表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空翔る竜と私  作者: mikito
9/12

いらないもの

テントがつくってくれる日陰へと移動し、

水筒の水で傷を洗い、ジェル状の傷薬を塗って、

薬屋さんがつけてくれた新しい包帯を巻く。

「よしっ

あとはかすり傷にも薬を塗ったら完璧ね!」

そしてジークの手当を終えると、

私はふと、腕輪と足輪をつけたままであったことに気が付いた。

「これ、売りに行かなくちゃ」

私には不必要なもの…だと、思いたかった。

黙々とすべて取り外して、布に包む。

と、ジークが私の首元を見つめているのに気づき、思わず手をやった。

「あ…」

首飾りをつけたことを、うっかり忘れていた。

大きなラピスラズリと、その周りを縁取る繊細な金の装飾を指でなぞる。

それも外そうとすると、ジークがパッと手で制した。

「…?」

無意識の行動であったらしく、不思議そうな顔をする私から、

彼は少し気まずそうに顔をそらした。

(もしかして…?)

「これ、私に似合ってるかしら?」

その言葉に、彼は少し恥ずかしそうに頷いた。

私の頬が自然とほころぶ。

「ありがとう…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ