父
掲載日:2013/06/06
家に帰る
居間は真っ暗
子供たちの笑い声が上から聞こえる
服を投げ捨てテレビをつける
音量を上げる
16くらいだ
台所に行く
昨日の残り物で更生されたおかずを持っていく
冷たいが文句を言わない
「お茶」
下に娘がいれば持ってきてくれるが今は上にいる
自分で取りに行くしかないようだ
食い終り、台所に食器を持っていく
私は洗わない
風呂に入る
からの少し湿った洗濯機の中にパンツを放りこむ
給湯器をつけ、暖かい湯を体にかけた
風呂から出る
大きなバスタオルで体を拭き、洗濯機に放り込む
そのままテレビを消し、煙草を手に取り
上へあがった
娘が何やら下に行き、すぐに上に上がった
朝起きて準備をしている最中、給湯器を見た
給湯器が消えている
仕事に行く
帰ると投げ捨てた服も食器もなくなっている
選択された服が居間に干してある。
娘が台所でひそひそ話をして
妻は娘の話に共感している
私はきっと一人で暮らせそうにもない




