表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/158

83:サトウに届いたラブレターと某夢魔氏

――翌日、私は思い立った通りにリン大陸に飛んで黄竜の領域で緑竜と遊び、それから白竜のとこであの子のこと……もといなんだっけ……あ、“去りし忘却の子”のことを聞いたりして戻ってきた今。


「へ?佐藤にラブレター?」

「んだよその顔は……」

「いや、うん。意外だなーって。」


ビネガーさんの家に戻って最初に聞いたのは、佐藤が女の人にラブレターを貰ったということだった。


「まぁ、あれはただの女じゃねぇだろうけどな。」


佐藤はそう言って私にラブレターを渡してきたけど……え、見ていいの?

そう思って2回くらい佐藤を見ればもうホント早く見れって感じにこっちを見てた。


人が書いた人宛てラブレターかぁ……

ちょっとだけウキウキしながら手紙を開けばなんというかとても濃厚でした。


ただ、読んでて思ったのがなんとなく確かに普通の女の人が書いた感じじゃないってことだよね。


「私のことまで書いてあるとかなんなの?」

「やっぱおまえのことだよなぁ……」


手紙に書かれてる私のこととは、一緒に暮らしてる女性が~うんぬん的なのがところどころに書いてある。

まぁ、言うならばあんな女よりもー!の方が近いのかな?書き方的に。


でもさ、なーんかホント、変な感じを文字から感じるってあることなのかなぁ?

それをビネガーさんとかに聞いてみれば力が強い人ならばあることもあるそうだ。


「変な女の人に釣られちゃダメだよー?そういうのって大抵我が身の崩壊が伴いそうだし。」

「わーってるって。そもそも……ないな。」


佐藤は手紙をぽいっとゴミ箱に捨てて、晩ごはんの催促をしてきた。

うん、じゃあ今日は普通に豚丼にでもしておこう。



――そしてその日の夜、佐藤は色っぽいお姉さんに迫られる夢をみたらしい。――


「え、じゃあ夢の中でそのお姉さんと青竜みたいなことしたの?」

「おい、その直球で聞くのはやめろ。してねぇけど。」


佐藤が言うには、迫ってはきたらしいけど別に身動きができない訳でもなかったらしく、避けて殴ったらしい。

……ん!?


「っていうか殴ったの!?」

「おう。あれは夢魔とか淫魔とかそう言う系だろ?たぶん」


そういうのって確か、性的な意味で魅了してくるっていうのに……

そっかぁ……佐藤はやっぱり物理なのか……


「そのお姉さん泣いてたりしてね。」

「しらねぇよ……」


なるほど、佐藤のタイプはお姉さん系じゃないのか。

ていうかそういえば佐藤の好みのタイプって聞いたことないや。

……まぁいいけど。


「ね、ね。そのお姉さんって全裸?全裸?」

「何聞いてるんだおまえは……ノーコメントだ。」


ッチ……でも淫魔っていうならどうせバイーンでキュッで、ドーンなんでしょ?

そしてパフパフなんでしょ?どうせ。

そう思いながら自分の身体をつい見下ろすことって、あるよね。

絶壁じゃないけど……壁ではないけど……!


「佐藤はでっかいほうがいいの!?」

「誰もそんなこと言ってねぇだろ!?」


ダメだ、朝からこんな会話……精神衛生上よくない。

朝は適当にのり巻きを作って食べました。

のり巻きってよく考えたら切らないで食べようとしたらちょっとエッチいよね。


そういえば、塩って最近元気ないよなぁ……ホームシックかな?

魅了さえも物理で解くサトウ。

オモチはぺったんじゃないよ!でかくないけどちゃんとあるよ!

(ただし本人は絶望中)

シオ話書きたくなってる図。もう書きそう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ