おまけ① 第1章用語解説回
名前の通り用語解説 (できてない)回です。
ほとんど自分の見聞+αなので、そういう系に疎い人や、見聞の違いを気にする人は是非見てください、一応本編に関わることも書いてあります。
《亜人(種、族)》
そもそも人種には、いくつかの種類がある。人族、魔族、妖精族…亜人族も、その1つである。
亜人族は、自然や環境により、人族が変異したり、他の生物とあわさって生まれたとされる。
亜人族にも、いくつかの種類に分けることができ、
人族をベースとした体に動物のような尻尾や耳などが生えていて、人の知能と獣の力を持った《獣人》
耳がするどくとんがっており、人族の何倍も寿命が長く、数百年も美貌の続く《エルフ》
人族に比べて身長が低く子供のようだが、強い力と、その力を持っているとはおもえないほどの器用さを持つ《ドワーフ》
などがいる。
《魔族》
人種の1つであり、古くから人族と対立関係にあった種族。
亜人族とは違い、魔族は「魔神」と呼ばれるものが遠い昔に、動物に魔力を加えて突然変異させて魔物を作ったように、人族を無理矢理変異させてできた種族といわれている。
魔族も人族同様に、体や体質に変化があるが、どの魔族も魔力の水準は人族より高い。
《魔法》
魔法には、攻撃魔法、回復魔法、補助魔法、弱体・妨害魔法など、様々なくくりがある。
魔法には属性があるものとないものがあり、例えば攻
撃魔法では、大きく、四大元素の火・水・風・土と、水の派生の氷、風の派生の雷、それらとは外れた光・闇の8つの属性がある。
魔法を使うためには、魔力と魔法の適正の2つが必要である。獣人族には、生まれつきそのどちらもない場合が多い。
《加護》(5話の話をより詳しく)
加護は大きく3種類ある。
ほぼ1つのことに対する加護の『基本加護』
基本加護の効果を組み合わせたような『複合加護』
加護レベルの存在しない『特殊加護』
基本加護は、ルミナの護衛者の加護がそれにあたる。
平均レベルは大体3くらいで、レベルが1つ違うだけでその効果は大きくかわる。レベル5以上は珍しい。
複合加護は、ルミナの使用人の加護がそれにあたる。
使用人の加護は、裁縫、調理、掃除から来客の対応などの基本加護が合わさったようになっている。そのためレベル1つ分の効果の差は基本加護より小さい。
レベル10の複合加護は、組み合わさっているような基本加護のそれぞれレベル5分の働きができるといわれている。
特殊加護は、レオの獣王の加護と獣神の加護がそれにあたる。レベルによる差はない分、その加護を持つ効果は絶大である。
今のところ、加護のレベルは与えられてからかわることはないらしい。
《亜人族の住む区域を覆う結界》
遠い昔、数千年前から、人族と魔族の争いは続いている(争ってない平和なときもあった)。
そして、その数千年前では、亜人族は人間族側として肩を並べて戦っていた。
その時は、人間や魔族でも魔法を使える者はそこまでいなく、よって身体能力の総じて高い亜人族は大きく活躍していた。
しかし、段々と魔法は進化していき、魔法を使える者が大幅に増え、亜人族が活躍することはなくなっていった。
そうすることで段々亜人族の立場は落ちていき、このままだと、亜人族は人族の下で奴隷のように働かせられるというところまでいった。
そこで立ち上がったのが、「獣神」ヴェイン・ストラビアである。
彼は亜人族を集め、大きな森まで人族と戦いながら他の亜人族を逃した。
そしてある人族から盗み出した、結界の魔術の儀式を行い、そこに、亜人族のための国を作った。
最初の生け贄は、ヴェインの妹であった。
そうして、亜人族の結界は、この数千年間ずっと、張り替えながらも維持されてきた。
多くの亜人種は結界の中で暮らしているが、逃げ遅れたものや、わざと残るなどして、結界の外で暮らしてきた者もいる。