表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉弟戦争  作者: 雪水 湧多
13/19

感情のまま動く心と体。

長い静寂。動いたのは。

「こっちからいくぞ!」

もりんが、強く踏み込む。こっちに武器はないため、ヒットアンドアウェイ戦法に必然的になってしまう。

振り下ろされた、剣を躱して懐に踏み込む。

両腕を掴んで、姿勢を低くし鳩尾を強く蹴り上げる。

巴投げ。柔道技だが、アニメの見よう見まねで覚えた。

投げ飛ばされたもりんは、背中を強打し起きれないとら思ったが、投げ飛ばされた方向に構えて立っていた。

「魔術を進んでいくと、投げ技は効かなくなるのか?」

「ただ、これは魔術で素早く立っただけだ」

「そうなのか、じゃあダメージにはなってるのか」

返答なく、剣を振り回してくる。正直、さっきのははまぐれ。今、この状況でやれと言われても無理だ。速度が違う。

「どうした?逃げるだけか?」

それを合図に、剣をもう1本召喚。これで、二刀流。そのまま、振り回す。

これでは、こちらが完全に不利。避けるのが精一杯のため一度距離をとらなければ勝ち目は無い。

避けることをやめ、距離をとる。それに合わせて、剣技を止めてくる。

どうしたものか、この状況を打破するには。あいつは考えろと言ったがどうすりゃいい。魔術のほとんどを理解してないから使えないし。

考えろ、考えろ。

「もう終わりか?」

ここで、終わるのか?僕の復讐は。姉の知らないところで?ふざけるな。

「息が上がってるぞ空?」

止まりたく無い。こんなところで、こいつに。

何か、何か無いのか武器は。軽くて、強度もあって切れ味のいいものは!

そう願ったとき。目の前に、レイピアが突き刺さる。

「なんだそれは?」

「よくわからんが、これを使えばいいんだな」

『その通りです、それがその能力が私との契約して手に入れた能力。創造』

創造。言われればわかる。

レイピアを右手に取り、もう1本作り左手に。

そして二刀流。

「これで、なんとか同等だ」

「いいね、楽しもう!卓球みたいにさ!」

レイピアの二刀流と黒剣の二刀流がぶつかり合う。

何度も、何度も金属がぶつかる音がする。

たが、二人とも止める気は終わらせるかがなかった。なぜなら、二人ともお互いの剣をぶつけることに専念していた。楽しんでいた。

「ははははっ」

「うはははっ」

いつからか、笑いながらぶつけ合っていた。

「いやぁ、疲れた」

「学校に行ってなきゃそうなるよな」

僕の息が上がって、一旦距離をとってその場に座り込む。

「ふぅ」

「終わりにしてやろうか?」

「いや、終わらない」

レイピアを手放す。すると、レイピアがもりんに向かって飛んでいく。

「なっ、、」

レイピアが勝手に動き回るように創造した。

便利だな、創造って。

レイピアがもりんに砕かれ消える。剣には勝てない。

細いからね。

「くそ、厄介なものを」

油断大敵。

レイピアの数を増やし、動き回らせる。

今度は、4本。

たが、もりんは一発軽くぶつけるだけでレイピアを消している。

「やっぱ、隠し球ってあるよね」

全部のレイピアが消される。

消されるたびに、新しいレイピアを創り出す。

このままでは、ラチがあかない。

僕は、そう思うとレイピアの数を一気に増やす。

合計24本のレイピアがもりんの周りに出現させ、スタンバイさせる。右手を上げて、下げる。

これが合図で、レイピアがもりんに向かって飛んでいく。

もう少しで、もりんに当たるところで。

バァーン!

銃声が聞こえる。

意識が消えた。





疲れてるのでかなり、誤字脱字等があるのでは無いでしょうか?少し短めですが、すみません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ