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異世界転生〜神の能力少しだけ使えます〜  作者: ★わくわく★
第1章 ドライカの街①

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第15話 初めての医療

 

 わたしは勇気を出して外に出た。

 すると警備をしていた人に声をかけられる。


 「どうしたんだい?危ないから子供は中にいなさい。」


 「わたし……」

 (言うんだ。言うんだ。)

 「わたしも村の為に戦います。怪我人はどこにいますか?わたし回復魔法を使えます。お願いします。」

 

 「なに?それは本当か?それなら……よし来なさい。案内する。」


 こうして、わたしの戦いが幕をあけた。


 名前   アモ•レーベン 

 種族   人族 5歳

 武器   弓(A) E

 魔法   火(C) E

      風(C) E

      光(S) D

 魔力量  280/280

 スキル  なし

 称号   なし


 案内された場所。

 いつもは村の集会に使っている建物だった。


 「1番奥に先生がいる。ついてきなさい。」


 「はい。」


 中に入ると多くの怪我人が目に入る。

 軽傷者らしく村の女性達が手当てをしている。


 さらに奥に進むと。


 そこには村で唯一のお医者さんをしている、おじいさんが怪我人を治療している姿が見えてきた。

 村の人にも先生と呼ばれ、何度か、わたしも診てもらったことがある。


 すると、ある光景がアモの目に入ってくる。

 怪我人の太ももが抉られており、一目で重傷者だと分かる。


 「先生。ある少女を連れて来ました。この子は回復魔法が使えます。怪我人を診たいとの事です。」


 「はい。アモと言います。回復魔法を使えます。ここで治療を手伝いたいです。お願いします。」

 

 「子供の来る所ではない。帰りなさい。」

 先生は一瞬目を見開いたが、幼い姿のアモを見て断りを入れた。


 「いやです。わたしもみんなと一緒に戦います。お願いします。」

 一歩も引く事なくアモは先生の事を、力強い目で見つめる。


 (ふっ。治療を戦うときたか。それに…この子の目。凄い決意を感じる。冗談で言っている訳ではないんだろうな。)

 「そこまで言うなら、お願いするかの。猫の手も借りたい所じゃ!時間がおしい頼むぞアモ。ワシもサポートしよう。」


 「はい。お願いします。」


 「では、さっそくだが魔法の準備をしてくれ。この者の足の治療を再開する。」


 (止血と消毒……完了。)

 「よし。これなら…では頼んだぞアモよ。」

 (果たしてこの子の力はどれほどか……噂には聞いていた。高い光属性の適正値と魔力量を持つと。おそらく人生で初めての治療だろう。医療には最悪の場合、死が付き纏う。この子はまだ若い。トラウマにだけはしちゃいかん。ワシも医者のはしくれ、光属性持ちとの治療は何度も経験しとる。)


 「はい。スーッ。『ヒール』!!」

 まばゆい白い光が傷口に収束していく。

 (よし。今度はちゃんと発動した。)


 「気を抜くではない!あと魔法の効果範囲も若干広く。」


 「はい。」


 

 〜半刻後〜


 「ふ〜先生。どうでしょうか?」


 「よし。これでひとまずこの者の治療は完了じゃ。ひと月もあれば変わらず動けるようになるだろうて。良く頑張ったの凄いぞアモよ。」


 「冒険者も引退して、自分の足で歩けないと覚悟してました。ありがとうございます。先生。」

 泣きながら、お礼の言葉を述べる冒険者。


 「フム。礼を言うならこの子にしてやってくれんか?ワシはサポートしたに過ぎぬ。この子の力がなければお主の言った通りになっていたじゃろうて。」


 「確かアモちゃんって言ったね?……本当にありがとう。ありがとう。ありがとう。本当に…感謝する。」


 初めての治療行為。正直あまり記憶がない。

 それ程に必死だったから。

 そしてお礼を何度も言われた。

 食堂で言われるお礼とは違う…なんか心が暖かくなる。


 「いえ。そんな……わたしなんて必死で必死で先生のサポートがあったからで……でも良かったです。力になれて。」


 「ホッホッ。」


 それから何人もの怪我人を先生達と一緒に治療した。


 早くこの戦いが終わることを願いながら。




 ※補足※

 回復薬には、小•中•大とありますが、体力の回復ならびに主に切り傷、打撲、骨折等に効果があります。単純にそれぞれ効き目が違うと思ってください。なので傷の具合を自分で判断して飲む人が一般的です。

 回復薬小•中なら冒険者はもちろん。一般の人でも所持してます。この時エナ村には回復薬小•中しかありませんでした。


 ヒールの効果

 体力の回復はしませんが、切り傷、打撲、骨折等の怪我はもちろん。魔法の効果で細胞を刺激して、肉を抉られても少しなら再生も可能です。手を生やしたりは出来ません。

 命ある者なら人以外にも使用出来ます。

 あとは、風邪なんかにも効果がありますね。


 熟練度があがり魔法レベルが高ければ治療のスピード範囲が単純に増加します。怪我を一瞬で治すなんてことも出来るかもしれませんね。

 


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