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69:オモチはアルバイターにレベルアップしました。「解せぬ」

PV1万越えありがとございますー

――和室の真ん中になぜかあるちゃぶ台の上にはのりと酢飯といろんな具材が並ぶ。

まぁ、私がお腹すいたからだけどね!!


「もちづき、これどうしたらいいんだ?」

「えっとね」


のりは2分の1で切ったやつで、クラークさんに手本を見せながら作ったのはごくシンプルな手巻き寿司。

まぁ、その後はそれぞれで自由に食べたけど。


「なんとなくコツわかってきたな。」

「……まさかキムチとタバスコとカレー粉を合わせるとは思わなかったよ……」

「うん?うまいぞ?」


あ、クラークさんって味覚音痴な気がする……

……うん、気にしないでおこうかな……



とりあえずごはんはそんな感じで終わって

のんびりとお茶を飲んでるときだった。


「のぅ、望月よ。また頼んでもいいかの?」

「げ……ていうかアル王、私は国所属じゃないって自分で言ったくせに。」

「国所属じゃないから頼めるものもあるってことじゃよ。」


屁理屈だ……絶対屁理屈だ!!


「聞いてはあげるけどなにさ……」

「なに、そうむずかしいことではない。」


このショタ爺のむずかしくないはあてにならないことをなんとなくリン大陸のことで私は認識している……

そもそも聞かないで逃げるのも癪だし!


「望月はオリーブ双国のことは知っておるな?」

「えーと……たしかこの大陸の斜め下くらいにある2つの島がくっついてる島国だっけ?」

「うむそうじゃ。」


話を要訳すればその双国で今争い事が起こっていて、それゆえにその双国から一部の魔族と呼ばれる種族の人達がここの隣にある元帝国の方に流れてきてるらしい。

そしてそこで元帝国の人達の方が魔族の人達に悪いことをしていて、さらにそこから逃げてきた魔族がこの国まで来ていて、少し人口が増えすぎ状態になっていて国の端の方では少しずつ食糧が得にくくなりつつあるらしい。


「んで?」

「やはり原因をなんとかせぬとそれもどうにもならなくてのぅ」

「さすがに私にケンカの仲裁は無理だよ?」


昔にクラスの人がケンカしててそれを仲裁しようとしたら悪化させた経緯があるんだからね。

そう、アル王に言ったら引かれた。え、ちょ、解せぬ……


「お、おう……それは望んでおらぬから安心するんじゃ……」

「じゃあなにさ」

「お主に頼みたいことは双国での争いの原因を調べてもらいたいだけなんじゃよ。」


原因……ねぇ……

よくみたらクラークさんは落ち着きのなさそうにそわそわしてるけど

もしかして出身地とかなのかな?


「調べてもいいけどなんで毎回私なのさ」

「望月はあまり顔を知られてないからのぅ。」


あぁ、だから自由に動けるってことか。

移動手段としてもスワンさん号とか鳥人間号もあるし……


「そもそも調べるのはあんまり得意じゃないのに……」

「わしが動くと如何せん目立ちすぎてしまうんじゃよ」

「ですよねー」


絶対そういうのって調べるだけで終わらなそうだけど仕方ないかぁ……

多分佐藤達も目立ち過ぎるだろうし。


「アル王、じゃあバイト代ちょうだいね。」

「バイト……わかった。よかろう」


ていうか言わなかったらまたタダ働きさせられてたのか。このやろ。

そんなこんなで私は、唐突にオリーブ双国に調べ物をしに行かなきゃならなかったという……

とりあえず国のことはカルーアさんに教えてもらうかなぁ

てことで進展しんてん。

オリーブ双国は魔族と半獣のふるさと。

カーデンもカルーアも双国出身です。

そして忘れた頃にスワンさん号。

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