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東方オリスト「東方光隕誕」   作者: 三郷吾請
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霊夢・早苗編幕間「地脚天瞰のアルパレ町娘」


 昔の常連だった鍛冶屋を尋ね、七転八倒大騒ぎし、どうにかこうにか修羅場を抜け出た霊夢と早苗。

 今は人里。商店が並ぶ一区画。


「確か、ここの通り曲がれば見えるはずよ」


「ふむふむ……ちゃんと覚えておいて、後日また行きたい所ですね。『現物』を見るのは初めてなので、ちょっとワクワクしちゃいます」


「『現物』て……人里まで布教に来てるんなら、あんたもあの派手な店構えくらい見てると思うけどね……」


 客の顔したこそ泥と怒り狂う鍛冶屋の騒ぎをひとまず乗り切り、どうにか情報を聞けた霊夢たち。

 とはいえ客の方は精根尽き果てろくに話にもならず。代わりに鍛冶屋の方にネタがあった。


「思い返すほど八ッ鉄のやつったら……勧誘されたの初めてじゃ無いってんなら最初から言いなさいよって感じよね。あいつ吐かすだけで良かったって事なのに、余計な手間食っちゃったじゃないの」


「ま、まあまあ……何はともあれ、いきなり『教祖』の居場所が分かったんですよ。結果オーライじゃないですか」


「泥棒の信者に裏取れなかったから微妙だけどね……普段と比べて、まだ3割くらいピンと来ないし」


 鍛冶屋に曰く、今回の騒動以前にも、「ねひりん」の誘いは何度か受け、時には人里まで営業に来た折、教祖と連れ立つ信者から勧誘を受けたためしもあったという。


「でも、八ッ鉄さん言ってたじゃないですか。『あれを見間違えるわけが無い』って」


「説明を聞けば、確かに『間違えないかも』って気はするけど……それにしたって、呉服屋の一人娘が黒幕ってのがねえ……あそこは正真正銘、人間の家系だし」


 話してる間に通りを曲がり、大店ばかりが居並ぶ通り。六間ほど先、一際賑わう人だかり。


「ほら、あそこ。あの大体いつでも人混みできてるあそこが『くりや』よ。あれも武蔵堂に負けないかなりの老舗」


「ほお~~~! あれが、人里でも有数という呉服屋さん……つまりいわゆるブティック……!」


「そ。私らには名前以外に一生縁がないだろう店」


「そんな、卑屈になりすぎですよ霊夢さん! 庶民でも手が出る物もちょっとくらい置いてるのが今時の高級店の生存戦略なんですよ。かくいう私のこのお衣装も、引っ越し祝いに神奈子様と諏訪湖様が「くりや」さんに注文して下さったものだと聞いてます」


「………………まじ?」


「あ、はい? すいません、何か言いました?」


「……なんも言ってない…………」


 巫女服の思い出に浸ってた早苗の耳に、湿っぽいぼやきなど届いてなかった。

 霊夢が心から滲み出させた顔は、急に脈絡なく富士の樹海に投げ出されたかのようだった。

 異変が先、今は異変が先よ……。


「あ、霊夢さんボーっとしてないでホラ、お店から人、人が出てきました!」


「……繁盛してんだから人くらい出入りするでしょうが」


「違うんです見て下さい、あの人混みなのにあんなに……!」


「あ、もしかして……」


 確認。

 確かに店の入口辺りから一人出てくる。店の入口が人で見えないのに、その一人だけはっきり見える。

 店先の喧騒が一段賑わう。その出てきた一人、周りの人混みより頭一つも二つも背が高い。

 飛び出す襟や肩から、いかにも呉服屋な上品な柄がキラキラと。

 そして人混みが塊にしか見えない霊夢達にも、あの大女のはにかみ顔がよく見える。


「あれが、『くりや』の娘の『おこん』さん……確かに見間違えようが無いですね。6尺(約180cm)……は絶対超えてますね」


「そんじょそこらの大男と比べても頭半分は確実にでかいわ……そりゃまあ、あんなの2人も居たら大事件ね」


「辺りに命蓮寺の尼さん(雲居一輪)も居ないみたいですし、お客さんも普通に接してて……妖怪やオカルトも関係無さそうですねぇ」


「んで、あいつの素性は……早苗、八ッ鉄の情報じゃなんつってた?」


「あ、はい。えっと確か……『おこん』さんは見かけの割に体が弱くて、生まれてからずっと店の奥で臥せってばかりだったらしいんですが、最近になってとても調子が良くなったとかで、今はああしてお店の服を着て挨拶したりで、文字通り『看板娘』をやってらっしゃると──」


「生まれつきの弱い体が、最近急に治ったと……よし、十分」


 グリグリ腕を回してエネルギー充填。


「えっ、ちょ……れ、霊夢さんまさか?」


「バカ言ってんじゃないわよ。怪我はさせないわ」


「ドつかなきゃ良いって問題じゃ──!」


「どいたどいたあ! 博霊の巫女様が異変解決に来てやったわよー!」


「ちょっとぉ!?」


 低空飛行でスタート切る霊夢。ゴール地点はもちろん「おこん」と呼ばれる娘。

 店先の注目が霊夢に集まる。


「え、何、巫女……?」


「また騒ぎ? 人里のど真ん中よココ?」


 ざわめく雑踏、叫ぶ早苗。


「れ、霊夢さん、霊夢さーん!」


「うっさいわよ、ガサ入れするだけだって言ってんでしょうが!」


「そうじゃなくて、あの……!」


 声を限りに東風谷早苗。伝えねばならぬ事がある。


「あの身長で、立派なお着物って……『オーダーメイド』ってやつじゃ無いんでしょうかー!?」


「……っ!?」


 その時、博麗霊夢の脳裏をよぎる。

 弁えるとか、償うとか、幸せな巫女に似つかわしくない単語が次々と。

 人混みが逃げるように2つに割れて、「おこん」の足元に博麗霊夢が推参した。

 途中で失速して地べたを盛大に滑り、うつぶせ土埃塗れの打ち捨てられた鯉のぼりみたいな有り様で。


「……」


 沈黙で出迎える人々。

 霊夢も黙って立ち上がり、服の土をはたき落とす。


「あ、あの……お嬢ちゃん? 濡れ手ぬぐいでも、持ってこようか?」


 霊夢に声をかけたのは、ターゲットの「おこん」その人。膝を折って目線を合わせる親切が痛い。珍奇なもの見る周囲の視線もうざったい。


「……るっせえ」


「ひっ!?」


 薄汚れた顔で睨み返す霊夢。空気がいたたまれなくて、ヘソ曲げるしかない。仇で返された「おこん」がビビる。

 今は遠くの早苗は応援したものだか止めたものだか分からず、ひとまずお祈りを捧げている。通りの陰に身を隠しながら。


「余計な話は良いから、あんたが『ねひりん』と関係あんなら吐きなさい。この場で、今すぐ」


「へ……は?」


 顔の周りがハテナだらけの「おこん」。顔は引きつり、中腰のまま固まり、細かく震えている。

 原因は明らか。相手が少女でも、ガチで凄まれりゃ狼狽えもする。


「ねひりん……って、何だ?」


「あれだよホラ、最近流行ってるだろ。長屋のアレが入信したとか言う」


「あー、アレかー……」


「あんたらには聞いてない!!」


「「うひぃっ!?」」


 野次馬のひそひそ話を黙らせる霊夢。登場一番で格好がつかず、もう恫喝するしかアイディアが無い。

 向き直って「おこん」の顔。目線が泳いで、記憶を探っているらしい。


「えっと……な、何かの、ごっこ遊びのお話……かな?」


「小さく見積もりすぎ!」


「ご、ごめんなさい!」


 見た目はデカいがすっかり縮み上がっている。

 霊夢の表情が一段と曇る。


「(本当に心当たりが無いって感じじゃないの……何なのよコレ。私の勘はビンビン来てるのに、本人が全く無関係ってどういう事よ?)」


 普段なら、霊夢は異変の実行犯に出くわせば、向こうが自己紹介などする前から「こいつだな」とピンと来る。

 地底の騒ぎの時も顔役(さとり)が先に出てきたが、勘が答えを外す事は無かった。

 その勘が今「こいつだ」と言ってるわけだが、同じく自分の勘が「こいつは嘘ついてない」と言っている。実行犯のクセにわけが分かってないとはこれいかに。それこそあの顔役でも引っ張ってくればもっと確実だったかもしれないが、たらればを考えても仕方ない。


「(あ~もう考えるのやめてとっちめたい。けど人里でただの人間ボコすのは流石に“ちょっぴり”マズいわよね……)」


「これこれ。犬畜生のように牙を見せびらかしたって、人の心は聞こえやしないよ」


 霊夢と「おこん」の間に割り込み1名。

 人垣をかき分けて、現れたるは豊聡耳神子。さしたる用はどっちかと言えば無かりそう。鯛焼きなんかパクついてどう見ても通りがかり。

 これでもかとばかり注目集めた神子の顔は、視線を浴びるほどツヤが増してくように見える。これも為政者特有の性分か。


「な、何しに来たのよアンタ……」


「ただの偶然。あの後ひと息ついて、つい先程から二度目の捜査を始めたのだよ。足で稼ぐのは顔も売り込めて一石二鳥だからね」


 辛うじて記憶が蘇る。神子とは墓場で別れたっきり。

 霊夢はスキマの屋敷から人里まで大回り。妖怪潰したり鍛冶屋を宥めたり。

 一方の神子はその間、まったり食べ歩きし通して どうせ物のついで感覚で捜査を再開した。

 もしかしたら墓場に現れる前の捜査とやらも、外で朝飯食べるついでだったのではあるまいか。

 霊夢は、「もうとりあえず全部こいつのせいって事になんないかな」と思った。


「して、博麗神社の巫女様よ。こんな所で何の騒ぎかな?」


「どうもこうもコイツが」


「え、わ、私……?」


 指差された「おこん」が困惑。誰が見ても全く心当たりが無さそう。


「おや勇ましい(見境がない)。博霊の所は“悪を許さぬ(独善的な)”気質なのだねえ」


 どっかの都に住むかのように言葉を薄絹で包む神子。梱包した言葉を吐きつつ、同じ口に鯛焼きの尻尾を詰め込み、霊夢と「おこん」とを遮るように割って入る。

 神子の顔が向いているのは「おこん」の方。


「ごっくん……楽になさい、お嬢さん。私が目線を合わせよう」


「え……あ、は、はい」


 神子がフワリと浮かぶので、意図を理解して中腰解除する「おこん」。そしてちょっと……もとい結構近めに「おこん」と目を合わせる神子。


「神社の使者はこのように言うが、君に何か覚えはあるかな? 騒ぎのタネになるようなもの……ほんの僅かな物でいい」


「えっと……全く、何が何やら。私、こないだまで体が悪くて、店の手伝いもできなかったくらいで」


「ふうん……」


 神子の目が気持ち細くなる。


「道行く方々、買い物の邪魔をして申し訳ないが尋ねたい。この娘さんの最近を知る者は?」


 ちょっとタイミングを伺うような間を置いてから、聴衆が口々に証言する。

 ──間違いない。「おこん」ちゃんが病弱なのは馴染みの客ならよく知ってる。

 ──私なんて先月、枕元にお見舞い届けてあげたばかりなのよ。

 ──たまに調子が良い日も、大事を取って親御さんがそっとしといてあげてるんだ。


「……だ、そうだね。博麗霊夢殿?」


「う、ぐ、ぬ……」


 さっきまで店内でビクビク手を拱いてた店員達まで証言に参加している。

 こうなるともう、いつかの人気取り争い。

 霊夢の勘がどこまで正しかろうと、集団心理がねじ伏せる。正義と勝利は人気度が決める。

 神子が営業スマイルでしたり顔を隠す。


「『損切り』という言葉を知ってるかな? 欲に眩むと悪手にしか見えなくなるが、極めて堅実な一手……そういうものも世にはある」


「わ……分かったわよ! アンタらギャフンと言わす証拠でも持ってくりゃ良いんでしょ! 見てなさいよ、真実はいつも私のためにあるんだから!」


 ほぼほぼ敗北者の捨て台詞になりつつ、霊夢が低空飛行で来た通りを引き返す。ここでうまい逃げ口上思いつくには、天才タイプでも年季と経験が足りてない。

 早苗は途中から見てられなくて完全に通りの奥に引っ込み、「おいしそうな屋台でも通りかからないかなー」とか考えながら霊夢の帰りを待っていた。




「さて、知恵に明るき衆生の諸君。博霊の巫女は引き下がってくれたが、1つだけ各々で戒めて欲しい。彼女が自ら飛び回る時、それが思い過ごしだったためしは無いのだ。これをして鼎の軽重を問おうなどと思わず、時には彼女に──」


 霊夢が消えてからの「くりや」の店先。神子が霊夢のアフターフォローまで手厚く立ち回っていた。

 敵味方を尊重し公平っぽさがある事。支持率得るならこれが鉄則。

 一通りの演説を終えて再び人が流れ始める。見届けて神子が店の者に一礼して去っていく。

 ちょうど「くりや」を過ぎた辺りで、脇道に待機していた「おこん」がおずおず神子に寄ってくる。


「やあ、娘さん。言った通りに待っていてくれて嬉しいよ」


「あの……ありがとうございました。助けていただいて」


「いやいや。これも信者の支え得られてのもの。所詮は感謝に至らぬ、さもしい打算に過ぎないよ」


「いえいえいえそんな、本当に、私ではどうして良いか分からなかったので……!」


 聖徳太子が軽く頭を下げ、慌てて「おこん」が深々ペコペコ礼を返す。

 下手に出ている相手に更に下手に出て謙虚さアピール。これも欠かせぬ技術。実るほど頭を垂れる「ように出来る」。俳句にもそう書いてある。能力を使えば、時と場合と相手を聞き分け、裏目に出ないタイミングも完璧把握。


「ところで……忙しく無ければ、ふたつみっつ聞きたい事があるのだが」


「ぜ、ぜひ私で良ければ。丁度、休憩をもらって外に出た所でしたし」


 こうして人は、貴人に仕える喜びを知る。聖徳太子がニヤリと笑む。

 適当な所に腰を降ろす神子と「おこん」。


「それは有り難い。いやなにね。お嬢さんの噂は私もかねてから聞いていたのだ。年頃を迎えても、家の助けにもなれぬ日々、さぞや歯痒い思いもしてきただろうと思うと、私も胸が痛んだものだ」


「お、恐れ入ります。あの、ですけど実は……恥ずかしながら、開き直って貸本屋に赴いては読本の世界に耽るような毎日で……」


「ほほう。境遇を嘆かず、しかも勉強熱心とは感心だ。君は世間より一段と人が出来ているね」


「と、とんでもない……!」


「では今日からでも自信を持ってみなさい。己の生き様は己が讃えてこそ、初めて輝くというものだ。“どんな形であれ”……さておき、この頃は息災だそうだね。こうして見るからに血色も良い」


「はい。何故かは分からないのですが、急に力が湧いてきたと言うか……里のお医者様も驚いていました」


「いやはや、命というものは実に神秘だ。確か、調子が良くなり始める少し前は、逆に酷く体を崩したとか?」


「ええ、まあその……た、多分、『散歩』を始めたせいですかね。いつもは近所の貸本屋を隠れて行き来するだけだったのを、あの頃はちょっと遠出してみようかなんて……外出に慣れて、気が大きくなってたのかも知れませんねぇ、えへへ、へ……」


「ふうん……」


 説明する「おこん」の横で、神子が露骨に目を細めた。唇の端も持ち上がってる。


「ところで……私は常々思うのだ。己が知った物事を、相手も知っていると決めつけてかかるのは、人がつい冒してしまう浅薄の1つだと」


「え? は、はあ……」


「特に『名前』というやつだ。『どれそれを知っているか』と、己の知る名前で問う……これが良くない。『たぬき』に『むじな』、『むささび』に『もま』……それは己が知る前から名付けられたに違いないと、そんな保証はどこにも無いのに、それでもつい持ち出してしまう。獣の名前、道具の名前、人の名前……」


「えっと……例えば私も昔、親に『玄翁』の所在を聞かれて意味が分からなくって、『玄翁も知らないのか』と怒られたり……?」


「うん、そういう事。今では『金槌』とか呼ぶのが主流だと、ご両親も頭では理解していたろうにね。教えた覚えも無いのに知っていると決めつけてしまう。花の名前、書の名前……そして宗教の名前」


「宗教……ですか?」


「君が店を手伝う前、急に病が重くなる前……その頃、もう元気の兆候はあったんじゃないかな? 例えば……君が何かを知って、そして何かを試して……そんな時期があったりはしなかったか? 人に会ってみたり、“ひけらかして”みたり」


「……な……なんの、こと、でしょぅ……」


 神子の細めた目が「おこん」を見ている。「おこん」の両目が泳ぎに泳ぐ。自分で自分を抱くみたいにして、立派な服の袖を両手でギュッと握りしめる。


「……ふふ。あっはっはっは、怖がらせてしまったねえ。済まない済まない」


 神子が「おこん」の頭をポンポン撫でる。座高の差がありすぎるので、座った姿勢のまま宙に浮いてる。ちょっと得意そうな屈託ない笑顔。


「へ……ぅぇ?」


「常ならぬ人というのは何かしら『持つ』ものがあってね。私もそうさ。君の言葉を通して、本当に聞くべき言葉が私の耳には届くのだ。大丈夫、今この場で私しか知らぬ事だ。誓って一人として他言もしない」


「も、『持つ』って、あの……それは、本当に?」


「信じる信じないは自由だよ。それで君がどうなる事も決して無い。私が欲しかったものは、既に君が与えてくれたのだから」


「は、はあ……?」


「驚かせたお詫びと言ってはなんだが、困った事が舞い込むようなら、いつでもこの豊聡耳神子と神霊廟を頼りなさい。それと……」


 地面に立つ神子。座ったままの「おこん」と向かい合う。


「もし、博霊の巫女なり他の何かが、似たような事を問うてくる事があれば、好きなように答えなさい。ただ、一言だけ添えて欲しい。『豊聡耳神子は手を引いた』……とね」


「手を引く……何から?」


「言えば先方には伝わるから心配いらない。兎にも角にも、『神霊廟はこの件に加担しない。一応こちらに害なされれば対立くらいはする。我々にはこの件、全く問題として捉える謂れがない』……そう、“関係者”に伝えておきたくってね」


 180度振り返り、背中越しに手を振りながら去っていく神子。


「ではご機嫌よう。そうそう、2つ向こうの通りの和菓子屋、鯛焼きが絶品だからオススメしておくよ」



 公式の霊夢は裕福な暮らしをしているという情報を得ていますが、作中では相対的な意味で(辺境で少女一人のんべんだらりと暮らす分には)裕福な生活という事にして、幻想郷での生活水準は自他共に庶民程度の認識と言う事にしています。

 要するに部分的な貧乏巫女要素。霊夢をより積極的に動かせるよう動機付けするための措置です。

 一応、茨歌仙の件を考えればお金や信仰絡みで普通に浮ついたりもするかもですが。


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