帰宅早々に
少し長めです。
ギンパッチ Lv70
オス
種族 星空の魔猫
メインジョブ 影法師
セカンドジョブ 天の理
HP1850 MP2100
力850 防御900 素早さ890 賢さ1100 器用845 運1100
魅力1200 畏怖1150
種族スキル
「魔力操作」「猫足」「軟体」
「星渡り」「天歩」「空間掌握」
「星喰い」「星視の眼」「流星魔法」
NEW「磁気嵐」
権能
「死に安寧を」「其の罪は決して癒えぬ傷」
NEW「悪滅」NEW「死の天秤」
RANK UP「神気解放」
オリジンスキル
「魔力色の魔眼」
スキル
「徒手格闘術」「身体強化」「影魔法(MAX)」
「幻影魔法」NEW「天候操作」
「発見」「演技」「威圧(星)」
「魔力讓渡」「魔力視」「マナドレイン」
「魔声音」
SP1040
称号
「運営と交渉して勝ち取る者」
「チョロデブ猫ちゃん」
「星を司る女神を虜にした者」
「星を司る女神の抱き枕にされし者」
「称号担当者達の玩具認定」
「星を司る女神と同衾せし者」
「公衆の面前で如何わしいことをした愚か者」
「淫獣」
「魔眼保有者」
「魔力生命体と心を通わす者」
「影を自在に操る者」
「最悪を粉砕する者」
「ギミッククラッシャー」
「同性敵対者」
「不可能を可能にした者」
「星を司る女神と婚姻を結びし者」
「聖職者モドキの天敵」
NEW「シナリオブレイカー」ALL+100
NEW「最下級神」ALL+500
NEW「天の審判」畏怖+50
NEW「天の理を行使する者」
装備
装飾品 夫婦星の首飾り▼
シャムが起きるまでレベルアップ後の自分のステータスを開いて閉じてまた開いてをしてしまった。…ステータス値が845の器用以上になっていることについて。上がりすぎじゃね?特に称号「シナリオブレイカー」「最下級神」を獲得して+されるステータス値がないと思ったところにさりげなくALL+600って俺に渡しすぎ。プレイヤーの中では間違いなく最強のステータス値なんだろうけど、上に強いのいっぱいいるんだろうな。だが、星ちゃんが最強だと思う。俺の妻だからな!
スキル詳細見ていくか…首飾りの"▼"が1番気になるが。
種族スキル「磁気嵐」
磁場を歪めオーロラ爆発を発生させることにより敵対するものに聴覚障害、視覚障害を引き落とし状態異常「錯乱」にする。
権能「悪滅」
"悪"が魂に定着した者が貴方の前に現れた時、その者の行く末は決定される。"悪辣・奸悪・邪悪・奸佞・陰険・性悪・俗悪・凶悪・極悪"に該当する悪性の者の色は暗く淀んだ黒色に視える。
権能「死の天秤」
死することで全てのことから逃れようとする悪性の者を裁く天秤。過去現在に至る悪性の者の魂は皆、この天秤によって裁かれる。不死者になることすら叶わないだろう。だが、不死者になれなかったことは幸せではない。何故なら裁かれた後は冥府へ直行することになる。
権能「神気解放」
神格を得た者の気脈を活性化させ、種の限界を超越する。解放された神気に抗うのは英雄か愚者か。
最上位魔法スキル「天候操作」
万物に干渉し、大気を震わせ、天災を引き起こす神業。
もう何も言えない。抽象的すぎて、何が出来るか?行使したらどうなるか具体的にわからない。特に権能。上記2つは所謂パッシブだな。意味が本当にわからない。あと、最上位魔法スキル「天候操作」が魔法って言っていいのか疑問。神業って書いてあるのに魔法とは?原初のか?
…さて、お次は首飾りの"▼"の部分だ。
夫婦星の首飾り EX
分類 装飾品 (婚姻の証:成長型)
ベガ又はスピカとアルタイル又はアークトゥルスの様ないつまでも仲睦まじい夫婦であることを願われた1対の首飾り。妻の方は青いベニト真珠をメインにした首飾り、夫の方は赤橙色の琥珀珊瑚をメインとした首飾り。未来永劫相思相愛の祝福が込められている。誰にも2人を割くことは出来ない。2人の前に死は訪れないだろう。
装備効果
全ての状態異常完全無効
その身を穢す者は居なく、常に清潔に保たれる
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…あのさぁ、また抽象的?もしくはそのままの意味で良いのか?汚れないのはゲームでもありがたいから良いか。でも、明らかに文字化けの字数より多いよね?ますます、予想が出来ない。
それから、しばらくしたらシャムの意識が戻ったから先延ばしにしていた俺のゲーム内事情を話す。
ログインとログアウトは必ず星ちゃんのとこじゃないと出来ないこと。昨日、ログアウト前に星ちゃんと婚姻を結んでから種族進化したこと。先程、最下位の神格を得たこと。権能を複数行使出来ること。レベルがかなり上がったこと。
ちなみに、教会の連中は俺が星ちゃんの旦那だと聞いた瞬間と最下位の神格を得たことを聞いた瞬間に畏敬の色が濃くなった。この2つの情報を全教会に周知させて良いか?と聞かれたから了承した。
「というのが、俺のこの世界の事情だ。」
「この街の教会からでも女神様の神界に行けるの?」
「行ける。だが、シャムは連れていけない。」
「なぜ?」
「愛の巣だぞ?夫婦以外招くわけにはいかない。諦めてくれ。」
「…わかったわ。はぁ、まだサービス2日目よ?何故、そんなにレベルを引き離れているのかしら。私、完全に足手まといじゃない。」
「立ち塞がる者に従っていたら妻に顔向けが出来ないから仕方ない。」
「ねぇ、リアルd」
「それ以上はダメだ。」
「でも」
「ダメだ。」
「…」
「例え、リアルで会ったとしてもリアルの俺は猫ではない。ただの冴えないおっさんだ。今シャムの目の前にいるのはこの世界だけの俺だ。例え、リアルもこの姿になろうと妻は1人だけだ。」
「リアルで結婚は?」
「していない。いや、出来なかった。だから、リアルでは結婚しない。この世界で結婚出来た幸運だけで十分だ。」
「はぁ、もっと早く出会えていたら私にもチャンスあったのかな?」
「さぁな。さて、これからアルヒに帰るぞ。」
「それよりも、ここの街の名前って」
「そういえば、聞いてなかったな。」
そこで初めて街の名前を知らないことに気付くとシャムにジト目で見られ、教会の連中がそういえばお伝えしてませんでしたねと頬をポリポリ掻きながら場の空気を誤魔化す。
この街の名前は「エカト」ギリシャ語で9番目を意味する。ということはかなり先まで来てしまったのか?ま、帰るだけならすぐだろう。
街の正門まで教会の連中が総出で見送りに来た。迷惑かけたが後始末を頼んだぞと言い颯爽と「天歩」で空を駆ける。シャムはまた背中に乗っているが…またもふもふ過剰摂取症にならないか冷や冷やする。
何気なく遠くを見据えると巨大な建造物が空を飛ぶ姿を目視した。あ!アレは!?驚きで足を止めてしまう。だが、景色が揺らぎその巨大建造物の姿が消えた。まさか、何か条件がないと目視出来ない類いのやつか?くっそー、悔しいな。
それから、空を駆けながら周囲を見回すと海に巨大生物が居りそれを狩る人類種を見かけた。アレはサハギン?なぜ、海に鯉っぽい顔のサハギンがいる?謎だ。
そして、アルヒ南の港が見えてきた。日が沈み始める地平線とは逆に星空が夜の訪れを告げる。
暗くなる前に帰って来れて良かった。このまま、総合教会に直接行こう。
総合教会に「天歩」を使いながら入ると星ちゃん像が俺を出迎えてくれる。
今日は、教会内でシャムとお別れだ。シャムを背中から下ろして猫パンチとテールアタックしてから正気に戻して別れの挨拶とまたなと言おうする俺達を邪魔する者が居た。
「少しお時間いただけるかしら?そこの猫さん。」
「あ"あ"?」
退勤する時に仕事を持ってきた糞上司を思い出した俺は悪くない。
日間VRゲームランキング1位のまま…本当に良いのかい?なんだかてっぺんは落ち着きません。
それでは、次回*˙︶˙*)ノ"




