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異世界獣人記 〜亜人の栄光を取り戻せ!〜  作者: ロール
第3章 森林の国と魔眼の姫
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第57頁 捕虜の処遇

テンポが悪すぎる…どうすればええんや

最近書くモチベ下がってきたので新年明けてから投稿サボるかも知れません

「お、思ったより早かったな。」


吾郎達は一度合流した後、見張り台付近の所に戻っていた。


「おう…様子はどうだ?」


「ちらほら目を覚ました人達もいるって感じかな…それで、この人達はどうするの?」


美月は2人が倒した3000近くの人間の状況を説明する。


「それを今から決める…そいつらの返答次第だな。」


「戦ってた時の様子から見て、あんまし期待はできないと思うがな…。」


吾郎の忠告を聞き流しながら、レオは捕らえられている人間達の元へ行く。


「おい…お前らのボスは誰だ?」


「…。」


(…こいつらもダンマリかよ…。まあいい…。)


「お前らにアジトがあるのはわかってる。どうせ

ガキとかを残してるんだろ?」


「!?」


人間達は驚いたような表情をする。


「そいつらに何かされたくなかったら、大人しくいう事を聞いた方がいいんじゃねえのか?」


レオが少し悪い顔をすると、人間達の態度は打って変わって、ボスの場所を答えた。決死の覚悟でここまできたのだろうが、やっぱり子供のことは大切らしい。


「…本当、悪い性格してるよな、お前。」


「そこはいい性格って皮肉を込める所だろ。それだとただディスってるだけなんだが?」


「まあ、事実だからしょうがないよね。」


「あ?」


雑談をしながら、ボスの所まで歩く。 


「…ボスはお前か?」


「…ああ。」


30半ばくらいの男が、レオの質問に頷く。


「…正直、俺らにとって、お前らのことなんてどうでもいい。だからこそ、お前らに生きるチャンスをやろう。」


「…敵の手に掛かるぐらいなら、死んだ方がましだ。」


「アジトに残した奴らも、見殺しにしてでもか?」


「!……。」


「お前らが死ねば、ただでさえきつかった結界の中の生活が、ガキばっかりだとより困難になるはずだ。そんな状況で、お前は自分達のガキを見捨てるような選択をするようなどうしようもねえ奴なのか?」


「……条件は?」


「…簡単な話だ。お前らには、ある所に住んでもらう。」


「ある所…?」


「これから作る、新しい都市だ。一から作る際に、1番苦労するのはそこに人を住ませることだ。人がいる所にはまた人も集まってくるからな。」


「そこで、奴隷として生活しろと?」


「奴隷だと?俺がお前らを養う義理がどこにある。自分で稼いで勝手に生活しろ。幸い、新しい都市を作るとなりゃ、仕事なんて幾らでもあるしな。」


「…どうせ、他に選択肢などないのだろう?」


「…これでも十分譲歩してるつもりなんだがな。」


「…わかった。…復讐しようとしていた我々を生かしてくれること…感謝する。」


「ああ…だが…もし誰か1人でも裏切ろうとする素振りを見せたら、その時はガキ諸共皆殺しにするからな。全員にそう伝えておけ。」


レオはそう言い残してその場を去った。


「なんだかんだいいながら…やっぱり優しいよな、お前。」


「使えそうな奴は使う…そんだけだ。」


「お、でた、ツンデレオ。」


「誰がツンデレだ。てか変なあだ名付けんな。」


「…それで、この後どうするんだ?ツンデレオ。」


「ブッ飛ばすぞお前…。今日の予定は終わりだ。明日またやる事あるがな。」


「そっか…長い1日だったね、レオ、くまやん。」


「そうだな…おつ。ルミナもミアも、よくやってくれた。」


「…にいや、まだご褒美貰ってない。」


「そうだな…何をお望みで?お姫様。」


「…それじゃあ…。」


こうして、国一つ滅ぶかも知れなかった事件を、レオ達はほとんど被害も出さず解決したのだった…。


ここ皆殺しでも良かったかなあ…ちょっと甘い気もする。序盤だからっていうのもあるけど、身内が脅かされない限りは生かす価値が有れば生かすみたいなキャラにしようかなと思ってるんよな…そういって後に理不尽に殺すかもしれない(特大フラグ)。

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