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イチオシ短編

大事な大事な髪の毛チャン

作者: 七宝

『超短編集!』より

 髪の薄い男とその友人が話している。


「生え際が後退しているのではない。私が前進しているのだ! って偉い人も言ってたもん!」


 髪のことで言い争いをしているようだ。


「じゃあ髪と一緒に前進しろよ。髪が可哀想だろ、仲間じゃないのか?」


 友人の反論が炸裂する。


「ついてこれないんやで」


 一歩も引かない髪の薄い男。


「仲間がついて来れなくなった時は俺は先に行ったりなんかしないよ」


 この友人も正論をぶちかます。


「先に行ったのは髪なんだよなぁ⋯⋯」


 髪の薄い男は悲しい顔をしている


「自分が置いてかれてたのか⋯⋯」


 友人は哀れみの表情を浮かべた。

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