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クラスカースト最底辺だった私が、魔王となって勇者を圧倒するまで。

作者: ゆす

 頭の中で声がした。

 知らない誰かを私は魔王さまと呼ぶことにした。


--

 クラスカースト最底辺であることを自覚しているJKが、魔王となり幸せな日常を取り戻すまでの物語。

 絶望した。

 この世界は、私にだけ優しくない。


 私の名前は『小鳥遊たかなしことり』。高校二年生。

 クラスカースト最底辺であることを自覚している女子である。


 両親を早くに亡くし、天涯孤独の身の上となった。

 特殊な家庭環境や暗い性格、醜い容姿を理由にして、世界は私を嘲笑い、虐げ続けた。


 誰も私を助けてくれない。

 皆が談笑しているなか、私だけが蚊帳の外にいる。



 金曜日の夕方。

 昼が夜に移り変わる頃。

 私は五階建ての雑居ビルの屋上に侵入し、金網のフェンスを乗り越えた。

 足元を見下ろすと、冷たい灰色のコンクリート敷きの地面が見えた。


 遠くには、薄暗くなりつつある街並みが見渡せた。

 黄昏どきの青い空が朱色に移り変わりつつあるグラデーションは、私に何の感動も与えなかった。


 私は、この世界に必要とされていない。

 私は、この世界に存在している理由も無い。


 生暖かい風が吹いている。

 私は、新たな世界に旅立つため、虚空にその第一歩を踏み出した。


『自ら死を望むか。ならばその身体、貰い受けよう』


 大禍時おおまがとき

 逢魔時おうまがときとも人は言う。


 昼と夜の移り変わる薄暗い夕暮れの時刻に、私は一度死んで、そして生まれ変わった。


--


 私の名前は『小鳥遊たかなしことり』。

 高校二年生の女子である。


 気が付くと、自宅のベットに寝転がっていた。


 とてもリアルな夢を見ていたような気がする。

 五階建ての雑居ビルの屋上から飛び降りて、コンクリートの地面に墜落したような気分だった。


 のろのろと起き上がって鏡を見ると、知らない女が映っていた。

 私であって、私ではない。

 しかも、なぜか全裸だった。


 ストレスでがさがさだった肌は滑らかで、目の下のくまも消えている。

 目はぱっちりとしていて、桜色の唇もぷるぷるだった。

 濡れたワカメのようだった頭髪はつやつやのさらさら。

 腰回りの弛んだ脂肪は消えて無くなり、かすかに腹筋が透けて見えるほどに痩せていた。


 なんだこれ?


『ようやく起きたか』


 私の頭の中で声がした。

 誰かが、私に話しかけてきた。


「だ、誰!?」

『我は、この世界とは違う次元、遠い世界からやって来た。いわゆる異世界からの来訪者だ』


 異世界って?

 ラノベかおとぎ話だろうか?


「私に、何の用なの?」

『お前に出会ったのはただの偶然。お前は一度死に、我がその身体を貰い受けたのだ』


「私が、一度死んだ?」

 屋上から眺めた、黄昏どきの街の風景がフラッシュバックした。


『覚えていないのか? お前は、高所から落下した衝撃で生命活動が停止した。我は、新陳代謝を活性化させて、肉体の損傷を修復した。ついでに不要な老廃物を排出して肉体を最高品質に調整した』


「私を、助けてくれたの?」

『この身体の所有権は我に有る。ゆえに、肉体の修復は己のためにやった事だ』


「その結果が、これ?」

 鏡の中に、別人のようにスリムになった私が映っている。


『損傷した肉体の再構築には大量のリソースが必要だ。全身に蓄えていた脂肪を消費するだけは賄えない。不足している栄養素を、火急的速やかに大量に摂取する必要がある』


 そのとき、空腹を訴えるかのようにお腹が大きな音をたてて鳴いた。


『しばらく身体の主導権をお前に預ける。健康な肉体を維持するため、必要な栄養素を毎日充分にバランス良く摂取するのだ』


 あなたは、私のお母さんか? そう思うと少し笑えた。


「その前に、何か服を着てもいい?」

『好きにしろ。この身体の健康を維持するのはお前の仕事だ』


--


 朝食を食べながら気が付いたことがあった。


 食事がとても美味しい。

 昨日までの食事は、砂を噛んで泥水を飲んだような味だと思えた。


 その他の五感も鋭くなった。

 どこかで度の強い眼鏡を無くしたが、視界がハッキリとしていて困らない。


 そして、テレビをつけて驚いた。

 今日は、月曜日だった。


 そういえば、金曜の夕方からの記憶無い。

 土日を寝て過ごしてしまったのだろうか。


「あの。もしもーし。聞こえている?」

 どう呼びかけて良いかわからないので、天井を見上げて話しかけてみた。


『何か、用か?』

「あなたのこと、なんて呼んだら良いのかな? 名前が無いと話しかけづらいんだけど?」


『我は、お前だ。声に出さなくても聞こえている。名前は、好きに呼べばいい』

「好きに呼べって、言われても」


 ご主人さま。は、なんだか夫婦みたいで恥ずかしい。


「あぁ、そうだ。では、魔王さまと」

『我が、魔王だと?』


 なんだかしっくりときた。

 あなたは、ご主人様というより、魔王さまという感じがする。


「魔王さま。これから私は、何をしたら良いのでしょうか?」

『しばらくは、いつもどおりに生活をして身体の回復に努めよ』


「今日は、学校に行っても良いのかな?」

『好きにしろ。小鳥遊ことりよ。魔王として命じる。お前は「学校」とやらに行き、日常生活を謳歌するのだ』


「はい。魔王さまの仰せのままに」

 この魔王さまは意外とノリがいい。


 私、この魔王さまとは、気が合うかもしれない。


--


 学校指定の制服を身に付けて、一人暮らしの自宅を出た。


 私は、頭部を強打したせいで、記憶の一部が失われたらしい。

 『何か』を忘れているような自覚があるので、注意をしなければならない。


 とりあえず、通学路に居る全く可愛くない大型犬の事は記憶している。

 近くを通りかかるたびに執拗に吠えるので、いつも嫌な気分になっていた。


 今朝も私を見つけると、その大型犬は敵意をむき出しに吠え始めた。


 あぁ、うるさい。

 この犬は、私に何か恨みでもあるのだろうか。

 少し、いらいらしてきた。


 ちょっとだけ、暗い感情があふれ出した。

『あなたなんて、本当に死ねばいいのに』


 すると突然、その大型犬はしっぽを丸めて大人しくなった。


 おや? 急にどうしたのだろうか。

 いつもの元気はどうしたの?


 心配になって観察すると、その大型犬は何かに怯えているように地面に伏せた。

 今日は、体調が悪いのかな?


 まぁ、自分に対して吠えてこないのならそれでいい。

 そう考えて、学校に向かった。


--


 通学路では、誰もが私を見て振り返った。


 今日は、学校指定の制服を着用している。

 どこかおかしいところがあっただろうか。


 たぶん、神経が敏感になっているだけだろう。

 自意識過剰というやつだ。

 こんなクラスカースト最底辺の陰気な女生徒のことなどは、誰も気にしていないに違い無い。


 今日の私は、五感が鋭くなっている。

 学校の敷地に入ると、男子生徒の話し声が聞こえた。


『おい、あんな美少女がうちの学校に居たか?』

『いや、転校生じゃないのか?』


 誰のことだろうか。

 たぶん、私のことでは無い。

 周囲には女生徒がたくさんいる。


--


 二年B組の教室に入る。


 私の座席は廊下側の一番うしろ。

 クラスカースト最底辺に相応しい、誰にも注目されない場所だった。


 私は、大人しくクラスメイトの話し声に耳を傾けた。


『ねぇ、聞いた? 西園寺さん達のグループが入院したそうよ』

『こわいわ。暴漢に襲われたっていううわさよ』

『私は、熊に襲われたって聞いたけど』

『そんなまさか。都会に熊なんて、いるわけ無いじゃない』


 どうやら、クラスメイトの仲良しグループ数人が怪我をして入院したらしい。

 西園寺。そんな子いたかな?


 このクラスに親しい友人など居ないので私には関係の無い話だ。


 クラスカースト最底辺の私に話しかけるクラスメイトなど、誰も居ない。

 そう思っていたのだが、不意に前の席の女子に声をかけられた。


 名前は『桜木さくらぎやよい』。

 少し幼げでとても可愛らしい容姿をしている。


「あなた、本当に小鳥遊さんだよね?」

 突然、話しかけられてびっくりした。


「眼鏡をやめたんだね。なんだかいつもと違ってて、すごく痩せて見えるよ」

「あの、眼鏡は無くしちゃって。それから、色々あって。その(本当に痩せたんです)」


「化粧品変えたの? 今日は、肌のつやがすごく良いわ」

「いえ、別に。いつものやつ。です」

「ホントに?」

「ホントです」


 クラスの誰かと話すのは、久しぶりだった。

 なんだかとても嬉しい気分だった。


--


 放課後。

 ひと気の無い廊下で、見知らぬ男子生徒に話しかけられた。

 目付きの悪い、大柄な体格の男子生徒だった。


「小鳥遊。お前のしわざだろう?」


 は?

 突然、なんのことでしょうか?

 男子生徒は、私を威圧するように睨みつけている。


「西園寺達に恨みを持つ人間なんて、お前しか居ないんだよ。きっと、誰かを雇って襲わせたに違い無いんだ!」


 とんでもない言いがかりだった。


「あの、ひとつ聞いても良いですか?」

「なんだよ? 言い訳をするつもりなら、言ってみろよ」


「あなたは、誰ですか?」

 私は、頭部を強打したせいで、記憶の一部が失われたらしい。

 『何か』を忘れているような自覚があるので、注意をしなければならない。


「ふざけんな! 同じクラスだろ」

 男子生徒は激昂して、強い力で私を突き飛ばした。


 転倒は避けられたが、押しのけられた肩に少し痛みを感じる。

「危ないじゃないですか」


「小鳥遊のくせに生意気なんだよ!」

 男子生徒の右手が振り上げられた。


 私の顔を殴るつもりだろうか。

 平手打ちの軌道が予測できたので一歩下がって回避する。


「逃げるんじゃない!」

 わけのわからない言いがかりをつけられて、少しいらいらしてきた。


 ちょっとだけ、暗い感情があふれ出した。

『あなたなんて、本当に死ねばいいのに』


 すると突然、その男子生徒が声にならない悲鳴をあげて竦み上がった。


 おや? 急にどうしたんですか?

 誰か後ろに居ましたか?


 後ろを振り返ってもだれもいなかった。

 心配して男子生徒に近づくと、彼は顔を真っ青にして、がたがたと震え始めた。


 明らかに体調が悪そうだ。


「私は、あなたの言いがかりについて、まったく心当たりがありません。他をあたってもらえませんか?」


「わ、わかった。だから、許してください」

「許すも何も。いえ、わかってもらえればそれで良いです」


 やれやれ。

 わけのわからない言いがかりを付けられたけど、わかってくれて良かったです。


--


 学校の玄関では『桜木さくらぎやよい』が待っていた。

 今日の放課後に駅前で一緒に買い物をすると約束したのだ。


「お待たせしました」

「はい。では、行きましょう」


 桜木さんはにっこりと微笑んだ。

 すごく可愛らしい女の子だと思った。


 二人で雑貨屋さんを覗いた。

 ファストフードでドーナツを食べて、とりとめのない話をした。


 最後に、海沿いの公園を並んで歩いた。


「ねぇ。小鳥遊さん」

「はい。なんですか桜木さん?」


「あなたが西園寺さんを襲った犯人なんだよね?」

「え? 急になんの事ですか?」」


「金曜の夜から日曜にかけて、何者かが西園寺さん達を襲って酷い怪我を負わせたのよ」

「それが、私に何の関係があるのですか?」


「関係が無い? あなたは西園寺さん達にいつも酷いいじめを受けていたじゃないの」

「私が、イジメられていた?」


 私は、頭部を強打したせいで、記憶の一部が失われたらしい。

 『何か』を忘れているような自覚があるので、注意をしなければならない。


「あの。桜木さん? 私は本当に何も思い出せないんですが」

「私は、あなたが悪い人とは思えない。でも、西園寺さんが襲われた場所の近くの植え込みであなたの眼鏡を見つけたの」


「これは私が無くした眼鏡です。でも、やっぱり私は何も思い出せなくて」


 記憶の欠落が予想以上に多い。

 桜木さんの言うとおり、私が西園寺さんを襲い、怪我をさせたのだろうか。


「私には小鳥遊さんが嘘を付いているようには思えません。私は小鳥遊さんの言葉を信じます」

「あ、ありがとう。桜木さん」


 不安で暗い感情があふれそうになったが、辛うじてせき止めた。


「でも、だからこそ理解しました。あなたの中に『誰か』がいるのね。私の中の『勇者さま』のように」


 突然、桜木さんのまとう雰囲気が凛々しく変化した。


「ここからは『俺』が代わろう。これまでのやりとりに意味は無い。だが、見つけたぞ次元の歪みを。異世界からの侵略者は『俺』が倒す!」


 いつの間にか、桜木さんの右手には光り輝く鋼の剣が握られていた。


--


 見えない速度の斬撃が目の前を通過した。


「えっ?」

 桜木さんの斬撃を、身体が勝手に動いて回避した。


『気を抜くな! 殺されるぞ』

「魔王さま! どういうことですか?」


『説明している時間は無い。主導権を渡せ!』

 超高速の斬撃を、私の身体が勝手に動いて回避する。


 自分の身体が勝手に動く様子を、夢を見ているような気分で眺めていた。

 私の中に『魔王さま』がいるように、桜木さんの中には『勇者さま』がいるのだろうか。


 一進一退の攻防ののち、初めのうちは剣を持った桜木さんが優勢に見えた。

 だが、徐々に斬撃の速度が遅くなってきたことが感じられた。


 良く見ると、桜木さんの顔色が真っ青になっていた。

 おそらくあれは、無理な速度の連続による酸欠の症状だ。


 私の身体が格闘術の達人めいた動きで桜木さんの剣を弾き飛ばした。

 桜木さんの喉元に揃えた指先を突き立てる。


「魔王さま、もうやめて!」

 その、直前で停止した。


『どうだ、勇者とやら? これが、最高品質に調整した人間の可能性だ(ドヤ顔)』


 一方、桜木さんはがっくりと膝をついて、今にも死にそうなくらいに荒い呼吸を繰り返している。

「ちょっと、桜木さん! 大丈夫?」


 慌てて身体の主導権を奪い返して、桜木さんの背中をさすった。

「やっぱり、小鳥遊さんは、悪い人じゃ、なかった」


「無理に喋らないで、桜木さん!」

「いきなり、襲い掛かって、ごめんなさい。勇者さまも、謝っている」


「わかったから。もういいよ」

「ありが、とう」


 桜木さんは、そう言って意識を失った。

 なにがなんだかわからない。


『勇者か。手ごわい相手だったが、素体の性能の差で我々が勝利した』

 魔王さま! あとでちゃんと説明してもらいますからね。


--

後日談(一)


 後に、私の中の魔王さまは語った。


 私の身体の損傷を修復した魔王さまは、私の身体を最高品質に調整するため、過大なストレスがかかっていたイジメの記憶をすべて削除した。

 さらに、イジメの主犯である西園寺さんのグループを力づくで排除した。


 力の加減がわからず、少々やりすぎて全員病院送りになってしまったが、いつか回復すると聞いている。


『次は、もっとうまくやれる自信がある』

 ちょっと、魔王さま!


--

後日談(二)


「小鳥遊さん。一緒にお昼ご飯食べようよ」


 桜木さんの中にいる勇者さまは、私を監視することにしたらしい。

 おかげで学校にいるときは、常に桜木さんと一緒に過ごしている。


--

後日談(三)


「魔王さまは、こんな生活で満足なの? 世界征服とかしなくて良いの?」

『我は、世界征服などには興味は無い』


「毎日が、こんなに楽しくて良いのかな?」

『好きにしろ。我は、お前だ。小鳥遊ことりよ。魔王として命じる。日常生活を謳歌し、自分の身体を最高品質に維持するのだ』


「はい。魔王さまの仰せのままに」


 私は、魔王さまの言い付けどおりに、日常生活を謳歌している。



『クラスカースト最底辺だった私が、魔王となって勇者を圧倒するまで。』 おわり



--

登場人物紹介


小鳥遊たかなしことり

 両親を早くに亡くした不幸な少女。

 ショックで引きこもり、体調が悪化して、暗い性格に変化していた。


 魔王に憑りつかれて肉体を『再構築』されたあとは、常に身体を人類の最高品質に調整されている。

 ゆえに常に体脂肪率が低い、スレンダーな貧乳美少女である。


 特技は、魔王さまの力の一端を解放する『威圧』。通称SAN値チェック。「正気度ロール」に失敗した対象は行動が制限される。



魔王さま

 小鳥遊には魔王さまと呼ばれているが、基本的に自分の同居する肉体にしか興味が無いために敵対しない人類には無害。



桜木さくらぎやよい

 少し幼げでとても可愛らしい容姿をしている。

 心の中に勇者と同居しているため、勇者の聖剣を呼び出すことができる。


 勇者として覚醒した際は、身体能力が強化される。

 しかし、元々の身体能力はあまり高くないために長時間戦うことはできない。



勇者さま

 桜木と一緒に異世界の侵略者から世界の平和を守っている。


 前作で現代で活躍する勇者のお話を書いたので、今度は現代で魔王が活躍するお話を考えてみました。


 西園寺さんとその仲良しグループがどうなったのか、ホラー風味に書いてみました。

『どうして悪霊に祟られたのかわからない。』

 

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