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姉弟戦争  作者: 雪水 湧多
17/19

一つになっていくモノ

...何も包み隠さず。ありのままを言おう。

負けました。

確かに多数VS少数なら、多数が有利。

ただ、少数が一人なら多数側がしっかり連携しなければならない。

そう、敗因は連携力不足。

負けてもみんな無事なのは

夕日「...よっわ!なに?これなら一人一人潰した方が良かった!1週間後、やる気があるならここで相手になってやる!」

要するに、出直してこいって話。

まぁ、仕方ないと言えばそれまで。

みんなの能力を知るのにグラウンドに集まったのに。あのクソ兄さんは、わかってて突っかかってきた。

ほんとよくわからない。

それにしても、CAS組は人数が多い。

それ故に連携をとること自体が大変。

とりあえず、一人一人の能力をしっかり把握することにした。




...さて、1週間だったわけだが。

夕日「あぁ、待ってたよ。メンバーが少なくなったの?それとも...あぁいいや、楽しみがなくなるからね。どうなるか!見せてよ!」

夕日は、モヤモヤ。いや、ミュウに説明されて発覚したがこれは、ガンドと呼ばれる一工程シングルアクションの魔術らしい。

そのガンドをマシンガンの如く、両手で乱射。

それを、もりんと僕で防ぐ。

僕はガンドを防ぐ壁を貼る。

もりんは、ガンドを斬っていく。

もりんの能力は、簡単に言えば魔術の無効化。だけど、説明するとかなり複雑。

まず魔術は、威力を増せば増すほど工程が増えるのが基本。

一工程→二工程→三工程→etc...

と増えていく。

もりんは、その一工程だけを消せる。

つまり、

二工程→三工程→etc...

となるのだ。

こうなると魔術は、目的通りには働かない。

一工程というのは、わかりやすく例えるなら「火」を「飛ばす」魔術があるとして、

一工程は「火」を指定する。

二工程は「飛ばす」。

となる。

これから、一工程を消すのだ。

二工程の「飛ばす」しか残らない。

こうして魔術は、不発となる。

ガンドなどの古くからある魔術は、ある程度簡略化されており一工程となる。

ただ、能力の発動条件が触れること。

数が多いと捌き切れない。

そのための壁。

だったら、初めから僕がやればいいと思うかもしれないが。

僕にはまだ、やることが山積み。

そう、指揮だ。

CAS組のみんなにテレパシーのように頭に直接指令を送り、言葉を使用しないためバレにくい。

夕日「そうそう、そうこなきゃ!」

夕日は不敵な笑いをこぼす。

ぱすっ!

夕日の右肩に風穴が開くと同時にガンドの嵐が止む。その隙にもりんと離脱。

夕日「へぇ?気づかなかったよ、ふへへ、これなら楽しめそうだ!」

ふと、夕日の後ろに車が現れる。

間髪入れずにフルスロットルで、一直線。

夕日は、あまりの速さに避けきれず左足が巻き込まれる。

夕日「...能力を使うまでやられるなんてね」

夕日から色が消えていく。

そして、姿が消えた。

本当に色が無くなると、モノクロではなく。透明になる。

その調節が可能なようだ。

しかし、これでは困難。

いつ奇襲されるかわからない。

どうしたものか。グラウンドにいるCAS組メンバーが動揺している。

ムゥミンは、僕の背後を任せている。

ノランは、狙撃中の渚の援護。

早く、何か案を。

見えないならどうする。

現れるまで待つなんて論外。

見えないものを見えるように...見えるように!

グラウンドからヒントを!

夕日「どうした?見えなきゃ何もできないのか?」

もりんの背中に大きな斬り傷ができた。

もりんの背中にいる。

背後めがけて、レイピアを飛ばす。

たが、その奥の二宮金次郎像に突き刺さる。

...

その結果が、更に焦せってしまう。

あまり考えられない。

非常時に本当弱い。

これが自分の弱みだってわかってる。

Kの頭が殴打される。

今度はレイピアを飛ばす余裕もない。

今度は誰だ?せめて次は止めなきゃ!

ぶはっ...

肺に穴が開いて、うまく呼吸ができない。

標的は

僕だった。

ほんと、遅れてすみません!

誤字脱字あるかと思います!

ほんとすみません!

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