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家業(そのに)-2

連れてこられた部屋は防具や武器など危ない物が並んでいる部屋でボクはワクワクしていた。

椿はそんなボクをクスクス笑いながら、前に見た日本刀を腰に携えるとよしと声に出していた。

「アナタも好きなの選んで良いわよ?」

困った。

ボクは特別に得意と言う武器が無い。

ボクは薬剤等が無いか探してみたが、特段これと言ったのは無かった。

「なに?手ぶらでいくの?」

そんなボクの姿を見て、バカの癖に椿はクスクス笑っている。

ボクは手近にあったクロスボウと矢のケースを取って身に付けて見た。

なんだがしっくり来る感じがしたのと、クロスボウが折り畳み式な事にボクは喜んでいると椿は腰に手を当てて子供を見るような視線を送っている。

バカなのに!

「さて、行きましょうか?」

椿はそう言うと先陣をきってカッコつけながら歩き出そうとしているのでボクは手を振っておいた。

「それ!どう意味かなぁ!?」

だって荷物持ってないし、、、

なんか、怖い顔で椿が睨んで来てしどろもどろになっていると気付いてくれたのかため息をついている。

「あのね!荷物取りに行きたいなら言いなさいよ!」

ほっぺたを引っ張られながら叱られた。

ボクはもう、椿の事は心の中でしか、からかわないようにしようと思った。

ほっぺた痛いから、、、



荷物を持って外に出ると車が1台止まっている。

椿はそれに躊躇いもなく乗り込んだので、ボクも隣に乗り込んだ。

それにしても、この屋敷を1人で外に出るのは無理だと思った。

侵入者対策なのか分からないけど、入り組んでいて所々にトラップも仕掛けられているのが見て取れた。

もしかしたら、今があの屋敷を離れる絶好のチャンスなのかも、、、

「なぁに。考えてるのかなぁ?」

椿の顔を見ると満面の笑顔だった。

ただ、目が笑っていなくて、日本刀を掴んでる以外は素敵な笑顔だと思った。

狭い車で日本刀を振り回す事なんて出来ないのにやはり、バカなのかな?

「振り回さなくても打突でアナタの顔を変えることは出来るわよ?」

そう言えば、師匠がたまに女は心を読むと言っていたなぁ。

ボクは現実逃避をしながら遠くを見つめていた。

決して椿が怖いからではない。

「まったく!仕事はきちんとしてもらうからね!」

この仕事が終わったら現地解散をしよう。

「椿様。今回の仕事内容は目的地までの警護です」

「そう。歩きで目的地まで行くのかしら?」

「いえ、トラックがございますのでそちらで」

「護衛対象は荷物?それとも人?」

「荷物でございます」

「なら、運転手が人質にされても荷物を優先と言う事ね?」

「左様でございます」

「私がそう言う仕事を受けないの分かってるわよね?」

「ご安心下さい。運転手もプロの運び屋です。それにその方も荷物を無視してのお1人ならばどんな状況からも逃げれると仰せです」

「そう」

運転手との確認をしている椿は先程までの椿とは別人に思えた。

あの老人みたいなどこか冷たい目をしているのが少し気になったが、内容は椿のお人好しの性格が現れるような内容だったので気にしないようにした。

しばらく走ると車は一台のトラックの前で止まった。

最近ギリギリに投稿してる。。。

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