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60:市場1日目。

――市場1日目……――


市場が開かれる当日が来て私は佐藤を連れてさっそく向かうことにした。

ほら、何事も善は急げっていうし。


市場の会場に向かうほど人が増え、熱気が増していて

それだけでなんとなく楽しみになってきたというか……


「ホント、わかりやすいよな。おまえって」

「うっさいやい。スリとか気をつけないとね。」

「そうだなぁ……」


確か今日は物理職用の武防具系と玩具系って言ってたっけ……

物理職のあれは私にあんまり関係ないけど玩具ってどういうのがあるんだろ?

むしろ私の場合はそっちが目的のメイン……じゃない!一応調査だった


「でもさ、確認調査って結局何すればいいんだろうね?」

「さぁ?」


まぁ、とりあえず見て回ればいいんだよね。きっと。

そんなことを考えてたらいつの間にか市場が開かれてるとこについていた。



広場の中に並ぶいくつものテントみたいなもの。

そのひとつひとつがお店になっている……って当たり前だけどさ。


「こっちが武防具かぁ……」

「みたいだな。」


テントの中に並ぶ剣とか鎧とかまぁ、いろいろと確かに物理職用だなと思える品々が並んでいた。

あ、これ刀だ。


「値札ってないんだね。」

「あー確かに。」


しかし、これってウィンドウショッピングっていうよりもバザーの方のような気がする。

まぁ、それはなんでもいいけど。


「なんかピンと来るのでもあった?佐藤」

「いんや。今持ってるんで十分だしなぁ……もう玩具の方見てみるか?」

「そーだねぇ」


そんなことを話しながら並んでるものに目を向ければ銃とかもあった。

……ん?物理?あ、物理か。



で、移動して玩具が並ぶとこに来て……アル王がホントに私達の世界にいたんだと理解した。

ていうか世界っていうか日本に来てたのか……


「将棋に花札にかるた……なんでこの流れでトランプがないんだ……」

「まだなかったときとかなのか、触れる機会がなかったのか……お、望月これ懐かしくね?」

「うわ、ジェンガ!……ってだからなんでトランプがないの!?」


アル王が謎だ……

まぁ、でもおもちゃの方の意味の玩具でよかった。

大人が使うあれなおもちゃとかあったらどうしようかと思ったよ。ホント


――当然ながら私は知らない。テントの列の一番奥の方にそういう意味の玩具もあったことを……――


せっかく必要経費を貰ったから何か買おうということになったけど……


「だいたい作れるんだけどなぁ……」

「まぁそういうもんじゃねぇだろ。……ん?これはパズルか?」

「へぇ、立体パズルだ。……佐藤これ買っていい?」

「おー。どうせあのショタの金だしな。」


私達が見つけたのは木で出来た崩してく方の立体パズルだった。

形は真四角で、仕掛け箱にも似てる気がしたけど。


「おじさんこれください。」

「はい、銀2枚と銅1枚だよ。」


確か……私達のとこで言えば2100円くらい?

ちょっと高い気がするけどまぁいいか。


そう思ってお財布からお金を出そうとしたら佐藤に止められた。


「これっておっさんが作ったやつか?」

「いいや?」

「だろうな。……銀1の銅3」

「銀2」

「銀1銅4」

「わかったわかった。銀1枚銅5枚にしてやるって」

「望月、金だして。」

「あ、うん。」

「まいどあり」


なんで佐藤が急にお店のおじさんに値段交渉したのか聞いてみれば

市場ではもともとそういうものらしい。

むしろ交渉なしで言い値のまま買えば獲物として狙われるとのことだった。

知らなかった……


まぁ、このパズルは面白そうだからいいけどさ……


「もう帰るかぁ……めぼしいものもねぇし」

「そうだねぇ……戻ったらトランプやろ。」

「おー……」


そんなこんなで私の市場体験1日目はあっさりと終了した。

後日アル王からはわかってたと言われたけどさ。

私をなんだと思ってるんだ。あのショタ爺は……ホント解せぬ……

こういうお店を長く見てれない派です。(ただし本屋は除く)

ただ、もしオモチが全部のお店を見て回ったら大人用の玩具にも遭遇してたと考えると……どうなるんだ、あの子は

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