第21.5頁 ルミナの休日③
投稿するの遅れてしまいました申し訳ない。
来週からはちゃんと0時に投稿できるように心がけます。
皆さんどうも、カディアです。
私達は今、お店で昼食をとっているのですが…
「んんー!おいしい…えっと…。」
「この料理、この具材とこの調味料を使ってますね、このままよりも、調味料の割合を少し変えた方がレオ様のお口にあうのかも…いえ、そもそもレオ様に出すのならこの調味料よりもこちらの方が、いえ、この調味料を使うなら具材も変えた方がより食感と味が噛み合うのでは…いえ、それならまず調理法を…。」
「あの…ルミナさん?」
「…はっ。す、すいません。つい…。」
「そんなにお仕事大変なんですか?」
「いえ、そういうわけでは…ただ…。」
「ただ?」
「私は、レオ様の為になることが、一番大切で、一番嬉しくて、一番誇りに思っているんです。だから、レオ様のお役に立てるのなら、なんでもやりたいですし、妥協もしたくありません。勿論、ミア様にも喜んでもらいたいです。」
正直、レオンハルト殿下に関してあまりいい噂を聞きませんが、きっと、身近にいる人から見れば、その魅力がわかるのかもしれません。それにしても、レオンハルト殿下に比べてミアクリーナ殿下のついで感が凄いです。あと、レオ様呼びになってるの気づいてないのでしょうか?
「そんなにレオンハルト殿下のことが好きなんですね。」
「はい。大好きです。」
そういった時のルミナさんの笑顔が、今までよりも眩しく感じます。
「あまり仕事場でレオンハルト殿下のいい噂を聞かないんですけど…殿下のどこが好きなんですか?」
「全部です。」
「全部って…。」
「はい。顔も、性格も、体も、声も、臭いも…『臭いも!?』」
思わず過剰に反応してしまいました。
「臭いって…もしかして嗅いでるんですか?」
「はい…でも、時々ですよ?」
「いや、頻度の問題じゃないです。」
あれ、ルミナさんって思ったよりやばい人?でも、私も好きな人ができたらこんな風になるのでしょうか…。
「それで、二人はどれくらい進展してるんですか?」
少しニヤニヤしながら聞いてみました。
「何もないですね…。」
「へ?」
「最近は王戦の件もあって色々忙しい時期ですし…。そもそも、私のことを異性として好意的に見てくださっているのかすらわからないんです。」
「そうなんですか…。」
確かに、ルミナさんに対してのレオンハルト殿下は、恋人というよりは親みたいな雰囲気に感じました。
「なら、ルミナさんからアプローチしてみては?」
「それは…少し恥ずかしいです。」
臭いは嗅ぐのになんでそこは恥ずかしいのでしょう…。ますますわかりません。
「そういうカディアさんは、恋愛経験はあるんですか?」
「うっ…。」
手痛いカウンターが飛んできました。
「…ないです。泣きたいくらいなんもないですよぅ!」
「…なんか、申し訳ありません。」
「謝らないでくださいよ!!」
恋バナ…とは言い切れないかも知れませんが、とても楽しい昼食になりました。
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「ふう…お腹一杯です。それじゃあ次は…『おい。』」
「なんです…ひっ!?」
話しかけてきたのは、ものすごくガラの悪そうな男達でした。
「お嬢ちゃん、暇なら俺達と一緒に遊ぼうぜ。」
恋バナっぽい感じで書きたかったんですけど…恋愛どころかロクに恋バナしたこともない作者ではこれが限界でした。まあルミナが普通にレオのことが好きなのが伝わってくだされば大丈夫です