表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/158

64:多分市場後の後処理とお疲れサトウ

その日もアル王は突然だった。


「のぅ、望月や。市場では何か変わったことはなかったかのぅ?」

「……塩とはぐれた。」

「お、おう……」


あれ、アル王が求めてた答えは違うことだったのかな……

それ以外のことと言えば……あのテントの隙間にいたあの子のことだけど……

別に、いいよね……?


ふと、アル王の視線は私が羽織っているものに向かっていた。


「望月、それは市場で買ったのかい?」

「うん。交渉練習しようと思ったけどできなかったけどねぇ」

「ほぅ……ずいぶんといい買い物をしたようじゃのぅ。」

「え、そうなの?あんまり値引きできなかったけど……」


アル王はそうじゃないと首を横に振っていた。


「そのローブにはなかなかよい効果がついておるんじゃよ。」

「効果?」

「そうじゃ。」


アル王が言うにはこのローブには【魅了耐性】と【操作拒否】という効果が付いてるらしい。

よくわかんないけどあのおじさんがつけたならすごい人ってことなのかな?


「……そのおかげであやつに触れられることがなかったようじゃの……」


そんなことを考えてたから、私はアル王の呟きを聞き流していた……



「それでアル王は何しに来たの?」

「そういえば佐藤殿はおらんのかね?」

「佐藤なら騎士団の方行ってるよ」

「そうか。なら指導の方を入れたから買う者はおらんかったと伝えておいてもらえるかのぅ?」

「ん?わかった。」


結局佐藤がいってた一番奥には何があったんだろ……

アル王もそれだけ言って帰って行ったけど……ていうか何しに来たんだろ、あの王様は。


その後、帰ってきた佐藤にアル王の伝言を伝えてやればため息をついていた。

なんでも、指導した結果、騎士団の方でひとつひとつ確認する作業をする羽目になったらしい。


「ていうか何を指導させたのさ」

「おまえは知らんくていいんだよ……望月、今日の飯うどんにしてくれ……」

「わかった。月見?力?」

「あー……月見。」


佐藤ってさ、小さいときから嫌なこととかあるとうどんなんだよねぇ……

おばさんもよく言ってたし。

あれ、でもそのときは力うどんって言ってた気がするけど……まぁ、いいか。


その日、私は頼まれた通りに晩ごはんを月見うどんにした。

ついでにデザートはある意味一番よく出してる気がする抹茶プリンです。


「モチヅキ、このうどんというのは何故つきみうどんというんだ?」

「卵の黄身が月みたいだからだったはず」


黄身をうどんに絡めるの結構好きなんだよね。

あ、今度はカレーうどんとかもいいかもしれないな。


「ごちそーさん……」

「……佐藤そんなに疲れたの?」

「まぁな……精神的にだりぃ……」


例の指導物っていうのはそんなにやばいものだったのか……

何にせよ私は見なくてよかったって考えればいいのかな?


なお、別の日に私はいつものリビングみたいなとこに落ちてた変なおもちゃみたいなものを見つけたけど……なんとなく、嫌な感じがしたから触らなかったのは言うまでもない。

この世界の大人の玩具はとても厄介な魔法効果を持ってますってだけ。

佐藤がちからうどんを食べてたのはある意味彼のテレ隠し……なのかもしれない。(餅を食う意味で)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ