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異世界転生〜神の能力少しだけ使えます〜  作者: ★わくわく★
第1章 ドライカの街①

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第18話 驚愕

 

 ロキ達先行部隊が魔物をひきつけ。

 一方ルーベン達後方部隊はエナ村の門に迫ろうとしていた。


 「ドライカ騎士団副隊長ペンスである!!援軍に参った。門を開けよ。」


 「はい!!」


 「よし。これまで良く耐えてくれた。もう大丈夫だ。医療班はすぐに怪我人の元へ。そこの者案内を頼む。あとは各自作戦通りに!!行くぞ!!……ルー坊行きますよ。」


 「はい。ペンスさん。」


 急ぎ被害の多い村の西側に向かった。

 


 「倒しても倒しても数が減ってる気がしねぇ。みんな体力も集中力もなくなってきてる……休まず戦いっぱなしだ無理もねぇー。このままじゃ塀も崩され村の中に魔物がなだれ込むのも時間の………ん?あれは?」

 1人の冒険者が見慣れない鎧を着た者を目に捉える。


 

 「援軍です。ドライカ騎士団援軍に参りました。」


 「ありがてぇ……が。しかし申し訳ない。ここが1番魔物が多いんだ5人程増えた所で……もう少し数を回してくれねぇか?」


 「話しはあとです!!ルー坊!!」

 「はい。ペンスさん!!」


 『土壁サンドウォール!!』


 2人とも地面に手をかざし魔法名を唱えた!!


 ゴゴゴゴッ!!!

 地面から土の壁が元々の塀の外側に出来上がっていく。

 元の塀よりも頑丈で高さもある。

 

 それを見ていた村人、冒険者達は驚いた。なによりもその長さに。しかも高さ厚さも申し分ない。

 5メートルはあろうかと思う壁は、村の一辺を一斉に囲ったのだ。

 子供も1人近くに居たのだが、そんな事は誰も気にも止めず、援軍に来た騎士を皆見つめるのであった。


 


 少し時を遡る


 村の西側に向かう最中。ルーベンはペンスにある事を提案する。


 「ペンスさん。おそらく状況は最悪かと。着いたらすぐに土壁サンドウォールを唱えます。まずは村人の安全を確保しましょう。」


 「それには私も賛成だが、範囲、高さ、厚さはどうする。中途半端な物だと逆効果になりかねん。」

 

 「それは大丈夫です。父上はペンスさんと一緒にと言いましたが、ペンスさんにはこれから魔物と戦闘もあります。なので魔力は戦闘に使って下さい。」


 「大丈夫って。ルー坊ひとりでか……どのぐらいを想定してるんですかい?」


 「そうですね。高さは5メートル、厚さは……2メートル。長さは西側全部って感じで。ニコッ。」


 「は?いや冗談は……ふざけるのは…や」


 「ふざけていません!!父上と一緒で僕も出来る事しか言いませんよ?」


 (隊長が口を濁し、隠そうとしていたから相当な魔力量だと想定していたが……そんな事出来るとしたら千や二千……人類での最高値をゆうに超えることになるぞ?)

 「分かりましたよ。でも西側全部はやめときましょう。被害はここだけじゃないんです。」


 「いえ。村すべてを今言った高さ厚さで囲います。大丈夫いけるはずです。」


 「はぁ?………もう何も言いませんよ。分かりましたぜ。ルー坊を信じます。無理ならすぐ言ってくださいよ。」

 

 「はい。」





 時間は戻り


 いつも発動するように、手を地面にかざす。

 「土壁サンドウォール!!」


 私は信じるとルー坊に言ったが、少しだけ疑ってもいた。

 どんどん壁が出来上がっていく。

 (…………うん。)

 (確かに村の西側一帯を囲うと言ったが……本当にやってみせた。これは…予想を遥かに超えた。500メートルはあろう距離、これからのことを考えずに私の全魔力を使っても50メートルがやっとだろう。)


 この時ペンスはルーベンの事を末恐ろしいと思うと同時に、ルーベンの事を良く知っているので、この力を持つのがルーベンで良かったと心から思うのだった。




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