(まずい、どうしよう。こうなったら。えい!)
そのまま床に土をばら撒いた。
母が部屋に入ってきて少量の土が床にばら撒いていることに気づいて首を傾げる。そして怒りながら部屋からいなくなった。
すると兄2人と姉1人が母親と一緒に部屋に入ってきた。
怒りながら土を指差してなにか喋っている母親。
たぶん兄弟の誰かがやったのだろうと思っているのだろう。すまない。兄弟達よ。
ゴン!!あっ兄の2人が頭に良いゲンコツ貰った。
初めて魔法を成功した日。ルーベンは、成長したらこの借りは必ず返すと神に誓うのであった。




