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生存競争の宇宙で  作者: ブンイチ
2/21

プロローグ 人と獣の宇宙

 初投稿です。不慣れな点も多々あるかと思いますが、よろしくお願いします。

 今できている所まで、一日置きに投稿していきます。



 それは、『人』と『獣』の宇宙だった。




 遥か昔、無数の恒星系にまたがる宇宙を支配していたのは、後の世において『神』と称される、超越的種族たちだった。そしてその神が滅んだ後、宇宙は、彼らから枝分かれした二つの種族が、その覇権を賭けて争うための舞台と化した。


 彼らは種としての繁栄のために互いに、あるいは個としての生存のために同族どうしで、日々宇宙のどこかで、無数に争いを繰り広げ続ける。


 その激しい闘争の中で、人が獣に対抗するために作られた国家という共同体が、無数に生まれては滅びていく。無数の国家、無数の主義、無数の思想が生まれては滅んでいき、やがてその長い淘汰の果てに、現在人類社会を構成する、三つの国家が残った。


 それは、人と獣の宇宙だった。


 同じ超越種族から枝分かれした二つの種族が、互いに繁栄と生存を賭けて終わらない争いを繰り返し続ける、生存競争の宇宙だったのである。


 時は、人暦一〇一〇年。

 後の近代型国家のモデルとなる、一つの帝国の建国によって、人類社会全体に革命がもたらされてから、千年以上が経過しても、なお。


 二つの種族は、飽くこともなく争いを続けていた。


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