第12頁 謀略②
投稿ペース早めるっていっちゃったから早く続き書かないといけないんよなぁ…といいながらソシャゲの画面を開いている自分がいる。3日坊主的な感じになりそうです。
「手を組む…といいますと?」わかりきっているが、マクウェルは一応確認する。
「俺と手を組んで、ライネルを罠にはめるんだよ。」
レオはストレートにそういった。
「それはつまり、今まで支持してきた方を裏切れと?」
「そうだが、何か問題でもあるのか?」
「それは…。」
口籠るマクウェルに、レオは追い込むように続ける。
「お前もクソ貴族共と同様に、私利私欲であいつを支持していたなら、断るのもわかるが、そうならそもそもあいつらに楯突いて自分の立場を怪しくするような真似はしないだろう。お前は国のためにあいつを支持している。そしてそいつは、国の王として相応しくない事をしている。なら、断る理由はないんじゃねえのか?」
「…見てたんですか、私が楯突いたのを。」
「直接ではないが、勿論知っている。」
「そうですか…。」マクウェルは少し考えるように言った。
(レオンハルト王子…恐ろしい方だ。なんでも見透かされてるようで気味が悪い。断ったら…このことを知った私は、ただではすまないだろう。だが…)
「質問してもよろしいでしょうか?」
「ああ。勿論だ。」
「どうして、ライネル様を罠にはめようとしているんですか?」
「どうして…か…。」
レオは一瞬、建前を言うか考えたが、意味ないだろうと思い、本音を言うことにした。
「あいつは…妹を無視して、完全に見下したんだ。同じ兄として、それが許せなかった。」
「え…。」理由が思ってた方向と全く違って、マクウェルは呆然とするしかなかった。
「それに…あいつの顔は、何か縛られているような、そんな表情だった。それが気になったってのもある。」
「つまりは…妹様のために?」
「いや違う。俺が気に食わなかっただけだ。」
「…クク。」マクウェルはつい笑ってしまったが、レオは予想していたのか対して反応を示さなかった。
「失礼。私はあなたを誤解していたようです。」
マクウェルはレオンハルトの野望をもっと恐ろしいものだと考えていた。さっきの言葉も嘘ではないとなんとなく思った。そして、答えは決まった。
「わかりました…私で良ければ、協力しましょう。」
「ああ、よろしく頼む。」
こうして、マクウェルはレオに手を貸すこととなった。
「それで、作戦だが…。」
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話が終わった後の部屋には、レオとルミナとミアがいた。
「お疲れ様です。レオ様。」
「ああ。」
ミアはレオに抱っこされながら寝てしまっている。
「あの男…自分の利益の話をしなかったな。」
「そういえば、そうですね。」
「この作戦以外にも…役に立ちそうだな。」レオは少し悪い顔をする。
「ところで、作戦についでだが、さっきいった通り、お前にも色々やってもらう。」
「は、はい…。」ルミナは少し顔を赤らめる。
「ついにこれを、使う時がやってきたな。」
レオはミアを抱っこしている手とは別の手に、水晶のような者を持っていた。
普通こんなこと言うやつなかなか信じれませんよね。それを信じちゃうのが異世界クオリティー。