猫と女の空の散歩
あっちこっち行く話です。
ギンパッチ Lv40
オス
種族 星空の魔猫
メインジョブ 影法師
HP1250 MP1500
力250 防御300 素早さ290 賢さ410 器用185 運500
魅力600 畏怖500
種族スキル
「魔力操作」「猫足」「軟体」
「星渡り」「天歩」「空間掌握」
「星喰い」「星視の眼」「流星魔法」
権能
「死に安寧を」NEW「星気解放」NEW「其の罪は決して癒えぬ傷」
オリジンスキル
「魔力色の魔眼」
スキル
「徒手格闘術」「身体強化」「影魔法(MAX)」
「幻影魔法」
「発見」NEW「演技」NEW「威圧(星)」
「魔力讓渡」「魔力視」「マナドレイン」
「魔声音」
SP540
称号
「運営と交渉して勝ち取る者」
「チョロデブ猫ちゃん」
「星を司る女神を虜にした者」
「星を司る女神の抱き枕にされし者」
「称号担当者達の玩具認定」
「星を司る女神と同衾せし者」
「公衆の面前で如何わしいことをした愚か者」
「淫獣」
「魔眼保有者」
「魔力生命体と心を通わす者」
「影を自在に操る者」
「最悪を粉砕する者」
「ギミッククラッシャー」
「同性敵対者」
「不可能を可能にした者」
「星を司る女神と婚姻を結びし者」
NEW「聖職者モドキの天敵」
装備
装飾品 夫婦星の首飾り
権能「星気解放」
内に秘めた星々の気脈を解放する。格の低い者には行動不能状態にする。逆に格の高い者には効果はない。
権能「其の罪は決して癒えぬ傷」
過去現在に至る、あなたが部位破壊した相手の傷はカルマ値に関係なく回復することが永劫ない。また、この権能の効果発動中の対象を治療する者に状態異常「吐血」を付与する。治療を中断すれば「吐血」は解除される。プレイヤーはリスポーンしてもレベルアップしても種族進化しても治ることはない。
「星気解放」は格アピールするためのものだな。
「其の罪は決して癒えぬ傷」はかなり使えるな。
スキル「演技」
ロールプレイングする時に便利。
特殊スキル「威圧(星)」
格を上乗せして相手を威圧する。
ロールはこれからもすることになるから「演技」を手に入れられたのは良かった。「威圧(星)」の(星)って俺の格のことか?
とりあえず、確認は済んだからシャムに星ちゃんのこととさっきのことを話すか。そう思い、俺は後ろから黙って着いて来てたシャムに振り返るが…浮かない顔をしているシャムがそこにいた。ん〜、そうだ。悪戯心が芽生えた俺は尻尾でシャムに巻き付ける。
「え?さらさらお尻尾ちゃん…きゃ!」
そして、少し勢いつけて巻き付けた尻尾で背中にシャムを乗せる。
「え?え?背中?」
「空の散歩に行くから捕まってろよ〜?落っこちたら逆さずりにして運んでやるからさ。」
「え?!ちょ、ちょっと待っ、待って!きゃああああ!」
シャムを背中に乗せて「天歩」を使い空へ駆け上がる。ん〜、きもちぃ〜。このまま、しばらく黙って空の散歩を楽しもう。
街の人達で何人か俺の方を見て口あんぐり開けて呆けていて面白いな。
乱雑な建築に見えて、意外と屋根の色とか東西南北で違うのは空から観ることを考えて作られている?
ま、この世界の東西南北は知らないから色で覚えるか。青が東、緑が西、黄色が南、橙が北。とりあえず、これで覚えておこう。
このまま、街の外へ足を伸ばしてみるか。まずは東側へ行くと草原がしばらく続いてるようだな。む?草原でモンスタートレインしている奴がいるな…他のプレイヤーに突っ込む度に巻き込まれたプレイヤーがポリゴン弾けさせてる。ああいう遊び方は巻き込まれた側が可哀想だから…潰すか。
俺は種族スキル「魔力操作」「星視の眼」「流星魔法」、上位魔法スキル「幻影魔法」を使用してモンスタートレインしている奴に呼び寄せた彗星に巨大な足の幻影をかけて文字通り潰した。引き連れていた大量のモンスターごと潰したから草原は平和になるだろう。…ちょっとだけ地形変わっちまったがしゃーなし。他行こう。
北に行ってみるか。こっちは森か?街の近くに森?北門の警備厳重そうだな。
鬱蒼とした森だから空からは何も見えないな。少し奥まで飛んでみるか。
奥は山にぶち当たる感じのようだな。お?山に変な縦穴が何個もある場所がある。なんだ?と近寄ってみると穴からシャムより大きなワームが出て来て食らいついてきたから権能「星気解放」、「威圧(星)」を発動して猫パンチを食らわす。怯み地上に倒れるワームが逃げるなら見逃す。だが…どうやら杞憂だったようだ。ワームは近くの穴に入って行った。山頂まで行ってみたかったが高山病とかシャムがなったら可哀想だからこの辺はここまでだな。
次は西だ〜。荒野?奥の方は砂漠?タンブルウィードが猛スピードで転がってるのをみると西部劇を…え?まさか、西だから"荒野"?…つっこまないぞ。
オアシスとか無さそうだな。特に見るとこがないから南に行くか。
南は港と砂浜か。船ないとこの先は行けないようになってるのか。ま、俺は空から走破する。
海へ出ると商船と海賊が船を横付けし合って白兵戦をしてるのが見えた。だが、どっちがどっちの船かわからん。む?大砲を俺に向けてくる船が海賊船か?なら、遠慮いらんな?
種族スキル「魔力操作」「空間掌握」、権能「星気解放」、「演技」を使用し海賊船を宙に浮かべて海賊達に宣言。
「我に弓を引く愚行、許せん。潰れろ、潰れろ。」
海賊達が何も発せない内に海賊船を魔力で包み込み圧縮する。バキバキッ!メキメキッ!と様々な音がしながら変形していく海賊船。海賊船に乗っていた奴は殺さないように頭だけ生えている悪質なオブジェにして海に落としてやる。
残った商船に乗っていた海賊は制圧されたようだから俺はその場を離れた。何か太ったおっさんから気持ち悪い視線を向けられたが、もし何かしてくるならデブリぶつけてやろう。
俺はそれから積乱雲が浮かぶ空を悠々と走った。空の街とかないかな?とか天空城ないかな?とか。だが、ただの雲だった。うーむ、少し残念だ。そろそろ、放置していたシャムの相手をしようと意識を背中に向けると
「えへへっ、お日様の匂いがする…私ここに永住するぅ」
星ちゃんと同じことになっていた。放置しすぎたか…
まさか、今朝に日間VRゲームランキング1位になっていたのを見まして一度は見なかったことにしたんですが今確認したら1位のままでした。
皆さんありがとうございます!これからも程々に書いていきます。
それでは、次回*˙︶˙*)ノ"




