プロローグ
初めましての方は初めまして。
久しぶりの方はお久しぶりです。
朱凛でござんす。
先日兄が亡くなった。
私、アルマンディン・フォン・モンティーニュの兄クラウス・フォン・モンティーニュ侯爵が流行病によって亡くなった。
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モンティーニュ侯爵家の呪い
3代モンティーニュ侯爵のジークフリート・フォン・モンティーニュは恋愛結婚であったが、ジークフリートは顔が良くジークフリートを慕う令嬢も少なく無かった。
その令嬢の中にはストーカー行為をする令嬢もいた。
ジークフリートは庶民であった頃から好きだった妻と結婚した。しかしストーカー行為をする令嬢達はジークフリートの妻とモンティーニュ侯爵家の子孫に1人目の息子は苦しんで亡くなる呪いをかけた。
その為歴代の侯爵達は、女性や次男等を除いて若くして亡くなる事が多かった。
14代侯爵のクラウスは10歳の妹を遺して、18歳で亡くなった。
クラウスの8歳離れた妹であるアルマンディンは家を継がない道もあったが、守る為に継いだ。
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嗚呼、親族も居ないんだよな。
ロッテ公爵家に女公爵が居たな。
家を守る為に継ぐしかないか。
爺に言おう。
其れから新魔法の『アカシックレコード』を使おう。
「爺。私、家を守る為に継ぐよ。例え不幸になっても。」
「アルお嬢様.......。畏まりました。」
「学校で仕事もするから、書類とかも下宿に届けてくれ。」
「はい。」
そのうち文体がラフになるやつです。