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VRMMOで勝手気ままな魔猫になりました。  作者: きれいな紙片
デブ猫が始まりの街に
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突発クエスト

前回、ランキング上位にランクインしたことに困惑しすぎてお決まりのご挨拶が出来ませんでしたorz

昨日と同じようにアルヒにある総合教会に転移した俺。だけど、今日は昨日と違ってNPCの人達がいた。

うわぁ、めっちゃ気まずい。あっちは突然俺が現れたから驚いて固まってる。

しかも、格好が所謂the聖職者みたいなシスターや僧侶っぽいのが目の前に居て外に通じる出口付近にシャムがちょうど入ってきたのが見えた。

俺がどうしようか迷っていたら、ハゲた年配の僧侶?牧師?が話しかけてきた。


「あ、貴方は一体何者ですか?一体何処から此処へ?」


腹を括るしかなくなった俺は小芝居を打つ。


「俺は異界人で星を司る女神の伴侶だ。何処から?妻である女神の神界から転移してきただけだ。」


俺が事実だけを言うと、教会内は騒然とし若い僧侶の男達が怒気を孕んだ表情をして


「不敬だぞ!星を司る女神様の伴侶などとホラを吹くなど万死に値する!」

「お前みたいな得体の知れない獣風情に星を司る女神様の伴侶が務まるはずがない!」

「獣は獣らしく地を這いつくばり天に恐れをなして尻尾でも振っていろ!」


などと言いたい放題。本当のことを言っているのに信じないのはやっぱり、俺には格が足りないんだな。

そんなことを考えていると教会の奥から揃いの装備を身に着けた者達が俺の周りを囲う。多分、聖騎士とか異端審問官とかそういう教会の戦力だろうな。

俺は争う気はないが相手がその気なら新しい力を試すカカシになってもらおう。

事実しか言っていない俺に非はない。


「その獣風情に神の代理人として罰を与えなさい!」


年配のハゲが聖騎士達に俺への攻撃を指示した。


「そうか、女神の伴侶を害するのがこの教会の意思だと言うんだな?」

「まだ言うか!その臭い口を2度と開けなくしてやれ!」

「なら、お前達は今から俺の"敵"だ。」


【突発クエスト "星を司る女神の伴侶に牙をむく愚か者ども"が開始されました。】


俺が相手を敵として宣言したから教会内にいる男の聖職者達にデバフ「種の危機」発動。Lvはあっちの方が高いと思っていたがさっきまで俺に言いたい放題言っていた男の僧侶達が吐血しながら倒れていく。年配のハゲは顔を真っ青にさせ、なんとか倒れないように立っているだけで精一杯といった感じ。

聖騎士達は隠しステータスの畏怖を感じ取ったのか囲いを維持出来ないぐらい動揺している。そんな中、唯一影響が軽微なシスター達はその場で座り込み震えているだけ。


「この程度で俺に牙をむいたのか?ハッハッハ!おかしいな?獣風情だと馬鹿にした相手に何を躊躇している?さぁ、かかって来い。」

「ひぃ、ひぃあ〜!」

「情けない。この程度で我が妻の像を守れるのか?…興が冷めたな。これで"手打ち"にしておいてやる。」


俺は種族スキル「魔力操作」「空間掌握」「星視の眼」と中位魔法スキル「影魔法」を用いて、教会内にいる全ての男だけを指定して股間と声帯を徹底的に壊した。


星ちゃん情報だと人体の部位は欠損ならくっつければ治せるらしい。だが、ぐちゃぐちゃに壊して原型を留めていない場合は治す手段はない。

"奇跡の力"だとしても相手のカルマ値によって治りにくくなる。今回の場合、非は聖職者達にあるからアイツらのカルマ値は下がっていて例え"奇跡の力"だとしても治すのは容易ではない。


「今回の手打ちにお前らの股間と声帯を壊した。当然、女神の伴侶に牙をむいたのだカルマ値は下がっているから治す手段はない。悔い改めよ。シスター達は今回、何もしてないからお咎めは無しだ。だが、次同じことが起きたら覚悟せよ。次は今回みたいに甘さはない。」


種族スキル「天歩」を使い聖職者達の頭上高く駆け上がり教会出口付近で入って来たは良いがいきなりのことで固まっていたシャムの元へ行き声をかける。


「何を固まっておる。ゆくぞシャム。」

「え?え?え?え!ぇぇぇぇ!」

「話は外でな。はよ歩け」


シャムを置いて先を歩いて教会の外に出る。


後ろからは悲鳴と声にならない音が聞こえたが俺には関係ないな。


【突発クエストクリア】

【クエストクリア評価S】

【Lvが12上がりました。ステータスを振り分けます。】


ぽーん!称号「聖職者モドキの天敵」を獲得確認しました。真の聖職者以外に与える畏怖が999%になります。また真の聖職者にあなたの存在が認知されました。


ぽーん!これまでの業績により権能「星気解放」「其の罪は決して癒えぬ傷」を取得。有象無象にあなたの格を知らしめます。


ぽーん!これまでの業績によりスキル「演技」「威圧(星)」を取得しました。




…今、権能取得って絶対運営が何か手を加えたな?

ま、いっか。さて、今日は何をしようか。

最初の街に聖職者モドキ配置してるってヤバくね?とは思いますが腐敗など長くてやってるとこほどそんなもんだと思います。


シスター達が何も言わなかったのはギンパッチの毛並みを一目見て格が違うことを感じ取った狂信者さんがシスター達にアイコンタクトで知らせたので口を噤んでいました。そのシスターはギンパッチが去ってから他のシスターから大変感謝されました。


ちなみに、シスター達はギンパッチに敵意や害意や悪意はなかったんですが他の男の聖職者は敵意、害意、悪意、殺意をギンパッチに向けていたので全男の聖職者だけ粛清されました。まともな男の聖職者居なかったのか?居ませんでしたね。欲に目が眩んだ聖騎士が何人か居ましたが。


シャムなら見た目が変わったギンパッチでも突撃してくるんじゃないか?射線上に誰も居なければの条件だけですね。相手が敵ならなぎ倒しながら突撃して行くでしょうが敵かどうか判断出来なかったんでしょうね。状況把握前にギンパッチが解決してしまったので呆然とするしかなかったんですよ。


それでは、次回*˙︶˙*)ノ"

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