第20.5頁 ルミナの休日②
初めて主観ナレーションで物語を書きます。
多分酷い感じになってますがご了承ください。
皆さん始めまして。ルミナさんの同僚のカディアと申します。
今日はルミナさんとお出掛けをする予定です。
ルミナさんとは、休憩の時に少し話すくらいの仲ですが、どうしてお出掛けすることになったかというと…
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「私、殿下にお仕えさせていただいてから、始めてお休みをいただくのですが…どうやって休日を過ごしたらいいのかいまいちわからなくて…それに、普段女の子がどういった休日を過ごしているのかも興味があるので、私に、休日の過ごし方を教えていただけませんか?」
ルミナさんが私にこんな質問してくれたのは初めてです。少し心の距離が近づけた気がしてとても嬉しかったです。
「休日の過ごし方、ですか。うーん…。」
どういったらいいのかわからなくて困りましたが、
「…そうだ!私と一緒に、休日にお出掛けしませんか?」
と、思い切って誘ってみました。
「休日を、一緒に…いいんですか?」
「勿論です!ルミナさんの休日っていつですか?」
「明日と明後日ですね。」
「あ、明日は私もお休みなので明日行きましょう!」
「わかりました。よろしくお願いしますね。」
ルミナさんは私に笑顔を見せてから仕事に戻りました。ルミナさんの笑顔を、初めてみた気がします。
そして、その後、レオンハルト殿下にあったんですが、
「ルミナと出掛けるらしいな。あいつが何するか心配だから、あったことは全て報告しろ。いいな?」
(貴方はルミナさんのお父さんかなんかですか?そもそもどうして知ってるんだろう…。それよりも…)
「あの、プライバシーとかは…」
「い、い、な?」
「は、はぃ…」
ものすごく怖いオーラと、人を殺すような眼力に、私は逆らうことはできませんでした。
ルミナさんごめんなさい。私は貴方の休日のことをレオンハルト殿下に報告しなければなりません…。
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そんなわけで、今は集合場所の噴水前にいるんですが…
「カディアさん、こんにちは!」
背後から突然声を掛けられてびっくりしました。
「ルミナさん、いつのまに…!?」
しかし、振り返ると、今まで見たことない、満面の笑みのルミナさんがいました。
(あれ…ルミナさんってこんな人でしたっけ?)
普段の完璧でクールな印象のルミナさんのこんな一面を見て、動揺を隠せませんでした。
「ほ、本物…ですよね?」
「あ…すみません。使用人としてあまり表情を出すのは良くないなと思いまして…仕事じゃない時の私を見て、びっくりしましたよね。」
「はい、かなりびっくりしました。それにしても…、」
改めてルミナさんを見ると、出るところはしっかり出てるスタイルに、そこらの美少女顔負けの整った顔立ち、仕事中の凛とした顔つきとは裏腹にとっても可愛らしい笑顔…なんでしょう、何も勝てる気がしません。
(ダメダメ!今日は私がエスコートするんだから!)
そういうことで、気を取りなおして、
「それしゃあまず、お食事でもしましょう!」
私達の休日は、まだ始まったばっかりです。