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第30頁 もう1人②

うわあまた投稿忘れだ何回やるんだろう自分…学習しないな

もっと早めに予約投稿しておくことを今心に誓います

レオ達が尾行しながら話をしている間、吾郎は集落の人達から情報を集め、美月らしき人物がいると思われる奥の森へと入っていた。


(森という割には、それっぽい道がちゃんとあるんだな…)


少し緊張しながら、森の奥へと進んでいく。すると、奥に水のようなものが見える。


(泉ってやつか…?)


確かめようと、吾郎は近づいてみる。


(すげえ、こんな森のど真ん中に…!)


泉はかなり大きく、吾郎は辺りを見渡そうとする。そして、


「あ…」


見渡した先に、同い年くらいの兎人族の少女が座っていた。


「…!?」


吾郎の声に反応して、少女も吾郎の方を向いて目が合う。すると、少女は何かに気付いたように、涙目になりながら、吾郎に近づいてくる。


「…美月…なのか?」


「!!」


吾郎の発言をきっかけに、少女は涙を流しながら、飛ぶように吾郎に急接近し、そのまま抱きつく。


「吾郎…!吾郎…!会いたかったよお…!」


「ああ、俺もだ。会えてよかった。」


____________


「…どうだ?落ち着いたか?」


「うん…ありがとう。」


2人は肩を並べて一緒に座っている。


「…にしても、よくここまで探しにこれたよね。私がここにいることわかってたの?」


「ああ、美月らしき人物がこの辺にいるって、レオに教えてもらった。」


「レオに!?ってことはレオとはもう合流してるんだね。レオとも早く会いたいなあ…でも、先に会えたのがくまやんで良かったな…」


「ん?俺が先だと何かいいことがあるのか?」


「うん…でも何かは教えない。」


「…? そういえば、お前の方こそ俺が話しかける前に俺だって気付いてた様子だったが…何でわかったんだ?」


「何でって…本当にそんな気がしただけだよ。目があった時、すぐに確信した。」


「それはすげえな…俺とレオがあった時なんて拳合わせるまでお互い気づかなかったぞ?」


「あはは…めっちゃ想像できる。」


「ちなみにレオってなんだったと思う?お前も一度は見たことあると思うが…」


「え…わかんない。」


「王様だよ、レオンハルト・ストラビア。」


「ぇ…え!?本当に!?全然気づかなかった…」


「はは、やっぱりお前もわかってなかったじゃねーか」


約15年ぶりに、2人で仲良く笑い合っている。他愛ない会話でも、2人にとっては幸せなひと時だ。


「さて、あいつの所にいくために準備しないとな。手伝うぞ。」


「うん。ありがとう。」


そういって、2人は集落へ戻り、泉には尾行していたレオ達だけが残っていた。


「…わかったか?尾行した理由」


ミアは首を振る。


「すいません、私もよく…。」


ルミナも申し訳なさそうにいう。


「まあ、俺の私情もあるしわかりにくかったか…。じゃあ説明するとだな、あの二人は両想いにもかかわらず、お互いが片想いだと思っているから、恋が進まねえ…てか、正直鈍感で不器用なくまやんが悪いのであって、うさみみはそこそこアピールしてるんだけどな…まあ、それが見てて面白いんだよ。俺は特に2人と親友だから、尚更な。」


「なるほど…少しわかる気がします。お二人の気持ちも…」


ルミナは納得の表情だが、ミアは首を傾げていた。


「まあ、ミアもそのうちわかる時がくる。それじゃあ、バレる前にさっさと戻るぞ。」






























やっと転生組がこれで全員登場しましたね。時間かかったなあ…

実は美月はもっと後に敵として登場させようか迷いましたが、これ以上遅いのはまずいなど色々と考えた結果こんな感じに落ち着きました。

私は恋人いない歴=年齢なので、恋とかに関して他の人と感性がずれているかもしれませんが、そこも個性としてこの作品を見てくださると幸いです。

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