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55:大陸探索おわり!

いつもよりちょっとだけ長め。

翌日、よく眠れた私は前日の残りで作ってた漬けを確認して、米を力で作って酢飯にした。

そして朝ごはんが完成した頃、佐藤が起きてきて……


「佐藤徹夜した?」

「寝れんかった……」


佐藤が言うには久しぶりの山登りが楽しみ過ぎて寝れなかったらしい。

わ、私はちょっと寝れなかっただけだからセーフだし……っ


「漬け丼出来てるけど食べる?」

「おー食う。」


佐藤はあくびをしながらテーブルの上に置いてた漬け丼を持っていったけど……

箸ないけどどうやって食べる気なんだろ……?



ごはんも食べ終わって、私はせっせと山登りの準備をしていた。

リュックに必要そうなものを入れて、しっかりと上着を着て、靴も登山靴にして


「よし、完璧!」

「すげぇ揃えたな……」

「あ、佐藤もう眠気大丈夫なの?」

「まぁ、飯食ったあとシャワー浴びたからなんとかな。」


佐藤も準備万端らしいからすぐに白竜のとこに飛ぶことにした。

にしてもどんな山になるんだろ……



黒竜の領域に到着して数分、すっかり見慣れたいつもの人化をして白竜もきた。


『それじゃあ行きましょうか。お嬢さん』

「うん。よろしくお願いしまーす」


白竜に案内されて登山出来る場所に来たけど……

はっきり言えばその白竜曰く登れる場所は壁ではないけどなかなかきつそうな感じの場所だった。


「予想以上だった……」

「望月、ロープ持ってきてんだろ?」

「え、あ、うん。」

「貸せ。」


そういうから佐藤にロープを渡すと佐藤は軽々登って行って、ちょうどいいとこに止まり、ロープをその辺に括り付けた。

ていうか括り付けれるの!?


「これでおまえも登りやすいだろ?」

「あ、ありがと。」


垂らされたロープを軽く引いて強度を確認して。

私も大人しく登ることにした。

……ていうか、ロープあると登りやすいな!?


それから、私達もとい私は佐藤が付けてくれたロープを使って順調に登ることができた。

白竜が言うにはそこまでこの山は高くないらしいけど……白竜基準だからなぁ……


「望月、そろそろ1回休憩するぞ」

「あ、もうそんなに経つ?」


そういえばだいぶ登ってきたもんね。

ふとあたりの景色を見ればすでに黒竜の森は下の方だし、なんとなくオアシスが見える気がする

ていうかぼんやりと砂漠の中に木が立ってる感じがあるからあれだろうな


お弁当として用意したのはなんてことのないおにぎり達。

手っ取り早く食べれるって大事だもん。


「つーか白竜、頂上まであとどんくらいなんだ?」

『そうねぇ……あとそんなにもないと思うわ?』

「夕方前につけたらいいや……」


よく考えれば私があのショタ爺に頼まれたのはこの大陸の探索で、この山が最後の探索地なんだから

もう少しゆっくり探索すればよかったかなぁ……


「白竜さん、多分ここの探索終わったらしばらくこないと思う」

『そういえばここを調べるようアル王に言われたって言ってたものね……寂しくなるわね……』

「でも飛んでこれるからまた来るよ!」

『楽しみにしてるわ』


うぅ……気付かなきゃよかったことってあるよね……

せっかく竜達と知り合いになれたのに……


「望月、なんもおまえはあの国の所属ってわけじゃねぇんだから気にしなくていいんじゃね?」

「……あ、そっか。」


確かにアル王に頼まれてここに来たけど私は別にビネガーさんに召喚されただけであの国の所属じゃないんだった。

すっかり忘れてた。

じゃあ気にしなくていいか!


「うん、やる気でた。行くぞ!佐藤!!」

「はいはい。」


やる気が戻った私は佐藤を連れてせっせと登山を再開したけど

その様子を見ていた白竜が意味深に笑みを浮かべていたことに私は気付かなかった……


『ふぅん……そういうことなのね……』


――白竜も女性だからそういうのに敏感なのだと、後日彼女自身から聞いたのは敢えてここに追記しておく。



「うわぁ!!すごいいい景色!!」

「おー……あっちがアミノ大陸か……」


山頂は他に遮るものがないから視界良好、抜群の景色だった。

にしても……ホントにこの世界は大陸が2つしかないんだなぁ……


「ふんふん。あっちが黄竜ちゃんの領域で……」


景色をメモして、探索したときのこともメモして……

いろいろと書きこんでるうちにあたりはすっかり暗くなっていた。


『まだこちらにいたのか、人の子らよ』

「あれ、黒竜さんだ。」


そういえば思い出したけど黒竜って暗くなったら大陸中が視界の範囲なんだっけ

だから来たのかな?

そう思ったことを聞いてみれば黒竜はあっさりと頷いていた。


『あぁ、いつも夕暮れにはあちらに戻っていたようなのにまだ居たから様子を見に、な。』

『黒竜、あの子はどうです?』

『うむ、まだ狩りをやれてるとは言えないがなかなか筋はいいだろう。』


これが夫婦の会話か……会話、なのか?


「さすがに帰るよ。ちょっとメモするのに夢中になりすぎた……」

「ようやくか……」

「ごめんて。」

『遊びに来た時はいつでも顔を見せてね?』

「うん。じゃあね、白竜さん、黒竜さん。」


挨拶もそこそこに私は佐藤を連れてビネガーさんの家に戻った。

にしても明日はさすがにアル王に探索の結果報告しなきゃいけないのかなぁ?

めんどくさいなぁ……


「佐藤、明日お城ついてきて」

「めんどくさいだけだろおまえ……」


否定はしないよ。あのショタ爺面倒ごと持ってきそうなんだもん。

ぶっちゃけよう、前半部分はうとうとしながら書いてたから何を書いてるのかわからなくなってるよ!(修正してるかもだけど)

てことでタイトル通り大陸の探索は一応終わりです。

果たしてオモチの中のサトウ株はどのくらいあがったのか……いや、あがるのか?

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