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SUMMER MEMORY   作者: コガネ先生
3/5

二日目「始まり」

チュンチュン


僕は朝日を浴びてベッドの上で大きく背伸びをした。


「おーい!」


優人兄ちゃんだ、早く下に行かなきゃ…


僕が下に降りるともう朝ごはんの用意ができていた、どれもすごく美味しそうだ。


「何か夏休みの間やることはあるの?」


不意におばちゃんから質問が来た…そう言えばどうしよう、まだ考えてないや…


「だったら俺のカメラ使ったら?このカメラまだ使えるよ」


『兄は首に下げていたカメラを外して私に手渡した…今思えばこのカメラが夏休みの間の不思議な体験の始まりだったんだと思う』


「えっ?いいの?」


僕はカメラを見ながら驚きの声を上げる


「うん、もう一つ持ってるから」


やったぁ!僕は喜んで、さっそく何を撮ろうか考え出した。


「壊さない様に使うんだよ?」


「うん、わかったよおじちゃん!」


僕は「ごちそうさま」をするとすぐに家の外に出た…そうだ、山に行ってみよう!


~山道~


あれからいろんなものを撮ってみた、お寺のお坊さんやカブトムシを撮ってみた…そう言えばこの山って丘の上からの景色がすごく綺麗なんだ


僕はさっそく丘の上を目指してかけていった。


~丘の上~


「わぁ~!」


『丘の上からの景色は、去年からも変わらず良い景色だった。麓には伯父の家が見えてずっと向こうには高速道路や森の里の街が見えていた』


パシャリ


後ろからシャッターの音が聞こえた…誰だろう?


「うふふ…おどろかせちゃったかな?」


そこには、白いワンピースに麦わら帽子をかぶった綺麗なお姉さんが立っていた…


「こ…こんにちは」


「坊や見ない子ねぇ…どこの子?」


僕は夏休みの間おじちゃんの家に泊まりに来ていることを話した。


「ああ、あの畑やってる…立花さんのとこね?」


「うん、お姉さんは名前なんて言うの?」


「わたし?わたしは、蝦夷姫春」


『彼女は黒く長い髪をかきあげながら名前を名乗った…当時私も「えぞひめはる」なんて名前は初めて聞いた珍しい名前だった。ちなみに歳は中学3年生と言っていた』


「ちょっと面白い名前でしょう?坊やはなんていうの?」


「僕は青空、あおぞらって書いて青空なんだ」


僕が名前を言うと…「坊やも面白かったね」と笑われた。


「そうだ、私も夏休みの間暇なんだ…だから、気が向いたらこの丘に来てよ…私いつでもここにいるから」


「うん、わかった!またね!」


残念だけど今日はまだやることがあるんだ…ごめんね、お姉さん


僕は走って沢の方に向かっていった。


ザァァァァァァ


小さな滝のある沢は毎年僕が釣りをしてるんだ。


「あ、青空君」


ありゃ?今日は先客がいた、従兄妹の沙耶だ。


沙耶は釣りなんかしないし、毎年なんで沢にいるのかなぁ?


「あっ…」


なんて考えてたら魚にエサ持ってかれちゃった…


────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────


カナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナ…


気がつくともう夕方だった、そろそろ家に帰ろうかな?


お腹がすいていた僕はとなりで川を眺めている沙耶を連れて家に向った


「ただいまぁ!」


「おかえり、今日の晩御飯はお蕎麦ですよ~」


家に上がるともう晩御飯が出来ていた、あとはおじちゃんが帰ってくるのを待つだけた…


そのあと晩御飯を食べた僕は従兄妹とちょっと話して布団に入った。


日記


今日は丘の上で知らないお姉さんにあった。


これから仲良くお話していきたいなぁ…


どうも、読んでくださった皆様ありがとうございます!


今回から青空少年のと語りに違いをつけました。


『』ちなみにこっちが語りです。


もし良ければ次回も読んでください!

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