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自分の歩く路  作者: 裾葡
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家出

夜の九時。

辺りは暗く、人さえそんなに歩いていない。電灯も切れたものばかりで役に立たない。

「うおっとぉ」

足元で、小さな小動物が横切る。

「何だ、ハメリアか」

ハメリアとは、鼠の仲間、一番近いのでハムスターといったところだろう。自宅まであと数メートルのところで目の前に黒猫が現れる。

「不吉な…」

其処からは周りに警戒しながら家に帰る。何時何処で何が起こるか判らないからだ。

「ただいぶっ」

玄関の扉を開けた途端顔面に何かが当たる。

「何だよこれ…雑巾!?何やってんの」

「夫婦喧嘩」

玄関前には色々な物が転がっている。其れを、冷静な姉が拾って片付けていく。リビング近くで大きな物音が。何で争っているのか。不吉なこととはもしやこれのこと!?

「何で止めねーの。何でそんな冷静でいられんの」

「止めても無駄だったから」

ハッキリ言うな!

「だったら俺が」

「死にたいんなら行ってらっしゃい」

笑顔で言うな!

この発言から、刃物が飛んでいる模様。

「ところで何処行ってたの?」

「ん?ああ、教会近くのおばさんが薬品別けてくれるっていうからさ。ほい、これ」

「何これ」

瓶に入った紫の粉を見る。決して毒薬ではない。

「セコルの実で作ったやつ。風邪薬だって」

「ふうん」

感心なさそうな言葉。まあ、別に良いけど。

扉の向こうから、夫婦喧嘩の声が聞こえてくる。

「だから!私なんかよりも仕事場のナイスバディのお姉さんといちゃついてくれば良いでしょ!」

「誤解なんだってぇ」

成程。親父の浮気発覚って訳ね。

「離婚よ!!」

「そんなあ!レンとミレイはどうするんだ!」

「ミレイかともかく、レンは許の母親に返せば良いでしょ!!」

…なんだって?今聞き捨てならない言葉が。

「聞いたら駄目!」

姉ミレイが俺の両耳を塞ぐ。でも、もう遅い。ばっちりと聞いた。

頭の中が、真っ白に。

「とにかく出て行かせてもらいます!」

その言葉の後に近くの扉が開く。開けた人物がこちらの姿に気付くと、顔色を変えた。

「か、帰ってたの。おか…」

「今の話、本当かよ…?」

「何のこと?」

悪魔で惚けるつもりだ。

「惚けんな。俺があんたの本当の子供じゃないって話だよ!今まで黙ってたのか!?」

「レ…」

俺は、雑巾を投げ返してやった。それから、玄関の扉を開ける。

「何処行くの?」

「関係ねー!」

其れだけを言って、扉を閉め、来た路の反対を走っていく。相変わらず、暗かった。俺の、心の中みたいに。

ここまで読んで下さって有難う御座います!

小説を書くのが好きで好きでたまらなく、登録した者です。初心者なので読み難かったらすみません!

さて、この話はどうだったでしょうか。本当はもっと長い話なんですよ。本当は笑いが沢山あるはずなんですよ。

…暗い話から始まっちゃいましたよね。この先どうなるのやら。

あまりにも長々と書くのは皆様が疲れてしまうと思い、連載と言う事でお送りさせて頂いてます。

ここは連載は何回までという決まりはあるのでしょうか…。だ、大丈夫ですよね!!!!

あらすじ長々とすみません。でももう少しお付き合いください。

この話の主人公、フェイルド・レンの名前なのですが…。

私実は姓に悩んだんですよね。苦手なんですね、姓を考えるの。色々思い浮かぶのですが、最終的にフェイルドになりました。

これからサブキャラがわんさか出る予定なのでどうしよう。たまに名前が似ていたりするんですよね。人物の名前を考えるのは結構大変ですー(私だけ?)。

とまあこのように前途多難ですが、元気に頑張って書いていこうと思います。

これを読んだ感想を頂ければ幸いです。




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