愛してくれた、あなた。
私は、久しぶりに『夢』を、見た。
その夢で、私は泣いた。
すごく、悲しい夢を見た。
私の、過去のような、夢を‥
私の、過去‥
それは、人には、言えないような、過去。
私の、過去‥
私は、産まれた時、死んでいた。
ケド、奇跡的に生きた。
親は、いつも喧嘩。
私を、産まなかったら、離婚する予定だったらしい。
そして、産まれてから、私は一年間、おばあちゃんの、家で、暮らしていた。
親は、もう一人の子供が、産まれたから、私をおばあちゃんに、預けて貰ってた。
私は、親の愛情をもらってない、ただの、邪魔な子供として、産まれて来た。
寂しかった。
そんな、夢を見た。
「はぁ‥。はぁ‥。‥‥うぅぅ‥。」
私は、布団の中で、泣いていた。
声を、押し殺して‥。
朝まで‥
小学生の時‥
私は、友達を1番大切な人として、見て来た。
家に、帰っても勉強。
だから、小学生の時から、よく、遊びぐせが、ひどかった。
中学生‥
高校生と、上がった。
高校生に、なって、初めて好きな人が出来た。
一目惚れだった。
ケド、私には、告る勇気がなかった。
私は、学校でよく告られる。
ケド、その男は、みんな
「エッチしよっ。」
「セックスフレンドに、なって」
とか‥
毎日、うざい。
そんな中、また告白されてて、エッチされそぉに、なった時、助けてくれたのが、彼だった。
優真君だった。
私が、好きだった人‥
私は、漫画見たいな話で、少しビックリした。
「大丈夫?」
優真君の、低い声。
ドキっと、した。
「あっ‥。うん。」
私は、下を向いたままだった。
「良かった。君、名前は?」
私は、またドキっとした。
「川崎‥佳奈。」
「カナちゃん。俺、優真。よろしく。☆」
何回聞いてもドキっとしてしまう。
「うん。よろ‥しく。」
私は、まだ下を向いていた。
「顔‥あげて?」
ドキっ。
何で一言一言に、ドキドキしてしまうのだろぉ。
私は、優真の言う通りに、顔をあげた。
「可愛い。☆いっつも、前向けヨ。バイバイ。」
か‥可愛い。
ドキドキしすぎぃ。
あっ。
「あのぉ、優真さん。」
「んっ。?」
あぁぁ、顔見られてる‥
赤くないかなぁ‥
「その、アドレス‥教えて下さい‥。」
恥ずかしぃ。
優真君は、ニコッと、
「イイヨ。」
と、言って赤外線で、私にメールアドレスをもらった。
すっごく、嬉しかった。
それから、ずっと、優真君とメールをしたり、教室の前で喋ったりした。
ある日‥
私の、クラスの男子が
「佳奈ちゃんと、優真先輩と、付き合ってるらしいよ。」
とか‥
「優真先輩、彼女と別れたらしいよ。やっぱ原因は、佳奈ちゃんでしょっ。」
とか、言う噂が流れだした。
そのたんびに、優真君が、
「なんか、変な噂流れてるし。佳奈、モテすぎだし。」
と、言うように、なった。
私は、その返事を笑顔で返していた。
けど、その意味が分かるのは、ずっと、先の事だった。
それから、何ヶ月もたってから、優真君に告られた。
私は、もちろん”おっけぇ”にした。
それから、毎日のように、キスをしてくる、優真。
キスする前に、必ず
「キスしてイイ。?」
と、聞いてくる。
すごく、可愛い。
その顔がすごく、愛おしかった。
そして、ある日‥
優真が、
「水族館に、行こう。」
っと、言ってくれた。
水族館に、入ってすごく騒いでいた。
嬉しかったから。
たぶん、水族館がこんなに、楽しい所なんて、思った事無いと、思う。
水族館の帰り‥
優真が、
「今日‥俺ん家来る。?」
と、聞いてきた。
私は、すぐに、
「うん。♪」
と、言った。
優真の部屋は、すごく男の子って、感じがした。
優真は、アクセサリーが好きだから、部屋中に、いろんな、アクセサリーが、あった。
私は、どこに座ったらイイのか、分からなかった。
優真が、ベットを指して
「こっちに、来いヨ。」
と、言った。
今だに、ドキっと、しまう。
私は、横にチョコっと座った。
「佳奈‥。好きだよ。」
私を、倒した。
私は、何人もの男に抱かれて来た。
中学生の時に‥
けど、こんなにドキドキした事は、無い。
「やって‥イイ。?」
「う‥ん。」
私は、初めて、優真に抱かれた。
優しく抱いてくれた。
嬉しかった。
「大丈夫?」
と、たまに声をかけてくれた。
その、優しさが嬉しかった。
「うっ‥。あっ‥。あんっ‥。」
私の声が、優真の部屋に響いた。
「可愛い」
と、ずっと言ってくれた。
その間、何回も
「ずっと、一緒に居て‥」
っと、小声で言ってるのを聞いたような、気がした。
そして、終わってから、すごく長いキスをしてくれた。
何回も、してくれた。
そして、
「もぉ、遅いから、帰る?」
と、言って帰ろぉとしたら、最後にD−プキスをしてくれた。
この、一日がすごく楽しかった。
初めて、あんなに愛された感じが、した。
あの感覚が、忘れられない。
自分が変に、なってしまう。
帰ってから、ずっと、笑っていた。
そして、毎日のように、キスとエッチを繰り返していた。
けど、このごろ優真の調子がおかしい事にきずいた。
エッチしている時、二酸化炭素をはいてばっかり‥。
それに、またに急に立ったら、貧血をおかしたり‥
このごろ、大丈夫かなぁ、と、思う事がある。
「優真。大丈夫?」
「うん‥」
毎日の繰り返し‥
そして、数日後、優真は入院する事に、なった。
私は、毎日、お見舞いにいっては、キスをしてくれる。
私の、幸せ。
親にも、そんなに可愛いがわれた事無いのに。
いっつも、帰り道で泣いている。
そんな、ある日‥
プルプル‥
「うっ‥。朝から‥。誰?」
それは、非通知だった。
出るのは、嫌だった。
ケド、何回も鳴るから、取ってみた。
「はい。どなた‥」
「佳奈ちゃん!今すぐ、優真の病院に、来て!」
優真のお母さんから、だった。
「どぉしたんで‥」
「イイから、来て‥。」
お母さんは、泣いているような、声をしていた。
とりあえず
「はい。」
っと、言って切った。
私は、嫌な事を思い出した。
優真の、貧血。
酸素を吸わない体。
なんか、嫌な予感がした。
私は、急いで、優真の居る病院へ行った。
ガラガラ‥
「優真!‥いない。」
どこに、行ったんだろぉ。
私は、優真のベットを眺めていた。
そして、
「死なないで。」
と、祈った。
そこに、風と一緒に、紙がおちてきた。
『手術室に、来て。優ママ』
手術室‥
優真が、居る‥
私は、病院を走りまった。
看護師に怒られたりした。
ケド、そんな声など聞こえなかった。
「優真。」
私は、何回も叫んだ。
そして、やっと着いた。
手術室‥
優真のお母さん、お父さん、友達‥
たくさんの人がいた。
皆、優真が世話になった人達。
私は、お母さんと目が、会った。
「佳奈ちゃん‥」
「優真は‥」
お母さんは、
「分からない‥」
っと、言った。
『優真』
と、何回も叫んだ。
そして、手術室のドアが、開いた。
お母さんが、
「優真は‥」
皆、沈黙になった。
「佳奈さんは‥いますか。?」
と、言われた。
私は、ビックリした。
「はい‥。私です‥。」
「少し、来て下さい。」
私は、手術室に呼ばれた。
優真が居る‥
「優真さんが、佳奈さんと、会いたいと‥」
どぉぞ。
と、言われて優真の居る場所に呼ばれた。
「優真?」
「佳奈‥」
私は、優真に抱き着いた。
「優真‥大丈夫?」
「うん‥」
「優真‥佳奈の、将来の夢何か、しってる?」
「さぁ‥。」
「優真の、お嫁さん。☆」
「それは‥嬉しい‥わ。」
「優真も、一緒?」
「当たり‥前や‥」
「嬉しい。☆」
「優真‥大好き☆」
「俺も‥佳奈の‥事‥大‥好‥き‥」
ピーー。
「優真?」
「午前、10時30分、堀田優真さん。」
医者が、言った。
「優真ぁ。うわぁ‥。」
私は、優真の横でずっと泣いていた。
十年後‥
「佳奈ぁ。行こう。」
「うん。♪」
私は、この十年間、優真の墓に、行っていた。
必ず、10時30分に、行っている。
私は、親にも愛されず、ダチが1番と、思ってた。
ケド、初めて、誰かに愛された。
すごく、嬉しかった。
優真だけだった‥
こんな私を、最後まで愛してくれた。
私の、ユイツの人。
大好きな、人。
この世界で、愛した人。
運命を信じた人。
私は、あなたを愛して損など、してない。
私を、最後まで、尽くしてくれた。
笑った時も、泣いた時も、怒った時も、いつも、一緒に居てくれた。
私は、優真のおかげで、自分が大切な、人間と、言う事が、分かった。
私に、すべて教えてくれた。
あなたに、もう一度、あって言いたい。
「ありがとう。私を、愛してくれて‥。」