もしも藤原妹紅が男だったら
ヤバい・・・。勢いで書いてしまったことを今後悔している。
幻想郷:迷いの竹林
先を見渡すことすら不可能な竹林に佇む一軒の小屋。その近くで切り倒した竹を手頃の大きさに揃えている青年の姿があった。
彼の名は藤原妹紅。不老不死の人間で、迷いの竹林の案内人をしている。
「ふぅ、これだけあれば竹炭に困らないな。そうだ、どうせ余るだろうし慧音に頼んでいくつか買い取ってもらうか」
どうやら、竹炭に必要な材料の採取をしていたようだ。
肩に掛けていた手拭いで額の汗を拭き取り、長い白髪をかきあげ空を見た。太陽は妹紅の真上に差し掛かっている。
「そろそろ昼か。たまには里で食べるのも良いな。金は昼飯代くらいはあるし」
そう呟きながら腰に下げていた小銭袋を確認した後、テキパキと片付け里に出かけた。
※
里の門に着くと門番が妹紅が挨拶をしてきた。
「妹紅さんこんにちわ。珍しいですね、慧音さんと一緒じゃないなんて」
「こんにちわ。たまには外食も良いかなと思ってな。てか、俺そんなに慧音と一緒にいる印象なのか」
「ええ、端から見れば夫婦ですよ。いつ式を挙げるんですか」
「んな!?」
門番はにやつきながら妹紅に尋ねた。妹紅は耳まで真っ赤にして否定しているが、説得力がない。
「結婚なんかするか!確かにあいつとは仲良いけど、そんじゃないからな!ただの友達だからな!」
「はいはい、分かってますよ。からかっただけです」
そう言いながらも、門番はにやついたままだった。
「む~、いつか仕返してやる」
「出来るものなら」
妹紅はそんな捨て台詞を吐きながら里に入っていった。
里を歩く妹紅にたくさんの人が挨拶している。それだけで、妹紅がかなり有名であることが分かる。
しばらく気になる店を探していると、見知った人物に出会った。
「妹紅、来てたのか」
「よう、慧音。此処で昼飯を食べようかと思ってな」
彼が出会った人物は上白沢慧音。この里の寺子屋の教師で、半人半獣でもある。
「そうなのか。だったら一緒に食べないか。美味しい蕎麦屋を紹介しよう」
「ああ、いいぜ。何食おうか迷ってたところだったしな」
二人が並んで歩き出すと、すれ違う人たちからお似合いだと茶化されるたり、精力剤を渡されたりとかなり恥ずかしい目に逢い始めた。
だが、二人の顔はどこ嬉しそうで幸せに満ち溢れていた。




