ストライクゾーンが狭い俺は? 56年間、彼女作なし結婚もしない独身貴族!
俺は、“好きな女の子の”ストライクゾーンが狭いのか?
俺が18歳の時に初恋の女の子を3年間ずっと好きでい続けた。
だから、56歳のオッサンになった今でも“18歳から21歳までの女性
しか恋愛対象にならない!”
普通じゃないのは俺が一番よく分かっているのだが......。
それ以外の年齢の女性を見ても俺自身が、“恋愛に発展しないのだ!”
・・・勿論! 俺と同じぐらいの歳の女性が俺の事が気になると言って
くれた事もあったのだが、俺から見たこの女性が全く恋愛対象にならない為
丁寧に、彼女を気づつけないように断った事がある!
“好きとか嫌いとかそういう気持ちさえわかなかった。”
でも逆に、18歳から21歳ぐらいの女性を見ると、、、?
俺は、その女性を直ぐに好きになってしまう!
勿論! 実際の年齢は見た目じゃ分からないが、俺の目にどうも狂いは
ないようで大体見た目だけで女性の年齢をいい当てる事ができた。
実際に俺がバイト先で働いているコンビニの女の子3人は、、、?
18歳、20歳、22歳の女の子がいる。
俺は最初っから、22歳の女の子は恋愛対象として見ていない。
きっと21歳よりも上の女の子なんだと、何気に思っていたのかな、、、?
やっぱり歳を聞けば、“22歳と答えた。”
俺の思った通りだ!
“俺の好きスキレーダーが反応しないのはそのせいだと分かった。”
しかし? 若い女の子は何故? “同じ歳ぐらいの彼氏が居るのか?”
俺の出る幕がない!
彼氏が居ないのであれば、“中年のオッサンでも冗談ぽく口説く事が
デキると思っているのだが、、、。”
そのチャンスさえ、俺にくれないのか!!!
『霜下さんって? “56歳までずっと独身だったんですか?”』
『ちょっとー失礼でしょ!』
『でもさ? 皆、気になってたじゃない!』
『・・・えぇ!? そうなの、俺が56歳まで独身なのっておかしいの?』
『そこは気にしないでください! でも、彼女は居たんですよね?』
『・・・えぇ!? あ、まあ、ううん、』
『どんな女性だったんですか?』
『“俺の理想の女性だったかな。”』
『なんかいいですねぇ~その女性とは上手くいかなかったんですか?』
『・・・あぁ、ま、まあね、』
『でも、まだまだ霜下さんならいけますよ! “恋愛”頑張ってださい。』
『ううん。』
・・・まさか!? “俺が狙っていた女の子にそう言われて俺は内心喜んだ!”
彼女は俺の事が好きなのかもしれない!
俺にもまだ可能性があるのか?
でも? あんな風に俺に言うって事は、俺にもチャンスがあるのだろう。
俺は彼女に少しづつ距離を縮めて行こう作戦を考える!
『もし良かったら? 皆で仕事終わりに、ご飯でも食べに行かない?
俺奢るから!』
『えー! いいの? 私行きたい!』
『あたしも行く!』
『菜々花は、、、?』
『・・・あぁ、別に予定ないからいいよ。』
『じゃあー決まりね! 霜下さんの奢りだからね!』
『分かってるって。』
彼女だけ誘うのは、、、? 流石に今の俺には勇気がない!
56歳のオッサンが、“18歳の女の子に二人でご飯でも食べに行かないと
言えば? 普通に気持ち悪がられるだろうし、初めは自然な感じから恋に
発展する方が俺の恋も燃えるというモノだ!”
・・・居酒屋の女子トイレの中から俺は彼女達の会話が聞こえた。
『ひょっとしてだけど? 霜下さんって、菜々花狙ってる?』
『まさかー56歳、独身だよ! それはないよ~!』
『でもさ? 菜々花を見てる時の霜下さんって恋してる乙女の顔に
なってるんだよねぇ~』
『うそ! 気づかなかった!』
『“でもワタシ、彼氏るよ。”』
『私達はその事知っているけど? 霜下さんは知らないと思うし。』
『そうだね、正直に彼氏居る事話したら?』
『でも? “ワタシに良くしてくれるから!”』
『何よ! 霜下さんの気持ち知ってて黙ってたの?』
『“まあね!”』
『それ知ったら? 霜下さん、一瞬で恋が冷めるだろうな~』
俺はその話を、たまたま通りがかって聞いてしまい、、、。
一瞬で、菜々花ちゃんへの気持ちが冷めた!
『えぇ!?』
『霜下さんー! 霜下さんー!』
『あ! 先ほどお連れのかた、先に帰られましたよ。』
『えーーーーーえええ!?』
『“料金は先に貰っているので安心してください!”』
『そうなんだ! じゃあーまだ飲もうよ~』
『菜々花はジュースね!』
『うん。』
俺は急に悲しくなり、一人トボトボと歩いて家に帰る。
18歳の女の子に勝手にフラれた俺!
なんか? 切ないな~
最後まで読んでいただいてありがとうございます。