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無知な令嬢に罪があるのなら真実を明らかにしましょう  作者: NALI


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第59話 クロエの気持ち


❄︎••┈┈┈┈••❄︎••┈┈┈┈••❄︎


レオが帰宅して慌ただしく領地に帰り

王都の邸に戻って来たのは半月後だった



「姉上ただいま戻りました」


「おかえりなさい領地は変わりなかった?」


「うん。みんな元気にしてたし今年の収穫祭も無事に行えそうだよ。今年は豊作だったようだね」

レオは領地のみんなが幸せそうだったようでとても嬉しそう


こんな時に私の話しを聞いて貰っていいのかな

少し戸惑うけど


でも今の私じゃ何も出来ない

前回と違うところが多すぎてどれが正解かも分からない

レオはレオだけは唯一信じていい存在だと頼っていいと思える


ジェミーにも話してはいるけど、頼るというか不安な気持ちをなだめて貰っているだけで何も解決出来てない

でも私にとってこの2年間はジェミーのおかげで寂しくなかったのも事実



もうすぐ私の誕生日を迎える


王宮学園の入学も待ってる


未来は変わったのかな



モヤモヤ考えているとレオが


「姉上?」


私の顔を覗き込んで来た


「大事な話しがあるのですよね?」


「う、うん」


「じゃあ僕の部屋で聞きますよ」



レオに手を掴まれ引っ張って部屋まで連れて来られた


レオは何故か自分の部屋なのに1度


コン



ノックした


「では姉上どうぞ」


ん?今のはなんだったんだろ?



「姉上お話しって?」


どこから話せばいいのかな……

「あのね信じて貰えないような話しなんだけど笑わずに聞いてほしいの」


「姉上が真面目に話す内容を笑ったりしないよ」


レオが優しく微笑んでくれる


「今からする話しは絶対にほかの誰にも王族の人にも知られたくないの ジェミーには話してるけど……。だから絶対に王子様たちに話さないって約束してくれる?」



私は真剣な目でレオを見つめた

「……………………」

レオは少し考えて


「わかった……ここでは話さず姉上の部屋で話そう。ジェミーは知ってるんでしょ?お茶を出してもらおう。僕『ひとりで』姉上の部屋に行った方がいい」


「ん?今ここにはレオと私しかいないよ?それにせっかくレオの部屋に来たのに?移動するの?」



レオはにっこり微笑んで


「いいのいいの。さぁ姉上の部屋で話そう」


「う、うん」



レオが私の背中を押して部屋からでた


そして小声でレオが何か呟いてたけどよく聞こえなかった







『誰も来ないで。僕ひとりで行く』










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