般若と猫とデブ猫
修羅場回?には多分なりません。かなり短いです。
帰宅早々、俺達を出迎えたのは修羅?般若?うむむむ…どう表現すればいいのかわからない造形をした我が愛しき妻、星ちゃん。
「星ちゃん、ただいま。そしてメス猫が眷属になったから連れて帰って来たよ。」
俺はさっそく星ちゃんにフェリセットを差し出す。
「『コレガ俗に言ウ"泥棒猫"といウモのね。』」
「ぴぇ、ぴゃ、ああ」
「猫は猫だが俺はまだ星ちゃんのものだぞ。」
「『旦那様♡信じテいマシたわ。』」がしっ
「腕何本あるの?」
「『左右8本ずツですヨ。』」
「ほぉ、同時に良いとこを撫でて貰えるのは最高だね。これからもその本数でしてくれる?」
「『はぁイ♡旦那様ノタめならイクらでモ♡』」
「それでさ、そこのメス猫飼っても良い?」
「『良イデスよ。』」
「じゃあ、そういうことだから俺の奥さんに挨拶しなさいよ。」
「あ、あ、あ」
「ん?どうなってんだ?」
「『あ〜、多分デスが私ノこの姿を見テ精神が壊れテしまッタようデすね。』」
「治せるのか?これ。」
「『旦那様の眷属なノデスグには無理デスが私の加護を与えれば大丈夫でしょう。」
「気軽に加護を与えるのは良いのか?」
「何かしら制約をつけましょうか?」
「そうしてくれ、まだコイツのことを信じられない。」
「ふふふ」
「どうした?」
「いいえ、私の旦那様がこのメス猫の色香に惑わされなくて良かったなと」
「俺が愛してるのは星ちゃんだけだ。」
「旦那様♡」
その日の大人のプロレスは大盛況だった。
その間、フェリセットは放置されていた。
星ちゃんの姿を何故猫であるフェリセットがSAN値直葬されてるのにギンパッチは平気なのか?愛の力です。
厳密にはフェリセットの視力のチャンネルを星ちゃんの姿をはっきりと見えるようにジャックされているからです。
星ちゃんによるフェリセットへの洗礼とお仕置きです。眷属になったからには弁えろとのこと。第2夫人は良かったがその後の言動が星ちゃん的にアウト判定でした。
あと、今回の星ちゃんの姿は一側面でしかありませんので真の姿ではありません。
それでは、次回*˙︶˙*)ノ"




