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異世界転生〜神の能力少しだけ使えます〜  作者: ★わくわく★
第1章 ドライカの街①

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第26話 ロキ対ブラッドウルフ2


 ルーベンはブラッドウルフを視界に捉えて鑑定を使用した。


 (鑑定!!)

 

 名前   ー

 種族   ブラッドウルフ

 状態   手術オペ強化 魔物操作(魔道具)

 武器   ー

 魔法   ー

 魔力量  110/430

 スキル  けもの刻印こくいん 身体強化(中) 魔力爪マジッククロー 

 称号   なし


 「な!?ペンスさん!!ブラッドウルフを調べたらとんでもないことが!!ブラッドウルフは、おそらく誰かの手によって無理矢理強化され…そして魔道具によって操作されています。」


 「それは本当で?」


 「間違いありません。魔道具で魔物を操れるものなんですか?」


 「………聞いたことはありませんね。それにもう戦いが始まります。どの道ブラッドウルフは倒さないとダメなんです。今は隊長を信じましょう。」


 「それも…そうですね。」


 「ルー坊。この話しは、私達だけに!!私もスキルも使い周りを警戒します。ルー坊は何かあった時に、すぐ魔法を発動出来るように準備を。」

 

 「はい。」


 (ここに来て。まさかの第三者の介入を知るとは……嫌な予感がする……父上。ご無事で。)



 


 一方で両者は………


 ブラッドウルフは戦闘体制に入る。

 ロキも中段に剣を構える。


 ……戦いが始まる。


 お互いの考えは一致していた。

 相手の実力は分かっている。

 腹の探り合いは無用…それなら、ここは最初から全力で。



 ロキは自身のスキルをすべてを発動する。

 「身体強化(中)•剣術(大)•火剣!!」

 身体強化と剣術のスキルによる身体能力の大幅な向上。2つのバフをかけ、更に火剣で自身の剣に火を纏わせる。

 これが剣豪の称号を持つロキの最大火力。


 一方ブラッドウルフは

 身体強化(中)•魔力爪マジッククローを発動する。

 魔力爪マジッククローには最大限の魔力を込めた。


 両者同時に地を蹴った。


 ドンッ!!


 火剣と魔力爪マジッククローが衝突する。

 

 その結果に驚いたのはブラッドウルフの方だった。

 魔力爪マジッククローを切り裂いたのだから。

 


 ブラッドウルフも黙ってはいない。力でダメなら、手数で勝負と言わんばかりに両手の魔力爪マジッククローで凄まじい攻撃を仕掛ける。


 それでもロキは一撃も攻撃を貰わない。

 受け止めていなし。紙一重で避けては、カウンターを仕掛ける。


 一連の攻防を見ていた者達は、剣豪の称号を持った意味を知る。

 一撃でも食らったら死に直結する攻撃をあの手数、あの距離、あのスピードで迫ってくるのだ。

 それをすべて対処する。普通じゃない……


 全員が剣豪ロキに見とれていた。


 


 そして戦いの終了は静かに訪れた。

 

 

 ブラッドウルフが攻撃を止め……しゃがみ込み…頭を静かに差し出した。

 体に致命傷はなけれど、無数の傷。

 限界だった……それならば意識がある内に……その剣術で…。


 その意図を察したロキは

 「敵ながら見事。苦しまぬよう一太刀で……。」


 

 パチパチパチ!

 ブラッドウルフのすぐ後ろに黒い穴が出現。

 するとそこから突然、白衣を着た男が出て来た。


 「いやぁ〜面白い事になっているので見に来ちゃいましたヨ。流石は剣豪様だ。いいデータが取れて私は満足ですヨ。」


 「誰だ?貴様は?」


 「これから死ぬのに名乗る意味はないですヨ。それよりも…このダメ犬が!ドンッ!私が手術オペしてあげたというのに!ドンッ!村ひとつも落とせないとわ!ドン!」

 「しかも自ら命を差し出すとは……これは私の美学に反するんですが。」

 

 白衣の男がブラッドウルフに手をかざす。

 「手術オペ強化!!さらにこれは(魔道具)は回収ですね。」

 

 ルーベンは叫んだ。

 「父上ー!!ブラッドウルフは魔道具で操られていました。真の犯人は、おそらくそいつです。」




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